一部分だけ内容を覚えていて、
「僕は持っていたCDを売り払った。本ももう無い。けれど、僕はたくさんの本やCDを持っている。なぜなら、CD店に行けばすべてのCDを聞くことができるし、本屋に行けばすべての本を読むことができるからだ。僕は何も持っていないが、世界中のすべての物を持っている。僕の家は狭い四畳半ではなく、世界全体なのだ」
うろ覚えですが、こんな内容です。
読んだのは10年ほど前に、この部分を引用した別の本が問題集に抜粋されていたからです。ややこしいですが、探している本をA、引用した本をB、問題集をCとします。
A…探している本。おそらく小説。上記カギカッコの内容が書かれている。
B…随筆文か説明文。おそらく小説ではない。児童向け作品ではない。
C…小学校高学年向けの中学受験対策の問題集。どこかの過去問ではなく、そのテキスト独自だと思われる。
私が読んだのはCに載っているBの文章で、Bの中でAが引用されています。
最近になって実際にAについて原文を読んでみたくなりました。
あいまいな情報しかなくてすみませんが、
この本のタイトルをご存じの方がいらっしゃったら教えてください。
「四畳半」云々は確かでなく、したがって海外作品かもしれないということで —
当該の書き様、またそこから演繹される話運びから上の3作を想い起こしました。
ただし、3作とも現物が手許にないため、実際にそうした記述があるかは確かではありませんが参考までに。
コメントありがとうございます。
>なぽりんさん
村上春樹さんの作品は「村上ラヂオ」しか読んだことがないので、
自分では判断がつきかねます…。
>eakumさん
「四畳半」が確かかどうだったか、言われてみればはっきりしません…。
ただ「この狭い部屋」だったかもしれませんので、海外作品の可能性は十分にあるかと思います。
お二人からコメントを頂いて思い出したのですが、
探している本は小説以外に、エッセイや体験談の可能性があります。
また、「僕」がCD店で音楽を聴く描写があったような気がします。
海外モノで思い当たるものがなきにしもあらず、ですが「四畳半」が確からしいのならやめときます。