なぜこのようなことを尋ねるかというと、男性が育児を手伝ってくれなくて女性が苦労する問題について、責任の一端は男の子に家事を教えない母親たちにあるのではないかという仮説を持っているからです。
昔は「女は結婚して家庭に入るんだから勉強なんかしないで花嫁修業だけやってればいい」という時代があり女性の学業への意欲や機会を奪っていましたが、同時に「男は勉強だけしてればいいから家事は躾けない」という風潮もあったはずです。というか今でもあると予想します。
さて、そのように育てられた男の子が大人にって結婚して子供が生まれると、家事ができない・手伝わない・手伝っても足手まといな夫になります。
つまり、育児に参加してくれない夫が世にはびこる原因はその母親たちにあるのではないかと推察するわけです。
男性に比べて女性の進学率や年収が低いのは社会のせいであるならば、男性の家事育児不参加も同様に社会のせいであるとして擁護されるべきだと思います。もしこの仮説が正しいのであれば。
旦那が家事育児に協力してくれなくて不満を持っている母親の皆さん、あなたは息子が将来イクメンになれるようきちんと躾けてますか?いい大学に入っていい企業に就職することが最重要だから勉強だけさせればいいと思っていませんか?
もし躾けてないならあなたは矛盾を抱えています。将来息子と結婚する女性はあなたと同じ不満を持つことになるのですから。それでもかまわないとお思いなら、旦那が家事を手伝ってくれなくてもそれは当然のことなので文句を言うのべきではありませんよね。
ちなみに家事の躾けは母親だけの責任か?と思った方もいるでしょう。
もし世の父親たちの家事スキルが十分なら、男性の家事育児不参加問題は今ほど大きくなっていないでしょう。
なので家事については女性の専売特許であるという前提で質問します。
今の時代の子供は、教育の名のもとにみな高校に通う。
高校ではものすごく忙しく「何か」をさせられ、ストレスを与えられる。
たいていの政策は「高校生の時点でに教えておけばよい」となるため時間割はミッチミチ、
まともな性教育(家事ふくめ)も受けられない。
ゆとり教育の間は家事をしこむこともできたが、今は宿題と部活だけで息絶え絶えになる。
もちろん向き不向きがあって、小学生男子が自分から料理を習いたがるので包丁を買ってやったとか、
コーヒーを焙煎する/料理人になることが夢だったなんて話もあるけれど、
それは女性でも家事ができない人がいるのと同じことで、ばらつきを容認しなければならない。
しかも男性は体育会系であれ、マッチョであれ、奉仕される存在であれ
という無言の圧力があれば余計むずかしい。
結局のところ、家事教育は押し付けるものではなく、必要性を感じたときに社会とのかねあいで決定すべきである。
ま、食材宅配、食器洗浄機、ダスキンメリーメイドなど、金で家事を買ったっていいんだからね。
食材宅配は、調べると、弁当宅配サービスもやっているのものが多い。
糖尿病用や介護食弁当の宅配まで、たいがいの都市部でなら利用できる。