人類は胴体が縦ですね。
これは全ての内臓が基本的に縦方向に骨格に吊されている状態です。
それ以前の生物との変化は歴然としている。
犬や牛など背骨から横方向に吊され、肋や腹筋で支えられる。
結論から言うと、類人猿になって縦向きの姿勢が多くなってから以降、内臓全体の負担は増えています。
胃腸だけでなく、肝臓やその他のフィルター系や分泌系の臓器すべて、横向きの胴体として進化したものです。
食べたあとで横になると消化に良い。
なぜなら胃腸の効率は横向きになった時に最高に発揮されるように設計されているからです。
どちらかというと腹が下向きの方が効率は良い。
ただ、腹を押さえる結果になった場合、圧迫されることになって多少効率が落ちることもあるようです。
じゃあ、寝て食べる方が良いか?って言うと、顎や首の構図などは縦向きに進化している。
人類の肉体は進化の途中だって事です。
立って食べる場合と座って食べる場合の「差」ですが、骨盤の方向が違います。
座ると骨盤は横向きになり、身体の裏側の筋肉が伸ばされ、腹腔内の内臓は圧迫される。
ただし、立つと足腰の負担が増え、その分の負担は増える。
食器の操作が不安定になり、精神面での負担も増える。
結論として、座って食べる現在のスタンダードなスタイルの方が無難です。
特に、背中を丸めて碗に覆い被さるようにして食べている人を良く見かけますが、ああなると胃腸を圧迫することになるので、座って食べる方が良いでしょう。
また、立ち食いは肉体的な負担が大きいので、短時間で済まそうとする。
咀嚼の不足は消化器官に過剰な負担をかけ、消化不良の原因になります。