窒素の臨界温度は、-147℃=126Kで、臨界圧力は、3.40MPa=34気圧
ですので、
20℃で35気圧の窒素は、超臨界流体なのでしょうか。
同様に考えれば、水素は、20℃という極めて高温では、15気圧にすると超臨界流体になってしまうことになるのですが。
どこが変なのでしょうか。それとも、正しいのでしょうか。
超臨界流体の定義が、「臨界温度以上で臨界圧力以上の流体」と言うのが誤りで、温度が臨界温度より非常に高いときは、物質を溶解する能力(溶解度)が下がるなど、物性が非常に異なるので、超臨界流体とは言わない、と言うことでしょうか?
「20℃で35気圧の窒素は、超臨界流体なのでしょうか。」○とみてよいでしょう。
「同様に考えれば、水素は、20℃という極めて高温では、15気圧にすると超臨界流体になってしまう」これも○でしょう。
産業用ガスのボンベは満タンで150気圧、14.7MPaだそうです。どちらの種類でも、ボンベ売りされているものが、夏なら、中で超臨界になっている計算です。出て来るときはもちろん1気圧ですし気体です。