僕は理系です。圧倒的に理系科目が得意で、絶望的に文系科目ができません。
もうすぐ文理選択の用紙を提出しなければならないのですが、地理Bを選択しようか日本史Bを選択しようか悩んでいます。
僕は中学のころ、日本史が好きというわけでもなかったのですが、得意科目でした。また、地理は日本史よりは少し劣りますが安定した点数をとれていました。
僕は地理があまり好きではないです。理由は「カタカナ」が苦手だからです。
そしてなんとなく地理は日本史と違った「暗記して終わり」の科目ではないような気がするのです……
ネットで調べたり先輩の話を聞いていたりすると日本史は覚えることが多くてよっぽど好きでない限り嫌になるそうです。一方地理は論理的に考える問題が多いので理系に向いてると聞きました。
日本史は中学の頃の知識をもってしても覚えるのはそんなに大変なのでしょうか?
僕は後悔しない選択をしたいです。
すこし嫌いでも考えるのは好きなので地理を選ぶべきか、まあまあ得意な日本史を選ぶべきか……先生だけでなくいろんな人の考えを聞きたいです。
お願いします。
元理系で、世界史選択した者として、質問者さんの年齢から20年ほど経過した立場で、試験科目としてというよりは今後の人生への役立ち方に関する回答です。
高校生当時、自分は世界の特定の地域の歴史が好きで(マヤ・アステカ文明、古代ローマなど)、そのまま自分の興味を優先し、選択科目として世界史を選びました。
そして、およそ20年経った今、
興味のなかった地域の歴史で覚えた内容を、ほとんど忘れてしまいました。
一方、大人になって日本や世界のいろいろなところに旅行に行くことは増え、
そのときに、自分は世界史を学んだつもりがその国の歴史は忘れてしまっており、
一方地理を選択していた友人と一緒に旅行に行くと、
たとえば海流の暖かさに応じて他国から攻め込まれる海岸が変わるため防衛戦略も変わる、などと、非常に面白い知識を共有してもらって、地理を学んでおけばよかったかなあと、少し後悔しています。
知識や単語を覚える科目は、10年は記憶が残っても、20年後は怪しいです。
いっぽう、理論を覚えてそれを応用する科目は、何かにつけてその理論をベースに思考を展開する機会が多いからか、20年後もその理論自体は覚えており、応用が効く場合が多いです。
私の場合、世界史は"覚えること"が多かったため、その後の人生では、興味の無い地域の内容は、中高時代に覚えたことをベースに、徐々に忘れていってしまいました。
質問者様の今後の人生に何がどう役立つかはわかりませんが、質問者様が自分の嗜好や傾向を考えて、より今後の人生が豊かになりそうな選択をする、という考え方もあると思います。
僕は中3の時に、国理社が得意で英数苦手というパターンでしたが、結局理系に進みました。
質問者さんの気にしていることは、多分杞憂というかピントがずれていると後で感じるんじゃないかなと思います。
迷うようならば、「自分が得意なもの」「興味があるもの」を選んでおくほうがいいと思います。
個人的には、地理も歴史も就職にはあんまりいらない感じがしがちですが、就職してからじわっと効いて来ますね。
海外出張とか行くと、その土地の風土と歴史はセットで知りたくなります。
もちろん興味を持ってから勉強したっていいわけですけど。
あと、「覚えることが多くて大変」かどうかは、過去問とかを見てみたらわかるかなと思うので確認してみてはいかがでしょうか。
まとまってなくてすみません。