先日、Win7のタスクマネージャーを起動したところ、ネットへの通信が2系統存在していることに気づきました。無線LAN中継機からの有線接続が1系統と、無線LANの電波を捉える、ドングルのように使うUSB2.0の無線LAN受信機が1系統です。
そして、ネットを閲覧しながらタスクマネージャのネットワークリソースの画面を見ていると、上記の2系統がそれぞれバラバラに動いているのです。ですので、もっと系統を増やせば、そのPCのインターネット接続速度が上がるのかもしれないな、と思いました。
(上記の「もっと系統を増やす」とは、例えば、上記のUSB受信機を複数挿すとか、あるいは、開いているPCIeスロットを使ってLANソケットを複数に増やしたうえで、無線LAN中継器も複数持ってきて、それらを有線接続させる、等を想定しています)
つきましては、上記の考えが当たっているのかどうか、お教え願います。
よろしくお願い申し上げます。
考えとしてはアリなんですが、一般に売られている機器で有線や無線を複数混合させ動作するものはかなり少ないと思います。
基本的には両方繋いでいても1つしか使えません。
同時利用できた場合、速度が上がることは上がるのですが、1つの大きなファイルのダウンロード速度が上がるわけではありません。動画を見ながらファイルをダウンロードしているとすれば、動画は無線から、ファイルは有線から、という感じに分けることができるので、どちらかの回線が細い場合は結果的には速くなります。
最近見かけたのはAsusの最新ハイエンドマザーボードに搭載されているもので、有線と複数のWifiを同時利用できるものです。
複数のUSB受信機が使えるわけではなく、内臓されている受信機が複数のワイヤレスネットワークに接続できるというものです。
ただ、ゲーマー向けのマザーボードなので速度を上げることが目的ではなく、ゲームが利用している回線とほかのプログラムが利用する回線を分けて遅延を減らすのが目的です。
そもそも複数の回線がありながら同時利用する必要があるくらい遅いという状況はなかなか無いので、今後もあまり普及しないと思います。
また「無線LAN中継機からの有線接続が1系統と、無線LANの電波」とのことですが、もしこの両方が同じネット回線につながっているのであれば、同時利用したところで結局同じ回線を通るので速度は変わりません。
考え方は当たっていると思います。
有線1本だけで、お使いの回線の帯域で通信出来ていると思います。
キーワード:リンクアグリゲーション
リンクアグリゲーションとは、複数の物理リンクを束ねて1つの論理リンクとして扱うことのできる技術。
例: ワイヤレスジャパン 2012:実効速度が2倍以上に――KDDIの「リンクアグリゲーション無線技術」 - ITmedia Mobile