あなたがいつ、何を、いくつ買ったかが、個人情報(名前、住所、生年月日、電話番号、顔写真、学歴、結婚・離婚歴、病歴、賞罰等)とともに、すべて即時に公開され、だれでもネットで検索できるようになってしまうプリペイドカードがある。また、このカードのデータは企業がセールスのために大いに活用し、あなたが買い物するたびに、実に小憎らしいほど鮮やかに「○○はいかがですか?」と、欲しい商品をピンポイントで勧めてくるとする。
いったん、このプリペイドカードを使い始めると決めたら、今後のすべての買い物で、死ぬまでこれを使わなければいけない。現在、お金で買えるものは、覚せい剤並みに違法なものでない限り、すべての店でこのプリペイドカードで支払い可能とする。
個人情報を犠牲にする代わりに、チャージ金額はn%増しになる。
(たとえば150%なら、1万円の入金で2万5000円分の買い物ができる)