世界の文明は大河の周辺でとか、ギリシャ、ローマ、地中海、ヨーロッパ、インド、中華などを中高生のころに習った記憶が残っているのですが、アフリカで出現した現生人類が世界に広がったのはかなり以前のようです。
http://www.y-history.net/appendix/wh0100-26_0.html
アフリカ大陸(地中海に面しているところ以外)や南北アメリカ大陸、オーストラリア大陸では、3世紀~14世紀のころ、中学・高校の世界史に出て来るような大きな文明、大きな建造物等を作ったところが希なようです。 砂漠地帯、ステップ、強い寒気などが広域を覆うわけではなく、現生人類が人口10万人程度の集団でそれなりの生存と繁栄をする程度の場所はどの大陸にもたくさんありそうなのに、著名なあまり有名な文明がなさそうな大陸があるのはなぜなのか、この疑問にヒントを与えてくれる学問分野や書籍、あるいはwebページを教えてください。
銃・病原菌・鉄〈上巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎
>それなりの生存と繁栄をする程度の場所はどの大陸にもたくさんありそうなのに、著名なあまり有名な文明がなさそうな大陸があるのはなぜなのか。
上記の疑問に対する回答を一言で要約すると、地理的(ユーラシア大陸は東西方向に広い)・動植物的(小麦があり、ウマ等の家畜に恵まれた)ということかと思います。
うろ覚えですが参考になれば。
https://ipsj.ixsq.nii.ac.jp/ej/?action=pages_view_main&active_action=repository_view_main_item_detail&item_id=67034&item_no=1&page_id=13&block_id=8
参考になるかどうかわかりませんが、最古の現生人類遺跡である南アフリカのクラシーズ河口洞窟の写真がこの論文の最後のところに出ています。
文明は、人類が文字を獲得した後の現象と考えるならば、今から6万6000年前に母音を獲得して言語が南アフリカで生まれたのだとしても、それは文明以前ということになるのかもしれません。
樹木を伐採し、砂漠化が進む。
メソポタミアやエジプトが良い例なんだが、現在の砂漠は人間が作り出したって言える。
サハラ砂漠の中に遺跡が点在するのは、遺跡が作られた当時はそこには森林があり、砂漠じゃあなかったから。
ついでに言えば、偏西風の関係で大陸の西側は比較的雨が多いが東側は乾燥しやすい。
ヨーロッパが未だ砂漠化していないのは地理的な要因によるところが大きい。
そのとき、ヨーロッパが興隆期になっていくのはわかるとして、アフリカ大陸の南方方向、アメリカ大陸のヨーロッパや中国と近い緯度にあたる地域も、乾燥地帯や寒冷地帯ばかりではなかったと想像するのです。10万人程度の興隆地域が数カ所と数1000人程度の周辺地域が数十あれば、そのさらに周辺からの物資を集めて、後世にも名が知られる隆盛のクニが、多くの大陸で生まれていてもいいように感じるので、その辺りのことや、そうはならない人文地理的な見方などありましたら、お教えください。