・毒力 ・・・ 莢膜を持つ菌種は毒力が強いものが多いが莢膜が毒をもつわけではない
・耐酸性
・運動性 ・・・ 運動にかかわるわけではない
・酸酸性性 ・・・ 酸性の打ち間違いでしょうか。特に関係がありません
・酸素要求性 ・・・ 莢膜と酸素要求性とは直接関わり合いがありません
どの選択肢も莢膜の特徴をよく表しているとは思えないですが消去法で耐酸性でしょうか。
http://www.eiken.co.jp/modern_media/backnumber/pdf/MM1311_01.pdf
莢膜が存在すると好中球、マクロファージが菌体を貪食しにくくなるため、病原因子としては最も重要である。貪食されにくい理由としては、①莢膜多糖体抗原のレセプターが貪食細胞上に存在しない、②莢膜多糖体が電気化学的作用により貪食作用に抵抗する、③細胞壁成分に対する抗体や補体 C 3 b が直接菌体に結合できない、④莢膜多糖体が補体を不活化することがあげられる 2 )。特異的抗体が莢膜に結合すると、 F c レセプターを介したオプソニン作用により好中球が貪食しやすくなるとともに、補体を活性化し菌体が破壊される。したがって、抗莢膜多糖体抗体は感染防御作用を有する。