「利己的な遺伝子」と表現される行動は、いずれも本能的なものですよね?。殺人遺伝子に促されて本能的に殺人を犯す人がいるとも思えませんけれども。
例えば、他のオスを力でねじ伏せて、自分だけが多くのメスを囲う生物というのはたくさんいます。そういうのが利己的な遺伝子の最たるものだと思うのですが、そうした動物はライバルを殺す本能を有しているのでしょうか?。
反社会的性向の持ち主が、そのひねくれた思考の結果として殺人に及んだのであれば、その殺人は確かに利己的と表現してもいいでしょう。では、その殺人は遺伝子に促された本能的なものでしょうか?。
あるいは、その場の怒りに任せて勢いで人を殺してしまうのは、その人が利己的だからなのでしょうか?。むしろこの場合、他の動物には備わっていない、複雑な感情というものを人間が持っているからこそ、そうした行為に及んでしまう事があるのだと思うのです。であるならば、原因は遺伝子のような先天的なところにあるのではなく、むしろ人格形成に少なからず影響を与えたであろう、生活環境など後天的なところにあると考えるべきでしょう。
ハチやアリなどの微小な生物が感情を持っているとはとても思えませんが、例えば我が家のネコは父を避けます。父がいつもネコを粗雑に扱うからです。そのネコはまた、来訪客の車のエンジン音を聞いただけで部屋から逃げ出します。このように、明らかに感情というものを持っているであろう動物も確かに存在するのですが、人間ほど複雑な感情は持ち合わせていないのでしょう。恐怖は感じるようですが、怒り、憎しみなど憎悪の感情とは無縁のように思われるからです。
他の動物が持ち合わせていない、怒り、憎しみ、そねみ、ねたみ、といったような負の感情、こうした感情を人間がもっているからこそ、同種殺人という狂気が繰り返されるのではないでしょうかね。
遺伝子の生存、維持、の為に自種殺害と言う行為にはどの様な理由やメリットがあるのかということです。
皆さんの考えや知識をお持ちの方のご意見などを多少の脱線は構いませんので、広く承りたいと思います。
よろしくお願いします。
喧嘩をする場合、
強い動物だと、
相手を殺し過ぎて、絶滅してしまって、
勝負がついた時点で、喧嘩をやめる動物だけが、
生き残ってるんでしょう。
弱い動物だと、
仲間同士で喧嘩を始めたら、
ウサギなどは、相手が死ぬまで戦ったりします。
知りませんでした。
過去に自種殺害で絶滅した種というものはあるんでしょうか?
種内進化で肉体的に弱い個体や弱点がある個体が優遇されすぎて、生命力の弱い個体が増えすぎた結果、淘汰の列に並んだ種もあるんだけどね。
しかし、腑に落ちない点も幾つかあるんですよね。
遺伝子淘汰の為なら生殖活動を妨害すればいいのではないか。
既に生殖機能を失っている老人に対しての殺害については、遺伝子淘汰説では説明が出来ない。
弱いものを殺害して淘汰出来るかと言うとそうでもないのでは、思える実例があります。
例えば、同性愛者は遺伝子を残せないですよね。
しかし、必ず一定の割合で生存するというのには何故なんでしょう。
同性愛は遺伝情報では無く後天的な影響?あるいは突然変異体のようなものなのでしょうか?
生命力の弱い個体が増えすぎて淘汰された種ってどんなものですか?
限られたパイを分け合う人数が増えすぎれば家族全員が餓死する。
日本で有名なのは「間引き」だけど、濡れ半紙一枚というのから堕胎まで歴史的に色々あった。
飢饉が戦の引き金になった例も多い。
甘い事を言っていて寝首を掻かれた・・って例も多いし、命を助けた相手に滅ぼされたのは平家物語。
正しい者が生き残るのではなく、生き残ったものが歴史を作っていく。
殺人系の本を読むと 殺人率は100万人あたり10件かそこらで
殆どは濃密な人間関係のトラブル 快楽殺人は本当にわずか
あたりから考えると 人間の同種殺しは過密ストレスや歪んだ人間関係等の異常事態で引き起こされる異常現象で
メリットを探そうというのが違うような
ゾウの時間ネズミの時間によると人間は相当過密状態で暮らしていて
その上殺人が起こるのは極極例外を除けば殆どが濃密すぎる人間関係のトラブル
例えばマウスを超過密状態で飼えば同種同士の攻撃が見られるだろうし
マウスが相手の殺し方を心得るだけの知能や強力な武器を使用できる位の知能があったら 同種殺しも観察できるかも
チンパンジーでやってみるとどうなるか見てみたい気もしますが
「遺伝子的に利己的な部分を含めて自種殺害という行為にどの様なメリットがあるのでしょうか?」
は
「タコが自分の足を食べるのは 遺伝的にどんなメリットがありますか」
みたいな 問いの立て方自体に間違いがある可能性がある気もするんですが
どうでしょう
少し調べてみました。
100万人あたり10人と言う数字は日本においての数字ですよね。
世界では1番殺人率の高いホンデュラスでは10万人あたり90.4人と日本の900倍にもなります。
日本は世界で有数の殺人率の低い国ですからね。
更に戦争や内戦のある地域ではこの数字を軽く超えてきます。
ゾウの時間ネズミの時間は私も読みました。
現在の人間の人口増加は自然界の法則から大きく逸脱している事がグラフとともに書かれていたと記憶しています。
確かに過密ストレスによる異常行動は動物界ではあるのだと思います。
そうすると数世紀前の世界ではまだ人口爆発は起きていませんでしたが、戦争や殺人はあったと思います。
また、少数民族が点在している様な場所でも部族同士の争いはあったと思います。
遺伝子が行動する、あるいは存在する事に一定の自己メリットの理由があるのでは、との考えからこの質問をさせていただきました。
あえて私は皆さんのご意見や考えに疑問符を付けるように無い知恵を絞って書かせていただいています。
それに対するご意見よろしくお願いします。