ホームズ&ルパンには、その登場人物を借用した様々な二次創作(パスティッシュ)があり、特に同時代の実在・架空の人物と共演させた話が無数に描かれています。
この時代は日本でも明治の激動期であり、次々とそれを舞台にした作品は描かれ続けています。
みなさんが考える、ホームズやルパンと共演させたい実在or架空の人物はいますか?どのようなシチュエーションで彼らと絡むかの簡単な設定も、可能なら教えてください。ホームズが不老長寿の吸血鬼になって、現代のキャラクターと…といった話も実際にありますし(笑)
この質問はブログ記事
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20160518/p1
と連動しています。
南方熊楠ですねぇ。
山口雅也の本か何かで、漱石がロンドンへ向かう船と熊楠が日本へ帰る船が洋上ですれ違っていたという記述を読んだことがあって、それ以来漱石とホームズのように熊楠とホームズを読んでみたいと思っています。
久保田真二『ホームズ』(集英社)では明智小五郎の父がホームズに協力するという変わった工夫がありました。有名人や架空の人物の血縁者まで含めると可能性が広がりそうです。
それはさておき、この時代だと『ジョジョの奇妙な冒険』第1部とかぶるのですが、主役のジョナサンの事件はホームズと絡めるのが難しい。脇役のスピードワゴン、あるいはチベットを舞台にストレイツォと関わるといった話に可能性を感じます。
島田荘司『漱石と倫敦ミイラ殺人事件』
柳広司『吾輩はシャーロック・ホームズである』
山田風太郎「黄色い下宿人」(『ホームズ贋作展覧会』所収)
とか。もっとあったかも。
この組み合わせ、わりと好きなのでもっと書かれてほしい。
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銭形平次とホームズとでは時代が違うだろ、と誰もがツッコミを入れるだろうと作者は思ったのか、
こんなふうに昔の日英人二人のあいだで会話がスムーズに行われるはずもないのだが、そこが三文小説の便利なところである。むろんのこと、時代考証なども気にする必要もない。(P77)
などと開き直っている始末。もちろん、銭形平次が英語ペラペラなのも気にしてはいけません。
http://izumikawauso.cocolog-nifty.com/blog/2011/07/post-15e6.html
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