奈良時代を勉強していたら、教科書に
「地方は多くの国に区分されて、その国々には国府と呼ばれる役所がおかれました。」と書いてありました。ここまではまだ話は分かるのですが、
次の「国には都から国司が派遣され、地方の豪族が任命された郡司を指揮して政治を行いました。」というとこが何をいってるのかさっぱりわかりません。簡単にわかり易くざっくりとでいいので、国司と郡司は誰なのかと、この文章の意味を教えてください!
ここは、都。
国司たちが一堂に集められています。
ざわついているのは、これから派遣先の国が発表されるからです。
「静まれ! これから、それぞれが担当する国を申しわたす。国司A、おまえは○○国だ。次、国司B。おまえは△△国。次に、……」
「うへえ、△△国かあ。あんな田舎、ついてねー。良いよなあ、国司F。お前は近くて」
「何言ってるんだ。あそこの豪族たちは、一癖も二癖もあるって、聞いたことがあるだろうよ」
「でも、だれを郡司にするかは、大体、決めてあるんだろう?」
「まあな。豪族の××は、一目置かれてるって言うから、そいつをてなづけてしまえば、とは思ってるけど。おまえは、どうするんだよ」
「あんな田舎の豪族なんて、名前も知らんよ。行ってみてから、第一印象で決めちゃうさ」
――
ここは△△国。
都から派遣されてきた国司Bが、一帯の豪族を集めています。
これから郡司が任命されるのです。
「えー、これから郡司を任命する。□□と▽▽、それに◎◎。お前たちを郡司に任命する」
「ええと、国司B様。郡司というのは、何をすればよろしいので?」
「日ノ本は、帝が治められる。その命に従って、我々が政を行うのだ」
「はあ……」
「当面は、わしの命に従っておれば良い。向き、不向きもあろうから、役割はおいおい決めていけば良かろう」
と言った感じかな。
間違っていたらごめんなさい。
現代にムリヤリ置き換えてみました。
なんとなーく、ノリで……って感じでお願いします。
国=都道府県
郡=都道府県の中にある、各市町村
国司=都道府県の知事っぽい。大抵は都在住者が着任
定期的に別の国に異動(任期制)
出身国や縁のある国でなく、知らない国に行くことが多かった?
国に存在する複数の郡のとりまとめ
郡司=市町村長っぽい。地元で有力企業のお偉いさんが着任
基本的には終身雇用。亡くなると息子とか一族が後任
複数の有力企業があったら、持ち回りで着任
地元事情に詳しいので、地元情報ならまかせて!
会社でも、東京から来た支店長が、地元出身の部下からその地域の情報をもらって色々決めたりとかあると思います。
そういうノリで考えていけばいいのかな……いいのかな……
あくまで、「ナントカ風に考えてみたら」という話なので、このままテストの回答文に書いたりしないで下さいねm(_)m