速度が速い物というのは難しいですし、速度以外の要素も重要ですよ。
グラフィックの性能、節電性能、通信性能、安さなども重要です。
節電のためにクロックを下げて性能を下げて使われたりします。
まず多くのCPUはARM社が設計したベースを元に作られます。
そのベースからどれだけ改造するかという違いもあります。
Cortex-A53/Cortex-A57は64bitサーバー用です。
(2013年末から2014年に登場する見込み、
いつかタブレットなどでも採用がでるかもしれませんが今は関係ないです。)
Cortex-A9がよく使われている物で
Cortex-A15がこれからの物です。
Qualcomm Snapdragon 200/400/600/800は独自の面が多いです。
Snapdragon 600が携帯に使われます。
(GALAXY S4, Optimus G Pro L-04E, ARROWS A 202Fなど)
(ちなみにGALAXY S4はSnapdragonの物とかExynos 5の物とか複数のモデルがある)
Cortex-A9は800MHz~2GHz 2.5 DMIPS/MHz
Cortex-A15は1GHz~2.5GHz 3.5 DMIPS/MHz
DMIPSはDhrystone MIPS
2012/10/17時点でクアルコムのAndroid市場シェアは7割だそうですので
Qualcommの牙城にNVIDIA Tegra 3が健闘しているという状態でしょう。
2012/03/09時点でOMAPは、iPad以外のタブレット端末市場において35%のシェアを獲得した。そうです。
CPU性能が高いNVIDIA Tegra 3はあまり売れてないのでしょう。
APPLE は独自CPU Axです。Exynosもサムソンだけで使われている
のでしょう。
NVIDIA Tegra 3とApple A6は
A6がARMv7の2コアの改良版で
Tegra 3はCortex-A9の4コアですので圧倒的にNVIDIA Tegra 3の勝ちですが
Apple売れています。またAppleはグラフィックの方に力を入れています。
NVIDIA Tegra 3とSnapdragonは
NVIDIA Tegra 3は通信機能が弱いので採用が進まないのだと思います。
NVIDIAはCortex-A15のTegra 4だけでなく
Cortex-A9の改造版+LTEモデムの物も出します。
CPU性能だけで無く周辺の性能が大事だという証明になるのでは?
他に重要そうな機能はNVIDIAの採用している4+1
高速動作時には高性能の4CPUを動かし
低速時は低消費電力の1CPUを動かすという物があります。
サムソンのExynosの4+4は(4+1でなく低消費電力CPUも4つ用意したのは
その方がソフトの対応が楽とか高性能という意味なのでしょう。
自社のマシンで使うのでシリコンを消費しても楽な方が得なのでしょう。
>ARMアーキテクチャ
http://ja.wikipedia.org/wiki/ARM%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%82%AD%E3%83%86%E3%82%AF%E3%83%81%E3%83%A3
>ARMが次期CPUコア「Cortex-A57」と「Cortex-A53」を発表
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/kaigai/20121031_569691.html
>Snapdragon
http://ja.wikipedia.org/wiki/Snapdragon
>NVIDIA Tegra
http://ja.wikipedia.org/wiki/NVIDIA_Tegra
>Apple A6
http://ja.wikipedia.org/wiki/Apple_A6
>Dhrystone
http://ja.wikipedia.org/wiki/Dhrystone
基本は
Cortex-A9は800MHz~2GHz 2.5 DMIPS/MHz
Cortex-A15は1GHz~2.5GHz 3.5 DMIPS/MHz
でSnapdragon/Tegra/OMAPが競合で
Apple Ax/サムソン Exynosがあるという状態でしょう。