氏によれば、報道の伝え方に問題があったらしく"学力の低下"がPISAが行う試験を見る限り"ない"のにも関わらず、そうであるように見せる報道のせいで
間違って伝わってしまっていると。それ以外にも四谷という予備校が行った円周率に関する誤謬ある広告やゆとり教育とは直接的に関係のない、例えば競争などで「みんなでゴールする」のような仕組みなど
さもこの教育を受けた世代を劣等生であるかのように伝えています。PISAは、参加国が増えたことで相対的に下がったにすぎず、これを学力低下に当てはめるのには、根拠がたりない。
少々記憶が曖昧なのですが、これ以外にも学力低下云々の定説を打ち破るような内容を放送しておったと記憶しております。
ところで、いまだに学力低下を信じておられる方々は、PISAが行う試験から得られた番付(ランキング)から得られる一桁の順位もろくに読み取れず、
自身より弱いものを見下さないと自己同一性が保てない人であるとの認識であっておりますか。
ゆとり教育の弊害で検索をかけてみたのですが、
ゆとり教育を実際に受けたという人が学力低下の事実を訴えているように見えます。
http://oshiete.goo.ne.jp/qa/1662724.html
三年前まで中学で実際にゆとり教育を受けていた世代です。
結論から言ってしまいますと二極化が進みました。
塾に行く金が無い人は授業も少ないですからどんどんできなくなっていきます。
酷いのになると入試寸前で方程式の基礎ができませんでした。
逆にできるのは授業中も塾の課題を進め、休みも塾に行って勉強しますから
どんどんできるようになっていきます。
PISAについては参加者が無作為に選ばれるのか、
それとも学力上位からの選抜なのかによって、
参考するに値するデータなのかそうでないのかが明らかになるのだと思います。
円周率に関する誤謬ある広告というのは何のことだかわかりません。
円周率を3として計算させたのは当時の文科省の方針であり、
この日本の方針は海外でも笑い者になっていると当時聞いていますから、
誤謬とは言えないでしょう。