先日、雑誌を購入し、データが入っている付録のCDを読み込んでみようとPCのドライブに入れてみました。
※合計4台のPCで実験
1.ノートPC(A)の内蔵ドライブ…読めず(スピンアップするかと思いきや読み込みをやめてしまいます。)
※エクスプローラーでドライブを右クリック→プロパティを確認しても使用領域と空き領域が0バイトになります。
2.ノートPC(B)※ノートPC(A)とは別メーカーの内蔵ドライブ…読めず(スピンアップする気配もなくドライブベイを閉めてもディスクが入っていない時と同じ動作)
3.デスクトップPCの内蔵ドライブ…問題なく読み込み完了
4.ノートPC(A)にUSBの外付けDVDドライブ(電源は専用のACアダプタ)を接続してそれを使用…問題なく読み込み完了
CDのファイルフォーマットはCDFSなので、ドライブの種別に関わらず読めると思っていました。
読み込み可否が発生する原因を環境の切り分けで考えるとすればノートPCの内蔵ドライブなのか、入出力電圧がもっと高いかぐらいです。
このような事象の原因はなんでしょう?
ディスクの不良か、ドライブの劣化でしょうね。
品質の悪い媒体は、ピックアップの性能の高いドライブでないとディスクの記録情報が読み取れません。
ディスクが入っているかどうかを検出するために再内周にレーザーを当てて、反射レベルが一定を超えればディスクが入っているとしてスピンドルを回して読み取り動作を開始します。 機種によっては、回し始めてから判定する場合もあり、これが1と2の違いです(回し始めてからチェックするのはとりあえずドライブを閉じたら回してしまえば、ディスクがある場合の読み取り待ち時間を短縮出来るという思惑です)
実際のデータ読み取りは回転数が上がって一定にならないと出来ないので、スピンアップ中に停止するのもディスクが検出できていない状態です。
スピンドルケースに入っている緩衝用の透明ディスクをトレーに入れたり、プリントされたディスクを表裏逆にドライブに入れた場合同じような挙動になるかと思います。
ドライブが古くなるとレンズが汚れたり、出力や感度が低下したり、焦点がずれたりと言った原因で検出しにくくなります。
一般的に、デスクトップ用のドライブは電源が潤沢なので読み取りやすく、ノート用は省エネ重視で読み取りにくいので、ノートで読めないディスクがデスクトップで読めるというのはよくある話です。