逆に、「生(なま)」だと、摂取し過ぎる栄養素があれば、火を通した方がいいと思ったりもします。 なぜなら、コレステロールの話ですが、卵は一日に何個も食べるとコレステロールがたまりすぎると言う話、随分と昔に聞きました。火を通しても減らないのかもしれませんが。
コレステロールに関しては加熱は関係ないはずです。ただ、まれに鶏や卵が細菌に感染している場合があり、生で食べない方が安全です。(加熱すれば、その菌に関しては問題ありません)熱で壊れやすいのはビタミン類で、卵はあまり無いと思いましたけど?
加熱する場合と生の場合ですが、タンパク質は加熱すると固くなりますね。固くなればなるほど消化しにくくなります。液相に近いほど消化には良い。タンパク質は胃腸でアミノ酸に分解されなければ吸収されませんが、分解する過程でより多くの酵素と時間が必要になります。その分はエネルギーも使うし内臓の負担も増える。卵のずるずるした状態は、少しだけ酵素が加われば分解されてアミノ酸になる状態です。遊離アミノ酸も多く含み、消化吸収しやすい。栄養の面から見れば生卵のまま食べるのが最善です。ただし、卵の内部は細菌の繁殖にも適した状態です。内部では細菌やウィルスが繁殖しやすい。細菌の栄養に適した形のアミノ酸や有機塩類が豊富に凝縮されている状態だからです。産卵場の衛生状態が悪いと、つまりすし詰めのケージで安価な大量生産の卵だと、雑菌の繁殖も早くなるでしょう。状態の比較的悪い卵でも十分に加熱すれば下痢腹は避けることができます。まあ、腐ってなければ・・程度問題ですが・・。
なまたまご、早く食べた方がいいですね。スーパーでは、特に冷たいコーナーに置いている、そういうわけではないですね(なんでかな)。客側は購入してきたら、すぐ冷蔵庫に移してます。
健康な卵なら生体膜が防御していますからそれほど早くは腐りません。本来は有精卵で抱卵するのが前提ですから。上手く品種改良して無精卵にしているだけ。しかし、安売りの卵だと足が速いのは確かです。昔は鶏糞が付着している卵も多かった。放し飼いの鶏の卵だと1週間くらいは生でも大丈夫のようです。お値段が倍近いけど。
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