株の単価を考えるとき、1株あたりの単価だけではなく、売買単位(単元株式数)も同時に考える必要があります。
例えば、ヤフー(株)は1株あたり31,250円で売買単位が1株なので、31,250円で買えます。
一方、トヨタ自動車(株)は1株あたり4,165円とヤフーより安いですが、売買単位が100株なので、416,500円ないと買えません。(ミニ株を使えば1/10の値段で買えるという裏技もありますが...)
1単位買うための金額が低ければ参加する個人投資家(浮動株主)も多く、値動きも大きくなる場合があります。
逆に、1単位買うための金額が高すぎると、資金力の足りない個人が参加しにくくなります。同時に、企業等の大株主が安定的に株を持っていて、値動きが小さくなる場合があります。また参加者が少ないということは、適正な評価を受けにくいということも考えられます。これを嫌って、個人投資家の参加を促すために、単元株式数の変更や株式分割をする会社もあります。
もちろん個別の銘柄によって事情は千差万別ですから、1株あたりの単価や売買単位だけで 値動きの大きさが規定されるわけではありません。あくまで単なる傾向です。