は、いい。
「ウルトラマン」「仮面ライダー」「秘密戦隊ゴレンジャー」
も、いい。
「戦隊もの」……
なんで
スーパー戦隊だけ、「もの」なんて言い回しがあるんだ?
「ウルトラもの」「ライダーもの」なんて言い回しはどこにもないのに。
僕はこれが気持ち悪くて嫌いなんで、
「スーパー戦隊シリーズ」とは言うが「戦隊もの」とは絶対に言わない。
そもそも『もの』って何ですか?
「~もの」については、別の質問の miharaseihyou さんの回答の通りだと思います。
小説や演劇のジャンルといった塩梅。
質問の範疇で言うと、「特撮もの」という言い方があります。
ウルトラマンやライダー、ゴジラもひと括りで、「特撮もの」です。
「~シリーズ」という呼称が付くケースでは、ふたつの条件があります(個人的な見解
ひとつめは、「提供する側が、一連の作品だと銘打って提供する場合」。
まあ、これは当たり前っちゃあ、当たり前。
もうひとつは、世界の共有です。
前のライダーやウルトラマンが、その次の世界でも(基本的に)存在することになっている。
前の続きだから、「シリーズ」です。
当初はバイクにも乗れないアマゾン。
先輩ライダーも登場しなかったはずですが、立花藤兵衛が世界をつなぎます。
だから、後のライダーシリーズにもアマゾンが出てくる。
「戦隊もの」が微妙なのは、そのふたつの条件が微妙だから。
戦隊ものは、
・ゴレンジャー
・ジャッカー電撃隊
・バトルフィーバーJ
・デンジマン
と続きますが、放送的には、ジャッカー電撃隊とバトルフィーバーJ の間にスパイダーマンが入ります。
当初から提供サイドが「シリーズ」を謳わなかったのは、「視聴率」という大人の事情があるからです。
想像するに、提供サイドの模索は、こんな感じではなかったか思います。
・ジャッカー電撃隊:集団のモチーフに色ではなくトランプを持ってきたものの鳴かず飛ばず。合体までさせたのに (´・ω・`)
・スパイダーマン:巨大ロボット持ってきたぜえ。昔、アニメもやってたし、知名度では問題ないはずなのに (´・ω・`)
・バトルフィーバーJ:やっぱり集団だ。マーベルコミック社との契約はあるけどアメコミは日本人には馴染まない
・デンジマン:やっぱゴレンジャーだな。五色だ
・サンバルカン:女の子 抜いたの失敗だあ (´・ω・`)
・ゴーグルファイブ:やっぱり 5人だよな。黒いれてみっか、緑 人気ないみたいだし
当時の特撮もの好きの中でも、戦隊シリーズにゴレンジャーとジャッカー電撃隊を含める/含めないのこだわりがありましたし、公式にゴレンジャーが戦隊ものの最初だとされたのは、もっと後になってからです。
ジャッカー電撃隊とバトルフィーバーJ は、他の作品と違って 5色(一部 3色)のモチーフも薄いし、世界的なつながりもありません。
というか、戦隊ものは世界観のつながりが薄い。
ゴレンジャーとジャッカー電撃隊では、映画で共演してたくらいのほんのり。
それ以降では、色物のゴーカイジャーを別にして、デンジマンからサンバルカンがつながりがあったくらいなはず。
# いつの頃からかやってる最終話のバトンタッチは、あくまでもテレビ放送的な演出
というわけで、素直に「戦隊シリーズ」と呼ばれない事情があるのですよ。