HDDはプラッタ表面の磁性体の磁化の向きでデータを記録しています。データを読み出す時、磁気ヘッドはなぜプラッタのある場所に目的のデータが有ることを知っているのでしょうか?
住所録を作ってあります。このファイルは何番トラック何番セクタからどこのセクタまで、みたいな。だから、HDをフォーマットすると、そのアドレス領域に容量を食われて、実際にデータを記録できる容量が減るのです。http://archive.linux.or.jp/JF/JFdocs/hdd-intro.html
とてもわかり易い説明とリンクありがとうございます。HDDをフォーマットした時にカタログスペックと実際の記録容量が違う理由は、アドレス領域が有るからなのですね。
HDDは円形で、同心円状のトラックを区切ってデータを記録します。この最小単位がセクタです。幾つかのセクタを集めてクラスタを構成し、このクラスタごとにデータを記録します。それぞれのクラスタに何が記録されているかディレクトリエントリに記録されています。つまりものすごい数のデータの場所はOSによって管理されています。データを取り出すときは、OSはディレクトリエントリに従ってクラスタを読み込んでいきます。データを削除するときは、実際にはディレクトリを削除しているだけなので、クラスタに別のデータが書き込まれなければデータは残っています。
詳細なご説明ありがとうございます。円盤を7200rpmで回転させながら、おそらく数十nm領域のセクタにプラッタの場所が合うのはすごい技術で魔法のようです。また、HDDのデータを消すときはファイルの削除ではなく何回も上書きしますが、これはOSがデータを管理しなくなっただけで、プラッタ上の磁性体にはデータが残っているからなのですね。
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