No. 1の方も書かれていますが、主成分のブロモバレリル尿素(ブロモワレリル尿素)は最も古くから催眠・鎮静薬として用いられていました。
https://ja.wikipedia.org/wiki/ブロムワレリル尿素
No.2さんのページには副作用が書いてありませんが、添付文書には「(眠気が起こる事があります)」と小さく(市販薬では他の商品同様、都合の悪いことは小さく書く傾向にあります)書いてあります。
ウットの添付文書:
http://210.173.33.86/~nissinka/itemimages/050.pdf
以下のような体験談もあります。
http://www.suiminyakunavi.com/wutt.html
これらに書いてあるように、古い向精神薬に良くあるように依存性(やめられなくなったり禁断症状(離脱症状)が出たり)が心配されることや、過去に乱用が問題になったこともあるので、注意が必要です。
また、アリルイソプロピルアセチル尿素にも同様の事が言えます。
http://blog.livedoor.jp/pharma_di/archives/51595995.html
さらに作用する仕方は違いますのが、塩酸ジフェンヒドラミンは、抗ヒスタミン剤(花粉症等のアレルギー治療薬)に付きものの催眠作用(催眠薬や入眠薬と睡眠薬は別個の扱いですでの注意して下さい)があります。
塩酸ジフェンヒドラミンの催眠薬の例:
https://ja.wikipedia.org/wiki/ドリエル
このように催眠作用薬のオンパレードですが、1回の用量はブロムバレリル尿素で83mg程度(催眠剤としては寝る前に1回500mg程度必要)に抑えられているので、通常の用量を守っていれば大丈夫とは思いますが、副作用の出方は人によるので、もし服用後数時間の間に眠気が出るようでしたら、止めた方がよいと思います。
「おくすり110番」の「ブロモバレリル尿素」より:
http://www.interq.or.jp/ox/dwm/se/se11/se1121001.html
上記の添付文書に「服用後,乗物又は機械類の運転操作をしないで下さい」とあるので、もしこのような作業をして眠気でミスや事故が起こっても、基本的に自己責任になりますので、ご注意下さい。
以上、長くなりましたが要約すると:
1)元々催眠薬であったので、副作用として眠気が起こることはあり得る。
2)しかし用量を守っていれば、その可能性は低いものの、もし起こった場合の責任は基本的に服用者にある。
3)依存性が強いので、禁断症状(離脱症状:また飲みたくなる)が出たら服用を中止する。
以上です。
もし鎮静剤が必要ならば、医者に行けば最近のもっと安全性の高い鎮静剤を出してくれるし、その方が薬代も安い(ジェネリックもあり3割負担なので)ので、緊張や焦燥でお困りならば、一度かかりつけの医者か、心療内科か精神科(おおげさですがキチンと扱ってくれます)を受診されることを、お勧め致します。
万一副作用が出たり依存になっても対処してくれるでしょう。(実は当方も学生の頃から緊張焦燥で鎮静剤を処方されているのでした)
麻薬代わりに大量に服用する危ないやつも後を絶たない。