セットとして売られている、いわゆるサラウンドシステムやシアターオーディオシステムではなく、上流から下流まで(再生機~スピーカーまで)自分で機器のモデルを選んで、独自に組み立てたいと思います。
なお、現在は安価な5.1chのシアターサラウンドを使っていますが、出力が、全スピーカーの合計で 100W しかありません。そのため、音量が足りず、不満に思っております。
私はオーディオのハードに関しては全くの素人なのですが、私なりに勉強した結果、「下流に行くにしたがってインピーダンス(Ω)の値を大きくしていかなければならない」という事が、機器の組み合わせを考える上で、最重要事項なのではないかと思いました。
上記が正しいとしますと、まず最初に選ぶべきはスピーカーであって、そのインピーダンスの値はできるだけ大きい方がよい、という事になります。
上記の考えは正しいのでしょうか?
お知恵を拝借したく存じます。
インピーダンスは高ければよいとか低ければよいというものでは無いですね。
そのトランスデューサー装置が使われる周波数帯域で均一になっているのが良しとされます。
オーディオアンプでは一般的に定電圧駆動方式というスピーカーのインピーダンスに関わらず一定の電圧で駆動する方式が取られますので、インピーダンスの高いスピーカーを接続すると流れる電流が減り出力ワット数も減少します。
逆にインピーダンスが低い場合は沢山の電流が流れ出力ワット数も大きくなります。
最近のウェハーユニットなどにインピーダンス低めの4Ωユニットが多いのはこのためです。
インピーダンスの低いスピーカーを使う場合の欠点としては
廉価なアンプで駆動すると駆動力が足りず歪などが大きめになる場合がある。
ダンピングファクターなどが低めになる。(だいたい気づかない)などがあります。
一番に選ぶべきなのは、あなたが聴く音楽です。
スピーカーには個性がありますから、メインで聴く音楽が何かで相性があります。
先に食指を動かされていたJBLのスタジオモニターだと中音域の緻密な音が特徴ですから、ボーカルやジャズに向く。
タンノイだとホーンが特徴ですから、クラッシックも管の強いオケがベストマッチかな。
ホーンスピーカーを使っている組み合わせのスピーカーだと響きが管に向くことが多いようです。
だから、変換効率が良いからと言ってホーンタイプだと失敗することがある。
メインスピーカーを好みで選択してから、アンプやリアスピーカーやサブウーファーなどを選択していきます。
あなたのように大音量で聞く場合は、フロントとリアはパワーアンプを分ける方が良いでしょう。
スピーカーに合わせてアンプを選んでいきます。
かなり大出力のアンプでも電源が貧弱な製品もありますから、聴き比べてから選ぶことをお勧めします。
アマチュアが自作した趣味のアンプや中国製パチモノでもない限り考慮にあたいしない
メーカ製のオーディオ回路図などを見たことのない人の妄想です。
一般のアンプでは出力トランジスタの電流が過電流になると出力電流を制限するようになっています。ですからその分出力の波形が歪むことになるんです(サイン波の頂上が削られる)。最近のIC化されたアンプでも同様の保護回路が組み込まれています。
もし燃えるとしたら、コイルやコンデンサだけをつなぐとか想定と違う使い方をしたときだけですね。