私は中学1、2年生の時に夏休みの自由研究で大根おろしの消化酵素についての実験をおこないました。
1年生の時はデンプンの消化実験、2年生の時はタンパク質の消化実験をし、まとめたのですが、
今年は2年生の時の発展実験をしたいのです。
しかし、どのように去年のものから発展させたら良いのかで悩んでいます。
おすすめの発展実験を教えてください。
ちなみにタンパク質の消化実験では、
・大根おろしで豚肉が消化されるのか
・大根おろしの温度を変えるとどうなるのか
・大根おろしの濃度を変えるとどうなるのか
・キウイやパイナップルなどの果物にタンパク質分解酵素はあるのか
という実験をしました。
研究の本質は、改良です。
ここまではできたけど、じゃあこれをやるにはどうしたらいいんだ?? を解決するのが研究です。
たとえば、ある濃度のでんぷんを完全に分解するのに10分かかったとして
じゃあ5分にするにはどうすればいいのか? というのをいろいろ試して方法を見つけるのが研究というものです。
コメントにあるとおり最適な塩分濃度を探してみるのもいいし、最適な温度を見つけるのもいい。
この研究の成果として、○○の条件で大根おろしを食べればより消化が良くなる、というような非常に有意義な結論を導けるでしょう。
タンパク質デンプンときたらあとは残る三大カロリー源の油脂を分解する酵素を試すしかない流れですが、
脂肪の検出試薬は高いか危ないです。
油脂を分解できる酵素は身の回りにあります。
ダイエット食品や、特定健康食品の指定をうけたウーロン茶で「脂肪を分解」といっているものをあつめてやってみたら、おそらく軒並み「分解できませんでした」でおわるとおもいます。
洗濯洗剤で「皮脂やタンパク質を分解!」といっているものや
掃除洗剤で「排水孔にこびりついた脂肪を分解」といっているものなら、わりといけるかもしれません。ただ、掃除用洗剤は酵素ではなく水酸化ナトリウムなどアルカリの働きなので、目に入るととても危ないです。
油脂はサラダ油と、獣脂(ラード(豚の脂)やヘット(牛の脂)、和牛の脂などが食品スーパーでうっています)のうち、獣脂だと、水であらいながされません。
ですので木綿布などに決めた量の獣脂を塗って、酵素で分解させたあと水で流して、
木綿布を水性インクで染めると面積で獣脂が残っている白い部分が浮き出るでしょう。
ろうけつ染めっぽい感じです。
粘度が似ていますが、薬局にあるワセリンやベビーオイルだと全く分解されません。
動物が食べても分解できず下痢をします。
脂肪が分解されると腐りやすくクサイので、カビに気をつけてやってください。
洗剤は目や口にはいると毒になるものが多いし、素手で触ると手が荒れるので、これも説明書をよくよんでお母さんとやってください。