「ミリシーベルト」「マイクロシーベルト」とはどんな単位なのか、どのくらいから危険なのか?放射線量計測単位のまとめ - GIGAZINEより
「グレイ」という単位は、放射線を照射された物質が吸収する質量(kg)あたりのエネルギー(J:ジュール)をあらわし、1kgあたり1ジュールの吸収線量を1グレイ、と定義します。
ジュールというのは「質量×加速度×距離」などで求められる仕事量をあらわす単位で、電力の話題でよく聞く「キロワット時(kWh)」と同じ次元の単位です。1ジュールは1ワット秒(Ws)で、これは1キロワット時を1000(キロ)で割ってさらに3600(1時間は3600秒なので)で割った量。洗濯機を3回運転すると1kWhと言われるので、1Wsというとかなり微量の電力量です。1ジュールは小さなリンゴ(約102g)を重力に逆らって1メートル持ち上げる時の仕事量に相当する、と聞くとイメージしやすいでしょうか?
中略
「シーベルト」も「グレイ」と同じように「J/kg」の次元の単位なのですが(中略)アルファ線で1グレイの被ばくなら人体への影響は20シーベルト(Sv)ということになります。物理量ではなく「人体への影響」を基準に考えた等価線量という概念にもとづく単位なのです
換算比較できます。
一応わかってるかもしれませんが余談。
大きなくくりでいうと放射線も電磁波ですが、波長が違うのでエネルギー量が全く違います。
紫外線とふつうの光(目に見える光、可視光)と赤外線のちがいよりももっと大きく違います。赤外線で日焼けすることはありません。
電磁スペクトル - Wikipedia
エネルギーがちがいすぎて「放射線被曝」にはカウントされないのが携帯のつかっている電波の電磁波ですが、マイクロ波(電子レンジでつかっている電磁波)に近いこともあって、出力が大きくなれば人体に影響があるという説もあります。
波のエネルギー量は振幅からとりあえず算出できます。電磁波とX線ではX線のほうが桁違いに振幅も周波数も大きいです。http://eman-physics.net/dynamics/wave_energy.html
しかし、エネルギー量から被曝量を算出するには、被爆時間をはっきりさせなければいけません。
X線は写真をとるシャッターの閉まる1瞬で1年に一回。たとえば0.1秒です。
「携帯」は1年にたとえば、30時間話すとします。ほんとうにそれだけですか?尻ポケットにいれて持ち歩いたり枕元で充電してませんか?電源が入っている間ずっと携帯はアンテナと交信しています。
つまり使用時間も桁違いに違うんです。時間や距離などもわからないと正確な被曝量比較はできません。衣服にいれて持ち歩かないこと、枕元で充電しないことに気をつければよいでしょう。