私は、弱者を助けたい、自分の正義を実現したい、金と地位がほしいとは思っていません。
金と地位がほしいなら起業します。
弁護士は弱者だけを助ける仕事ではありません。
正義か不正義かを決めるのは弁護士ではなく国と裁判官です。
弁護士の仕事はクライアントの要求に対して法律を駆使して弁護をし、有利な方向に導くことです。
弁護士は弱者や正義など語ってはいけないのです。
それは世間やメディア、自分の凝り固まったどうしようもない先入観でしかないのです。
間違った善意は悪意より始末が悪いのです。
いくら世間一般で悪質と言われようと裁判で判決が下されるまではなにが正義か、善か悪かなんて決まらないのです。
ゆえに弁護士はどんな内容だろうが全力でクライアントを有利な方向に導かなければならないのです。
言ってみれば、正義なのか不正義なのか、クライアントを生かすも殺すも弁護士の腕次第と言えるのかもしれません。
私が弁護士になりたい動機はこのような仕事がしたいからです。
間違って解釈しているのかもしれませんので詳しい方に回答してもらえると幸いです
その考え方で行くと、ひょっとしたら、将来、ぶつかる事があるかも知れないですね。
今思いつくのは2つ。そしてこれはよくある題材です。ネットでも、ネットが発生する前からもよく論議されている事です。
クライアントの為っていうのが、あなたの目から見た「クライアントの為」なのか、それとも(あなたの目から見て明らかに間違っていようとも)クライアント自身が望む「クライアントの為」なのか。例えば、自分の罪を償いたいからなるべく重い罪にしてくれ、と懇願された場合。
あと(実際にあった事ですが)死刑求刑をされた極悪犯を、弁護士の尽力で回避したところ、出所したその日に殺人、なんてパターンについてはどう考えますか?
出所したら高確率で殺人を犯すような極悪犯を、貴方がベストを尽くしたから死刑にならずに出所させるという時(例えば無能な弁護士だったらまず間違いなく死刑になっていたのに、下手にベストを尽くしたから人が死んだというケース)、貴方はそれに対して明確な答えを持っていますか?