たまたま、話題になった
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「2000年問題って大したことなかったですね!」と当時小学生だった自分の感想を述べたらSE陣がざわつき始めた - Togetterまとめ http://togetter.com/li/1045396
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というまとめのコメント欄で、年号や年代の記録表記のせいで生まれるシステム管理の苦労…から派生して
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うるう秒なんかさっさと廃止すべきだと思うな。それだけで簡単に問題が解決するのに。GLONASSの仕様決めた人たちと天文時にこだわってる人たちは反省してください。~_~;
それなー。エポックからの純粋な時間経過をベースにするだけなのになー。天文時とは変換で対応すりゃいい。RTCも余計なことせずに秒だけ数えてりゃいいよもう。
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などの意見を聞きました。
なるほどと思う一方「本当にうるう秒って、無くしても大丈夫なの。無くすことにデメリットは無いの?」と思います。技術者、科学者、さまざまな立場から、うるう秒の存在(或いは廃止)に伴うメリット・デメリットを教えてください。
この質問はブログ記事
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20161109/p2
と連動しています。
個々のコンピュータの時計はずれるのが前提で、定期的にNTPで時刻同期します。
NTPではうるう秒の取り扱いが規定されており、大半のシステムはうるう秒があっても影響を受けないでしょう。
シビアな時刻同期が必要な場合、常識的に考えてうるう秒を考慮した設計になっているはずです。
三感四問 ~ 時のQ&A・音のCDE・色のイロハ ~
〔timing〕
あれあれ? ~ 残りの6時間はどこに行ってるんでしょうか ~
(実際の一年が365.25日または365.2425日というわけではありません)
https://oshiete.goo.ne.jp/qa/7572642.html(No.2 20120705 No.4 20120706)
…… あなたは(過去一年間に)つぎの知識を活用しましたか?
(ゆとり世代は、円周率を「3」と覚えたので、学力低下したそうです)
http://q.hatena.ne.jp/1203256631(20080217 22:57:13-23:09:44)
…… 周期456年 ~ 622 聖遷 1078 陽暦 1534 聖書 1990 パソコン ~
(ルターの《聖書》当時、イスラムが《コーラン》を印刷していたら)
http://twilog.org/awalibrary/search?word=%E5%91%A8%E6%9C%9F&ao=a
〔sounds〕
周波数の「ドレミ」と「ミレド」は、かならずしも均等ではない。
上昇する「ドレミ」の「レ」は高く、下降するときの「レ」は低い。
おなじく「ドミソ」の主和音も、中央の「レ」は、上下に偏っている。
以上は「自然律」だが、バッハは「平均律」を実験的に推奨した。
ピアノのような鍵盤楽器では、自由自在に転調できるからだ。
── 《平均律クラヴィーア曲集 全2巻48曲 1722-1742 Köthen》
ウインナ・ワルツでは、不均等な三拍子が好まれる。
…… 3拍目を「ややためらいがちに」弾く。「躊躇がまた美しい」
http://d.hatena.ne.jp/adlib/20160101 躊躇の美学 ~ The Viennese Waltz ~
〔colored〕
色彩の「三原色」は、もっぱら「赤・青・黄」と信じられてきた。
(貧しい少年時代に「三色の絵の具だけで描いた」と語った人もいた)
1980年代の印刷業界に「カラー・スキャン」が登場、常識が覆った。
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1910年代「色盲検査票」が登場、1940年代に全国民に義務づけられた。
http://d.hatena.ne.jp/adlib/19160101 石原式色盲検査表
http://d.hatena.ne.jp/adlib/20041101 色盲検査 ~ 教育委員会の迷妄 ~
http://q.hatena.ne.jp/1476783287#a1259740(No.1 20161018 20:23:25)
(理系への進学を考えている高校1年生男子ですが色覚障害があります)
http://twilog.org/awalibrary/search?word=%E8%89%B2%E5%BC%B1&ao=a
もし、うるう秒の対応で管理コストが発生しているようなところがあるとしたら、他のところでも無駄なコスト満載のはずです。
うるう秒を気にしているところはあると言えばあるんですが、それは「2000年問題って大したことなかったよね」と同じロジックです。
不規則なのがそもそもの問題なんだろうけれども、
メリット・デメリットというよりも、
不便だからといって基準の方を変えてしまうのは本末転倒というか。
とはいえ、うるう秒の予約修正をコマンド1つでできるシステムを
最初から構築しておけば済んだ話のような気もします。
・うるう秒を考慮したシステム
実時間が 1秒以上経っていても、表記的には同じ時刻になっている状態を考慮する。
システム時刻が実時間とずれたときの考慮は、うるう秒に限った話じゃない。
・シリアルタイムが正で、表示のときにうるう秒を考慮する
将来のうるう秒がどこで入るか分からないということは、データで持つしかないので、うるう秒を入れるタイミングが決まった時点で修正したソフトを配信して、それを適用しなくちゃいけない。
炊飯器や冷蔵庫を例えに出すと極端と言われるかもしれませんが、時刻を扱うソフトウェアが搭載されていて、こまめな更新が期待できないようなのは、家庭用のルータとか無線で接続できる監視カメラとかたくさんありますから。
運用コストを考えたときにどちらを選ぶと言われれば、止めなくて良い、更新しなくても良い、という方を選びます。
人間の生活する時刻(標準時)とズレて困るのは、人間の目に何か表示をするためのI/Fがあるわけで。
IPv6バンザイ\(-o-)/
もし本当に完全無欠に独立したシステムで、シリアルタイムで運用したら困るもの…時限爆弾くらいか。
「春分の日」は 0319 0320 0321 0322 0323 あたりを逡巡する。
「春分点」が 00:00:00 ~ 23:59:59 に出現する日付は、前年二月の
「官報」で告示される(古来“告朔の儀”は、最高権力者の象徴だった)。
祝日法で「3月21日を春分の日」と固定すれば簡単だが、天文学に
国民の関心を喚起するための、教育的配慮≒管理コストともみられる。
<PRE>
Hipparchus, BC-0190‥‥ Greek -0120‥‥ 70 /
Omar Khayyám, 10480518 Persia 11311204 83 /
</PRE>
春分点そのものは、ヒッパルコスが発見したが、ウマル・ハイヤーム
がペルシヤ帝国暦(下記“1078 陽暦”)を創案、翌年実施している。
>周期456年 ~ 622 聖遷 1078 陽暦 1534 聖書 1990 パソコン ~ <
10790321 《イラン太陽暦》の前身《ジャーラリー暦》春分年初制定。
(次のブログは、さんま「建築関係トントントン」のギャグにつづく)
http://d.hatena.ne.jp/adlib/20150927 紙本論余説
目の前には残り1分で爆発しそうな時限爆弾。
どちらの色のコードを切れば良いんだ、で時間は刻々と過ぎるというお約束。
残り1分は長いだろうと思いきや、この期に及んでの最後の邪魔が入る。
何とか退けるものの、本当に時間がない!
えいっと切って、カウンター 001 で止まる。
無線の向こうではカウンターは 000 。
成り行きでまきこまれた見た目の冴えないハッカーがつぶやく。
「うるう秒...」
とか? :-)
わざわざ関係するように設定するから困るんじゃないでしょうか.
よほど標準時間に敏感にしないといけないのならともかく,そうでなければSLEWすればよいと思います.
…… 暦を規則的にしようとしても その試みはすべて失敗する。
Clemence, Gerald Maurice 19080816 America 19740122 66 /
https://oshiete.goo.ne.jp/qa/6057279.html(No.3 20100723 07:20)
|
…… 時間の基準として、暦表時 (ephemeris time、E.T. )を導入した。
これは1900年の太陽の幾何学的平均黄経がある点になった瞬間を起点と
し、惑星の軌道運動から1秒の長さを求めるもので、1958年から1988年
まで用いられた。(Wikipedia)
これかな?
http://ringeye.jawfish.org/~ori/misc/leapsecond-20120701.html
もう4年も前のことですが、それを随分前と取るか、つい最近と取るかは、それぞれでしょうけれど、少なくとも、Linux のサーバを運用しているところで「つい最近」とか思うところでは、去年のうるう秒でもはまったんじゃないかなという気がします。
いや、2012年にはまったところは、さすがにパッチを当ててるか。
これを「だから、うるう秒なんてものがあるから...」ととらえるところでは、セキュリティ的にも穴がいくつもあるだろうな、と思います。
閏の楽観史 ~ 冬来たりなば春遠からじ ~
カエサルが、ローマ陰暦を廃し、ユリウス太陽暦を創始(BC-45)した。
最初の閏年の前に暗殺され、四年目に置くはずが三年毎に置かれた。
聡明なアウグストゥスが気づいたのは、36年も過ぎてからだった。
この誤差を戻すため、以後12年は閏年を置かないことにした。
(BC-44~AD 4)48年間に閏12回のところ、36年12回と12年0回で修復)
当初の創案どおりに戻ったので、紀元4年に再び四年毎の閏を置いた。
ローマはカトリック国家となり、紀元325年3月21日を春分に固定した。
そのまま4年毎に閏を置いたが、1200年も経つて遅すぎる春に気づく。
イスラムでは(1078)春分年初の暦を開発していたというのに……。
ついにグレゴリオ13世が、1582年10月04日の翌日を10月15日に縮めた。
四年毎の閏を無限に繰返すのを、400年に97回と修正したのである。
さらに現在は2400年または2800年2月29日を省く新暦法も待機している。
…… だれもわたしに問わなければ、わたしは知っている。しかし、
だれか問うものに説明しようとすると、わたしは知らない(Augustinus)。
http://d.hatena.ne.jp/adlib/20080624 時よとまれ、暦は難しい。
すこし太ってきたら、ベルトを緩める。またすこし太ったら、ベルト
の穴を増やす。さらにまた太ったら、こんどは穴を空ける先っぽがない。
閏のベルト(定規)が正しくても、緩みつづける太っ腹は締まらない。