私は中国人です、26歳、情報科学専攻の修士(computer science)です。本国の大学から卒業した後で大学に就職しました。仕事はサーバ、コンピュータ相関のメンテナンス、ソフト会社との交渉です。中学の時、日本の文化を接触して好きになります。日本で働きたいという夢を忘れられないので、進路を探しています。
二つの道に悩んでいるので、もしよろしければ、ご助言お願い致します。
一つは留学。すでにManhattan collegeからofferをもらえました。同じく情報科学専攻の修士課程(computer engineer)です。卒業後、アメリカ留学の経歴で新卒として日本で就職活動をしたいと考えています。
同時に東京のトランスコスモスに入職する機会があります。従兄が紹介してくれて、この会社についでいろいろ聞きました。そんなにいいところではありませんが、第一歩としてそこに職歴を積んで、二年後転職することを考えています。
あの時、29歳の私にとって、もしより良い会社に入りたいと、どちらがもっと有利ですか、ご教示いただきたいです。
日本語はまだまだですから、何か失礼なところがありましたら、どうかお許しください。
>トランスコスモスに入職する機会があります。
トランスコスモスって、ITブラック四天王として有名な会社では。(最悪の企業という意味です。)
Manhattan collegeについては知りませんが、日本のIT技術者なら、100%
「Manhattan collegeに留学 → 米国IT企業に就職」
をお勧めすると思います。
>中学の時、日本の文化を接触して好きになります。日本で働きたいという夢を忘れられないので、進路を探しています。
「中学の時に、日本の文化に触れて好きになりました。今でも日本で働きたいという夢を忘れられないので、そのような進路を探しています。」かな。
日本なんてたまに旅行に来るくらいで十分。
そんなに日本が好きなら、シリコンバレーで仕事して、バカンスで日本にくればいいじゃないですか。
日本は旅行者天国だけど労働者地獄でもあるんですよ。
選択肢2つの中では、留学がお勧めです。
日本の場合、1つの会社に3年居られない人は、信用を得ることが出来ません。(お金を借り難かったり、再就職の機会が得にくかったり。)
日本文化は、外部から楽しんで、生活は別の国でしたほうが、30歳過ぎて技術者として生きる場合は、お勧めです。
私はIT分野の知識がありませんが、その分、利害もありませんので、客観的かもしれません。
もし明日になっても知識のある人が訪れなかったときのためのコメントを書いておきます。
トランスコスモスについて
http://yukan-news.ameba.jp/20130809-208/ こちらには今年の8月にかかれた記事があります。
これをよむと、たしかにあまり評判がよくはありません。
ただ、米国のカレッジについてはもともと誰も知識をもってないから良くも悪くも評価が(国内サイトでは)存在しないのではないかとおもいます。
わたしはあなたを存知ません。
日本の文化のどういった部分に魅力を感じられたのか。
大学のシステム管理職で充分留学の資本を得られたのか。
そういった部分がわからないのですが、
現時点ではできれば留学をえらばれたほうがいいように見えます。
中学の時、<桜大戦>といゲームを初めとして、日本のACG文化を接触して好きになりました。四年前から日本の小説、漫画、アニメの翻訳をやってきます。
専門についで自信があります。在学中、国家級賞を取ったことがあります。ただ、英語はぎりぎりセーフです。留学の学費は両親から払って、生活費はバイトで自分が稼ぐつもりです。母さんの妹がそこの永久(green card)を持っていて、就職以外の面倒を見るって言われました。
今の考えは、留学の心配は就職、英語、そして好きでもない環境を慣れるかなということです。相対的、就職の心配は自分の計画がうまく行けるかな(重点はこのブラック企業から一般企業の転職だと思います)
もしよろしければ、ご助言お願い致します。
これも知っておいて欲しいことですが,日本企業においては,コンピューターサイエンスの専門知識がほとんど評価されません.
信じがたいことでしょうが,事実です.
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http://d.hatena.ne.jp/itoyosuke/20071101/1193932945
「学生からは,「コミュニケーション力が必要というのは他の業界も一緒であって,IT業界に固有のものとして,例えば,プログラミングの知識を求めていないのか」という質問も出た.それに対しては,浜口氏,岡本氏ともに,「プログラミングの技術はあった方がいいと思うが,なくても構わない」という回答.もう少し書くと,「プログラミングは入社後にトレーニングすれば問題ない.SIerの業務の中では,いろいろな役割の人が連携して仕事をしている.みんながプログラムを書いている訳ではないので,入社後のトレーニングで適正がないと分かれば,プログラミングをあまり必要としない仕事をやってもらうこともできる」というような回答だった.
僕は,この話を「とりあえず会話ができそうな人をたくさん採用するので,そいつらを鍛えてみて,使えるやつだけ残していくよ」というような意味合いに取ったのだけど,本当のところはどうなのだろう.
ITを専攻している学生達からは,「就職時にITスキルが問われないのだとしたら,大学でやっていることには何の意味があるのか」という質問が出ていたのだけど,明確な回答はなかったと思う.その人たちは,ちょっとショックを受けていたような気がする.
一昔前は「体が丈夫で,従順に働いてくれれば大丈夫だよ」というスタンスで企業は採用を行っていたのかもしれないけど,今の大学生は結構将来のことについて考えていて,社会の構造は分からないなりにも自分のキャリアパスとか思い描いている.採用時にも自分の希望とその会社で描けるキャリアパスを考えて入社すると思うのだけど,学生はとりあえずコミュニケーション能力があればいいというのでは,学生は寄り付かなくなると思う.」
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多くの企業が,昔も今も,公式に,こういう立場をとっています.
あなたが専門スキルを持っていればなおのこと,日本企業には行くべきではないでしょう.
>重点はこのブラック企業から一般企業の転職だと思います
これは「非常に難しい」の一言だと思います.日本人でも難しいですし,29歳という年齢も転職の壁になるでしょう.数年後,次に転職するとしたら,30歳を超えることになります.日本企業では30歳を超えた人間の転職は一般に難しくなります.35歳を超えると絶望的でしょう.まして外国人であるあなたの場合は,選択の幅がずっと狭くなると思います.
中国語と日本語のバイリンガルというスキルを活かすとしても,それができるのはブリッジSEくらいしか思いつきません.必要とされる限りは重宝されますが,もし将来において中国人の人件費が高騰し,中国からインド,ベトナム,フィリピンなど別の国へのオフショア開発に以降したりすれば,その時点で中国とのブリッジSEは不要となるでしょう.そうなった場合に,日本国内で他の仕事に転職するのは,極めて難しいと思います.