美味しいコーヒーを入れるコツは大きく分けると3つあります。
細かいテクニックや道具などウンチクは沢山ありますが、まずはこれらを意識してみてください。
1. 豆
まずは質問者さんの好みの豆の種類、焙煎具合を知りましょう。
豆の産地によって味や香りが全く違います。缶コーヒーでもブルーマウンテンやキリマンジャロ、コロンビアなど聞いたことはありませんか?お店で豆を買う際にも産地を気にしてみてください。酸味や香りについて説明書きもあると思います。店員さんに自分の好みを伝えてもいいと思います。
次に焙煎の具合でも酸味や苦みが変わってきます。浅煎り深煎りと言った言葉を聞いたことはないですか?基本的に浅煎りは酸っぱく、深煎りは苦くなります。こちらもお店で好みの焙煎具合を伝えるとお勧めをしてくれますが、いくつか購入してみて自分の好きな焙煎度合いを見つけてみるのもいいでしょう。
カルディの一番安い豆はブレンドされている豆ですが、そちらで美味しいと思えないのであれば、産地ごとのもう少し高めの豆、他の専門店の値段高めの豆を試してみましょう。ブレンド豆が必ずしも悪い訳ではなく、専門店によってはブレンドすることで各豆の欠点を補い合って美味しい豆にしていることもあります。
あとは細かいことを言うと豆の鮮度や保存方法などもあります。豆の量200gなどで早めに飲んでしまう場合は気にしなくていいでしょう。冷暗所で保管しましょう。
2.道具
購入した豆は挽いてあるものではなく豆のまま買いましょう。酸化が大敵だからです。入れるたびにグラインダーで都度挽きましょう。グラインダーは手動と電動のものがありますが、好みやインテリアに合うものにしましょう。量が沢山の場合は電動の方が手が疲れなくて便利ですが挽く際の音は大きめなので注意しましょう。
入れ方にも種類が沢山ありますが、基本的なペーパードリップの場合はカリタなどのプラスチックのドリッパーとペーパーを購入しましょう。最悪100円ショップでもいいと思いますが、デザインやインテリア性などご自身のこだわり次第でしょう。コーヒーが落ちるガラスポットはコップに直接落とすのであれば必ずしも必要ではありません。厳密にコーヒーの量などを図りたい場合or数人分作る場合はともに購入しましょう。
ドリップする際のお湯を入れるケトルも重要です。細くお湯を上からかけなければいけないからです。先が細くなっているケトルがあるといいでしょう。安いもので1500円~あると思います。
3.ドリップ方法
道具が揃ったら淹れ方です。豆の挽き具合も細かさで色々あります。濃く淹れたければ細挽き、薄く淹れたければ浅挽き、質問者さんの好みの挽き方を見つけましょう。
一人分の豆の量は13~18gぐらいがいいと思います。人数分で変わってきますが、1人分で豆の量が少なすぎると層が浅いので深みが増しません。こちらも好みで濃い気味がいいか、薄めのコーヒーがいいかです。
次に蒸らしです。コーヒーを淹れるときに初めに少しお湯を注ぎ、1分ほど待ちましょう。蒸らすことでコーヒーが抽出しやすく馴染みます。お湯の温度は好みにもよりますが90度ぐらいでいいでしょう。
あとは中心に豆が膨らむようにお湯の軌跡を細めに少しづつ、ペーパーから溢れない、されど凹みすぎない程度を保ちながら注ぎます。湿った豆がふっくらとドームのように膨らみます。回し注ぐという話も聞きますが、基本は中心にすこし空気を含むように優しく注げばよいでしょう。
お湯の量を人数分で計算しながら注ぎますが、お湯の最後に雑味も一緒に落ちてくるのでお湯が落ちきる前を計算して量を調整しましょう。
いずれの工程も質問者さんがご自身の好みをしっかり知り、それに合わせていくことが肝心です。酸味強めが好きかコクがある苦みが好きか、アロマは強めか、濃いめか薄めか、といった好みに合わせたものを選んでいけば自ずと最良のコーヒーに出会えるでしょう。
好みのカフェで豆や焙煎具合を聞いてみるのもいいですよ。あとは豆の販売してるところが多いのでいろいろ購入して自分の好きな豆を見つけるのも楽しいですよ。