「資格学校に通う」というのは、「直接通学する」ことを意味するのでしょうか? それとも、「直接通学はしないが、通信講座などを利用する」といったことも含まれるでしょうか?
「合格率等については不明だが、通学可能な学校が他にないからそこに通う」というのと、「通学可能な大手資格学校がないから、大手資格学校の通信講座を利用する」のでは、後者の方が無難だと思います。
また、「直前講習」や「改正点対策講習」などのテーマがはっきりとしている短期講習受講についても、検討したほうがいいかもしれません。
私は、管理業務主任者とマンション管理士の資格試験で「直前講習の通信講座」を利用しました。自分の弱点を意識した状態で「直前講習」を受けると、こんなにも違うのかと思いました。
私は1999年に宅建の資格を取得しました。私の住む地域には資格学校の類はありません。「市民文化センターの一講座として開講される年もある」だけです。(「年もある」というのは、受講希望者が少ないと開講されないことを意味します。)当時、私はその市民文化センターの講座を受講していました。
市民文化センターの講座では、模試や直前講習や改正点対策講習の類は全然ありませんでした。受講生も、「自分が勉強方法を工夫することも必要」という態度ではなく、「先生様のありがたいお話を聴きさえすればいいだろう」的な態度でした。
大手予備校なら、最低でも「模試と改正点対策」は意識させられるのでは……と、私は思います。
その文化センターでは、「試験の点数には影響がほとんどないと思われるが、実務上では役立つ考え方や知識」が、講師から話されることがありました。私にとっては、これらの話は資格取得後有益でした。
私は、できるかぎり多くの資格学校の模試を受けました。模試や本試験の解説も、やはり大手資格学校のもののほうがよくできていました。また、「宅建試験合格後の登録実務講習」対策などもカバーしている学校もあります。
私が受験した当時の日建学院については、「建築系に強い学校」と聞いたことがあります。当時、一般書店で日建学園の出版物を立ち読みしたことがあります。他社の出版物よりも建築関連記述が詳しかったです。「建築関連ではない私には、とっつきにくそうだな」と、当時思いました。