NHKニュースの内容
1,平成15年から21年までの6年間続いたイラクの復興支援活動では、21人の陸上自衛隊員と8人の航空自衛隊員が、派遣後、在職中に自殺していて、自殺した隊員は2つの海外派遣で合わせて56人に「なります」。
⇒なぜ「なりました」でなく、「56人になります」でしょうか。また、「なりました」に変えると、ニュアンスはどう変わりますか。
2,次のような普段の会話で、ニュースと同じニュアンスを出したい場合は、やはり「なった」ではなく、「なる」を使うのですか。もしそうでなかったら、会話で同じニュアンスを出したいとき、どう言うべきでしょうか。
⇒「なくなった自衛隊員何人いるの?」
「56人になる」
3,単に「今年は大学3年生に なる/ 今年は30才に なる」と言われても、「もうすでにそうなったのか、それともすぐそうなるのか」は分からないですよね。では、すでにそうなった場合は、「なりました」でなく、あえて「なります」を使うのは、なんのニュアンスを出そうとしているでしょうか。
1 56人という数の多さを強調しています。「なりました」だと、事実を述べただけという感じになりますね。
2 「も」を付けて、「56人にもなるんだってよ」とかでどうですか。
3 既にそうなった場合、普通は使わないでしょう。あえて使っても変なだけですね。
『「56人になります」でしょうか』は、『「56人になります」なのでしょうか』の方が自然ですね。