和音やコード進行などの理論は、「人間が心地よく感じる周波数の組み合わせは限定されている」という理屈に基づいて構築されていると聞いたことがあります。その「なぜ心地よく感じるのか」を、神経科学や大脳生理学などの観点から説明するという試みがおそらくなされているのだろうと思いますが、現在はどの程度まで研究が進んでいるのでしょうか? 古典的成果・最先端の成果に関わらずお教えいただけると幸いです。
書籍の紹介等ももちろん可です。その際は当該書籍の概要をお書きいただけると助かります。
「モーツァルト 疑似科学」で検索してみましょう。http://www.google.co.jp/search?q=モーツァルト%E3%80%80疑似科学モーツァルトを聴くと脳波がどうのこうのと20年ぐらい前に盛んに言われていましたが、果たしてモーツァルトでなければいけないのかどうかは疑問視されています。
もちろんそういった疑似科学が過去に存在したのは存じ上げていますが、僕が知りたいのは「曲」レベルの効果ではなく、もっと小さい「和音」や「コード進行」レベルの話です。単純化して言えば、「和音」を聞いたときと「不協和音」を聞いたときでは、感覚器官や脳の反応がどう違っていて、それが「気持ちよい」「気持ちよくない」に影響を与えている、という研究があるのかどうかを知りたいのです。
そもそも演奏者の立場からの和音を人間の耳に和音と認識されるということからして簡単ではありません。一見簡単なように思えますが、演奏者の立場からの単音でも実際は倍音が含まれていますが、それを人間の耳に和音とは認識されないのですから、簡単なことではありません。
2011年に、協和音程だとニューロンの発火パターンが規則的になること、および多段NNの中間でより多くの情報が扱えることがモデルで示せたという論文が出てました。解説記事へのリンクです(論文は記事からリンクされていますが有料):http://physics.aps.org/story/v28/st9http://mappingignorance.org/2013/03/14/the-rythm-of-my-nerves/こういうモデルで一応定量的な検討ができるっていうだけで実際に脳の中で何が起きてるか確かめるのはこれからって感じですね。より新しい結果があれば私も知りたいです。
非常に興味を引かれる論文ですね。素人考えですが、モデル化までできたということは、(極端に言うなら)あとは実際にはどう脳内で反応が起こっているのかを見るだけ、という気もしますが、それが難しいのでしょうね。。。。 やはり実際の脳の動きに基づいて説明する、というところまでは行っていないのでしょうか。とにかく、ありがとうございます。こうやって海外の実際の論文を教えていただくのが一番助かります。
音・形・色 ~ 法則性あり、神秘性なし ~ …… ドイツ教育省は様々な分野の研究者を集めて検討をすすめ、20070413「モーツァルト効果は存在しない」と結論づけた(Wikipedia)。http://www.nature.com/news/2007/070409/full/news070409-13.html …… アメリカでは、義務教育として音楽を教えますか?http://q.hatena.ne.jp/1291061467(20101130 05:11:07) 謎の教育 ~ 教えて、帰国子女諸君! ~ ベネズエラでは、少年院や刑務所での音楽教育を国策としています。 わたしの見聞では、幼時に音楽を学んだ子供は、成績が向上しやすく、楽理論を体感しないと、論理的思考が定着しないとみられます。 和音は、周波数(一秒間の振動数)の比が、単純なほど快適です。 A(ラ)周波数 444 Hz に対し、一オクターブ上が 888 Hz です。http://metalogue.jugem.jp/?eid=2238 A=444Hzについて 20140710 by Ono, Mitsumaro 図形では、円と三角と四角(正方形)が単純で、安定しています。 楕円・台形・多角形は、任意の値が定まらないので、やや不安定です。 長方形は、倍数比(1:X)、黄金比(1:1.618 or 5:8)が代表です。 ルート矩形(7:10:14.14)の面積比(A判:B判=10:15)は例外。 すべての色彩は、三種のインクを10%ごとに合成して再現できます。…… オレンジは「キイロ100%+ベニ50%」のように指定します。http://q.hatena.ne.jp/1384664444#c269317(20131117 21:38:26) 色のイロハ ~ ブラック、イエロー、シアン、マゼンタ ~
つまりぃ~~、音楽に対して熱心な所ほど自己流の主張があって、絶対的な結論を出すのは無理だ・・って言いたいのは分かるけど、汎用に応用できる完全な理論体系が無いってぇのは、最初の刷り込みの段階で千差万別あるのが原因だって言いたいんだと思う。宇宙空間での環境理論とかもあって、かなり切羽詰まってる(と言っても数十年は先の話だが)分野なんだけどねぇ。月世界にて・・とか。
上掲「by Ono」説は、要旨が異なるので、下記のようにに修訂します。 原則として、音程の協和は、周波数の比が単純なほど快適に聴えます。 聴く人によって「快・不快さまざま」という物理的根拠はありません。
do re mi fa so la ti do □ ■ □ ■ □ □ ■ □ ■ □ ■ □ □ 1/1 9/8 5/4 4/3 3/2 5/3 15/8 2/1
数十年前から「環境音楽」とか「環境音の生理作用」とか研究されているはずなんだが、数値化の処で具体的なデータが出てくるような研究が知られていない。
乳牛に音楽聞かせてストレスを減らして乳の出を良くする・・・とかはあるようなんだが、人間に対する実験は行われていないんじゃないかと思う。
ショッピングセンターの宣伝ビデオのシャカシャカ耳障りな音がマイナス要因だって言うのは当たり前の理論らしいんだが・・・。
できれば、人間で、脳の動きの原理レベルから説明している研究が知りたいです。
感情のどういった部分に、どのように影響するか?
男女差はあるか?
年齢差やコンディションによる変化はどうなるか?
民族性は影響するか?
TPOに応じた環境理論が構築できそうですね。
ある場所のBGMなんですが、数ヶ月以上は同じで耳タコになって、最初は無いよりマシだったのが最近では五月蠅く感じる。
大音量のカーステレオの車は、乗ってる本人は大満足ですが、周囲は鬱陶しいだけ。
アップテンポのリズムが心地よいウオークマンの若者と、疲れるだけの中年男女。