古代ギリシャ神話における、「海・泉・地下水」の「女神たち」 (3,000 人という大量の同父母の姉妹) として、父「オーケアノス」と母「テーテュース」の娘たち「オーケアニデス」がいます。
この「オーケアニデス」は女性複数形で、女性単数形は下記の通りです。
日本語カナ オーケアニス (= オケアニス) = 古希 Ὠκεανίς = 古希の羅字転写 Ōkeanis
この女性単数形 "Ōkeanis" について、下記をご教示願えませんでしょうか。全部でなくても、お分かりの事項だけでも結構です。
+男性単数形の綴り
+そのラテン語転写 (付加記号を要する場合、ある場合とない場合の両方)
+日本人にとって自然な発音の、カタカナでの表記
もし、古代と現代のギリシア語の間で違うようでしたら、欲しいのは現代の方です。しかし、古代の方も、知りたくはあります。
よろしくお願い申し上げます。
資料: ウェブページ「オーケアニス」、ウェブサイト『ウィキペディア』 (URL: “http://ja.wikipedia.org/wiki/オーケアニス”、2015年5月14日閲覧)。
英語の海(Ocean = オーシャン)の語源となったラテン語の
海の男神の単数系、Ōceanus(/oːˈke.a.nus/, [oːˈkɛ.a.nʊs],
\ō-ˈsē-ə-nəs\)の発音がここにあります。
現代では、Oceanusと表記されることも多いです。:
http://www.forvo.com/word/oceanus/
http://www.merriam-webster.com/dictionary/oceanus
日本語のカタカナだと、「オーケアヌス」に近い音です。
更にそのラテン語の元となったギリシャ語のOkeanos
(ギリシャ語: Ὠκεανός)=Ōkeanós(発音記号[ɔːkeanós])で知られる
ギリシャ神話の海の神様(男神)の「オーケアノス」が
ギリシャ語での男性の単数系です。
http://www.etymonline.com/index.php?term=ocean
http://en.wikipedia.org/wiki/Oceanus
http://en.wiktionary.org/wiki/Oceanus
日本語読みですが、実際の英語では日本語のカナの「オー」程は
長く単調には伸ばさないのですが、古代ラテン語では結構伸ばしており、
また、海のOceanは現代の日本語カナあて字ではオーシャンが主流なので、
最初の部分はオーで良いと思います。
実際はオ~オゥとオーの中間みたいな音に聞こえるんですが
(なのでオセアニアの場合は、オーセアニアとは伸ばさなかったり…)
カナ表記は海の神様ということと古代語では結構伸ばしており、
現代語との折り合いで、現代語のカナ通例のオーシャンを彷彿させる
カタカナ表記が分かりやすいのではないでしょうか。
尚、父親の名前でもありますが、男性の「海神」の単数形の呼び名です。
複数系ではŌceanīになり、対する海の女神の単数形はオーケアニス、
その複数形(娘達)はオーケアニデスとしてご存知の様ですが、
英語ではラテン語からOceanid(女性単数), Oceanids(女性複数)
もしくは娘達のOceanides(Oceanids (/oʊˈsiːənɪdz, ˈoʊʃᵊnɪdz/;
Ancient Greek: Ὠκεανίδες, pl. of Ὠκεανίς) )として
知られているようです。:
http://en.wikipedia.org/wiki/Oceanid
余談ですが、海洋研究誌でOceanusというのがあります。
これは現代英語なので、/oʊˈsiːənəs/と発音します。:
http://www.whoi.edu/oceanus/
お二人様、ご免なさい、またまた自動終了になってしまいました……
男になった時の名前はカイネウス(Καινεύς Kaeneus)ですから、
オケアネウスになるんじゃないかと思います。
Ὠκεανεύς Ōkeaneus
(イピスが、性転換しても、Ἶφιςのままでしたけど・・・。)
こちらはIphisです。
ευςは、現代ギリシャ語の発音だと、
エフス(efs)みたいになります。
φは、現代ギリシャ語だと、fと同じ発音です。
複数形は、βασιλεῖς(basileis バシレイス)です。
現代語の発音だと、
単数はvasilefsで、複数はvasilisになります。
参考jにさせていただきます。
よろしければ、またご助力をお願い申し上げます。