私は日頃から、テレビやネットメディアの情報に疑問を感じています。
特に不思議に感じるのが「普通に生きてれば、普通にある話でしょ?」という狭い常識が日本は特に多い。
ここで言う
(条件)「普通に生きる=極端な努力や、過剰な怠けもしない自然な生き方」として。
(課題)
①二十歳までに恋人がしっかりできている
②車のMT免許が簡単に取れる
③Cランク以上の大学に当たり前のように入り、当たり前のように卒業できる(学費が払える)
④普通に部活をやったり、当たり前のように大会に参加している。
⑤入社式のある一定以上の規模の会社に正社員として入る
④クレジットカードが苦もなく作れる(審査がすんなり通る)
⑤結婚や昇格などを年齢に沿って当たり前のようにこなす。
こんなハイレベルな課題が、普通に生きてるだけで「自然に」出来ていくものなんでしょうか?
かなりの天才の生き方に見えますが。
ちなみに私は出来ません。仮にそれを指摘されても無視しています。
テレビで一般的な二十代・三十代が出る映像では、そういう人ばかり映ってますけど。
案外普通な気がしました。自分の周囲の人たちを見廻しても、個人の性格とかライフスタイルによって「車の免許いらない」って人も「部活はやってない」って人もいるけど「やろうと思えばできるがやらない」みたいな人ばかりです。
でも、そういう人たちもインターネットでは、非モテを気取ってみたり「若者には厳しい時代だし、そんなことができなくても気にしないでいいよね」みたいに言ってますが、実際には大きい企業に勤めて、恋愛や結婚して子ども作ったりしています。自慢話みたいになるので「無理ゲーだよね」って言ってるだけに見えます。
要は、家が貧困ではなく知能と発達に問題がなく極端な不運がなければ、普通に生きて普通の人生はできるし、案外そっちが多数派なんじゃないかと思います。できる人が天才ということはなく、それはそれで、そちら側の人にとっては、ごく普通かつ自然な生き方なのです。
特に、テレビで番組を作っているような人の多くは、都会で中流以上の家庭に生まれ、平均以上の教育を受けて、友達にも恵まれてきた人たちなので、テレビの当たり前はそのレベルに合わせたものになるのでしょう。