今後の社内PCの運用体制について考えています。
会社のシステム環境はアクセス制御できる共有のNASが1台ありますが、リソースが小さく、限定されたファイル共有しかできません。
なので、皆さんは、ローカル環境にデータを保存します。
ですから、PCの故障時に一大事になることがあります。
また、各々のグループ間で共有フォルダを作成して、ファイル共有を行うなどして、
PC故障にに備えている人もいます。
私は、こうしたことが各々別個に行われてるのはあまりよくないことと思っております。
私としては、できれば、アクティブディレクトリーを導入し、全社共有のファイルサーバーなども用意することで、各々のグループに適切な共有リソースを割り当てられるような環境をつくりたいのですが、残念ながらそこまでの予算がありません。
そんな中、Samba4でアクティブディレクトリーと同じことができると耳にしたので、
注目しています。Samba4を利用すればアクティブディレクトリーと同じことができると思っているのですが、コストダウンのためにSamba4をADの代わりに使うのはどうなのでしょうか?ご意見をお聞かせください。
Samba4はADのドメインコントローラ(DC)としてADを管理できます。
ADを導入するかどうかは、端末数が100台以上かどうかがひとつの目安になります。
ADの管理はWorkgroupに比べて煩雑で、部門毎にセグメントを切って、部門毎にファイルサーバ(Linuxでよい)を設置した方がコストが安いでしょう。
100台以上の端末を1台のファイルサーバに集約したいなら、物理サーバを複数設置して分散ファイルシステム(DFS)を構築するのが妥当でしょう。
SambaでもDFSは構築可能ですが、管理画面の使いやすさではWindows Serverの方に分があります。
社内SEがLinuxに十分なスキルがあるならSambaで良いですが、育成コストを考えるとWindows Serverの方が安上がりだということもあり得ます。
Samba 4ではActive Directory(AD)のDCとして、ADドメインを構築できるようになりました。
そのため簡単にAD参加が可能ですが、社内PCが何台くらいの規模かわかりませんが数十台なら夜間自動バックアップなどでクライアントデータをNASにバックアップしたらいかがでしょうか。
ADは管理コストが非常にかかりますので、なるべく簡単に済ませられる方法を選択すべきですよ。