1.「アネチョコといい慣わされた舶来の雑草の根に出来る薯」
これは雑草の根に薯を植えて、そして出来た薯のことを言っているのですか?けどその雑草の根「アネチョコ」は一体何のことですか?
雑草の種類を調べても何も出てこないんです。
2.「車内前部の機械室には「ノルデン、インヂン」に髣髴たる、非常に堅牢緻密なる機械の設けありて」
この「ノルデン、インヂン」はエンジンのことを言っているのですか?ノルデンってのは英語の中で何と言いますか?
3.「西方の空一面に「ダンブロー鳥」とて、印度洋に特産の海鳥――その形は鷲に似て嘴鋭く、爪長ながく、大さは七尺乃至一丈二三尺位の巨鳥が、天日も暗くなる迄夥しく群をなして」
この「ダンブロー鳥」もググっても分からないんです。
一つでもいい、手がかりでも推測でもいい、どなたがご存知なら教えて下さい、お願いします。
ダンブロー鳥は、押川春浪の創作ということで良いのではないでしょうか。
質問で引用されている「海底軍艦」の他にも、「怪人鉄塔」でもダンブロー鳥の描写があります。
http://kindai.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/954294/309
両著では、微妙に描写が異なります。
「海底軍艦」では、鷲に似た海鳥で大きさは七尺から一丈二、三尺。
「怪人鉄塔」では、鷲の一種で目の前を飛んでいるのは二丈。
また、サイズが大きすぎます。
メートルに直すと、七尺から一丈二、三尺は、2.1m ~ 3.9m 。
二丈にいたっては 6.1m にもなります。
「List of largest birds - Wikipedia, the free encyclopedia」をざっと見たところ、翼を広げたサイズが 3m を超えるくらいのものはいるようですが、最大でペリカンやワタリアホウドリの 3.6m くらいまでで、6m のサイズは大きすぎます。
「海底軍艦」が処女作なので、そのときにはアホウドリのイメージ(大きさや群れを成したりしている)で描写しましたが、その後、いくつも作を重ねて慣れてきたのでしょう。「怪人鉄塔」で大きく風呂敷を広げたような描写になったのは、そういうことだと思います。