OS が入っていない IBM X40 に、Lubuntu をインストールしたく思いますが、あるページによると、インストール先 PC の CPU が PAE に対応していなければならないとの事でした。
そのページでは、PAE 対応か調べるアプリが紹介されていましたが、Win XP SP3 以降のみ対応でした。
しかし、私が持っている XP のインストールメディアや、X40 の DtoD 領域にある OS は全て SP1 ですので、そのアプリは使用できません。
ですから、最も簡易な方法としては、次の手順になろうかと思われます。
1)CD、DVD、または USB メモリでブートできる OS を、それらのメディアに入れ、X40 をブートする
2)(1) の OS で走る、PAE 対応かどうか調べるアプリを実行する
つきましては、上記の手順を実現できる、下記についてお教え頂ければと思います。
a)(1) が可能な OS
b)(2) が可能な、PAE 対応か調べるアプリ
回答の形式は、どのようなものでも構いません。
よろしくお願い申し上げます。
LubuntuはPAE非対応でもインストールできるみたいですよ
以下のページに手順が書いてありました
http://mediadesign.jp/article-3607/
試しに Lubuntu のディスクで起動してみて,起動すればPAE対応,上記操作が必要ならPAE非対応,ということになると思います
あと
> a)(1) が可能な OS
> b)(2) が可能な、PAE 対応か調べるアプリ
については, Lubuntu を使うのが良いと思います
LubuntuのライブDVDをつかって,まず Lubuntuを起動します (この時点で非PAEなら上記のPAE非用の操作が必要になりますので,調べる必要がなくなるわけですが)
起動したらコマンドプロンプトで,以下のコマンドを実行します
grep pae /proc/cpuinfo
それで以下のような出力が表示されれば PAE 対応CPUです
flags : fpu vme de pse tsc msr pae mce cx8 apic sep mtrr pge mca cm
表示の読み方は"pae"という文字があれば対応しています.何も表示されない場合はPAE非対応です
まず求められている回答ではありませんが、多分PAEは"無理やり指定すれば"使えると思います。確かX40はCPUがPentiumMなので http://pcmemo.take-uma.net/linux/lubuntu14.04_penm と同じ話ができると思います。X40だったかX41だったか記憶が定かではありませんが、僕も実際に以前この方法でインストールをしたことがあります。
さて、要求された質問ですが、
a) 本当にlinuxなら何でも良いと思いますが軽めということで http://openlab.jp/puppylinux/ を答えとします。USB bootも http://openlab.jp/puppylinux/howtoinfo.html の方法でできると思います。いきなりlubuntuを試してもいいと思います。
b) cpuinfoに書いてあるはずなので端末を開いて cat /proc/cpuinfo | grep pae を打ち込むのが簡単だと思いますが、GUIが良いということであれば hardinfo http://ask.xmodulo.com/check-cpu-info-linux.html というものがあるようです。ただ、PentiumMだとpaeが使えない様に見えて本当は使えることがあるという話を考えると、これで確かめる前にまずpaeを無理やり指定してlubuntuを起動させるのが良いと思います。
これって、もう、「Linux 上で Chrome または Chromium を使う状態からは離脱して、もっと継続性の良いブラウザー環境に慣れることを優先した方がよい」ということになるのではないでしょうか。
ただ継続性という意味ではそろそろ32bit環境は捨てて,64bit環境に乗り換えた方が良いと思います
http://linux.srad.jp/story/12/02/25/0443218/
http://it.srad.jp/story/15/10/12/1258206/
一方PPAPIのFlashはLinux版が今でもChromeと同梱される形で提供されており、Chromiumなどではこれを使うことができます。現状でもFlashのプラグインはChromeに入っているものを持ってきて使う形だったと思うので、32bit版Chromeが提供されなくなるとFlashは更新されないものと思われます。
一応mozillaがShumway http://mozilla.github.io/shumway/ というFlash互換のプラグインを作っているのでこれを使えば凌げるかなあといった感じですね。軽く使ってみたところ特に問題なく使えた記憶があります。他にもPipelightを使ってFirefoxにFlashを入れたりもできるみたいです。(僕はPipelightはSilvelightを動かす用途でしか使ったことがありません。)
いずれにせよ、32bit環境でFlashなどプロプライエタリなコードが絡むプログラムについては動かすのがだいぶ厳しい状態になってきているので、その時々で良さそうな解決法(今なら多分FirefoxでFlash代替を使うとか)を探して対応するか64bit環境に以降するのが良いと思われます。
(ちなみに完全に蛇足ですが、オープンなプログラムに対して強い人の気合の入るときは半端じゃないです。例えばPowerpc版のFirefoxは公式サポートは大昔に打ち切られましたが、TenFourFox http://www.floodgap.com/software/tenfourfox/ という形で動いていたりします。)
しかし、感性的には、納得できません。つい数年前まで、大半の PC は 32bit だったのですから。それらのハードウェアを、全てゴミとしてしまうのは、余りにも抵抗があります。もったいないというか、何というか……「そんなのありか!?」みたいな気持ちになります。その救いが、Linux をはじめとする、オープン and/or フリーなソフトだったり、過去のハードを生かすための非プロプライエタリなシステム全体の構築だったりするのに……。
Flash を使用するのを避ければ、これからも 32bit のハードは生き続けるでしょうか? 当面の問題は、Flash だけなんですよね?
Flashについては少なくとも32bit版linuxではAdobeのサポートは期待できなくて、MozillaのShunwayなどサードパーティ製のプラグインやPipelightなどの逃げ道が現状ではあるという程度です。 https://wiki.archlinuxjp.org/index.php/%E3%83%96%E3%83%A9%E3%82%A6%E3%82%B6%E3%83%97%E3%83%A9%E3%82%B0%E3%82%A4%E3%83%B3#Flash_Player
つまり現状では32bit環境でもFlashは、Adobe謹製プラグインであることと使うブラウザにこだわらなければ動きます。この先動くかは微妙ですが、ShunwayはHTML5ベースの技術なのでMozillaが開発をやめなければ32bit版でも動き続けると思われます。
オープンソースのソフトウェアを使うと過去のハードを使えるというのは確かにその通りです。私も少し前のハードがゴミになるということには違和感があります。古いハードを動かすと言う意味では、例えば家にあるpowerpc G4のmacmini(初代)の上ではgentoo linuxが動いていてFirefoxはちゃんとFlashは使えないですが動いています。(スペックが低すぎるのかShumwayも動きませんでしたが、youtubeのHTML5プレイヤーは一応動きました)
古いハードで色々なソフトウェアを動かすことは、日本語どころか英語でもちゃんと書いてあるドキュメントが少ないので大変なことが多いですが不可能なことではないです。まあx86はまだ古いハードというほどではないと思いますが。
まとめると
* これから(それなりに長い期間)もFlashを使用するのを避ければ32bit環境は使い続けることができると思われる。
* 当面(もう少し短い期間)ではブラウザなどに制限がかかるかもしれないが一応Flashも使うことができる。
* 但し"古いハード"になると情報が減るので使う上でハードルが上がる。
pyopyopyo (id:pyopyopyo) 様、
私のレベルでは、32bit を生かすのは中々難しそうですね。
しかし、私は古い PC をものすごくたくさん持っていますので、もう少し模索したいと思います。32bit関連のハードを生かすための質問を今後もすると思いますので、その時はまたご助力頂ければ幸いです。
よろしくお願い申し上げます。