①雹は、氷の塊が大きい場合(直径が、5mm以上のものを中心として降るもの。通常は、5mmから、50mmの範囲に収まる)を言う。
②霰は、氷の塊が小さい場合(直径が5mm未満)を言う。
なお、③はどうでしょうか。
③雹と霰が混じった場合、すなわち、氷の粒の大きさが、5mm未満のものもあれば、50mm超のものもある場合。
雹の混じった霰が降るケース(霰が主体)は、
「雹の混じった霰が降る」と言えばよい。
霰の混じった雹が降るケース(雹が主体)は、
「雹が降る」と言えばよい。
かな、と思いますが、いかがでしょうか。
なぜかというと、雹が降るかどうか、が大事だと思うからです。被害を考えると、降ってくるものに雹が含まれているかどうかが気になります。
気象庁のページから
http://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/yougo_hp/kousui.html
ひょう
積乱雲から降る直径5mm以上の氷塊。
あられ
雲から落下する白色不透明・半透明または透明な氷の粒で、直径が5mm未満のもの。
備考
a) 直径5mm以上は「ひょう」とする。
b)「雪あられ」と「氷あられ」とがある。予報文では、「雪あられ」は雪、「氷あられ」は雨に含める。
つまりbの説明によるとアラレという予報は無い事になります
「降る」と言うからには③についても予報ですか?
「落雷やヒョウに注意してください」というのは聞いた事がありますが
ヒョウが主体とかアラレが主体とかいう以前に降るかどうかの予測が困難でしょ?
実際に降ったのであれば「雹が降った」(過去形)でいいでしょうし
アラレが10000粒降る間に、5センチのヒョウが1個降ったときに、
5センチのヒョウを無視して、「あられが降った」とは言わんでしょう
また、雹が降るかどうか(降ってくるものの中に、雹が含まれているかどうか)、
それは、あらかじめ、天気予報を聞く側にとっても、
より重要だと思いました。
田畑に被害が出る危険があり、屋根やクルマに被害が出るかもしれない、からです。
また、実際に降ってきた状況を聞く場合も、
雹が混ざっておれば、被害があっただろうと、予測できますし、
雹が混ざっていなかったのであれば、被害はそれほどでもないだろう、と予測できます。
そのため、過去の出来事であったとしても、
雹が混ざっていたかどうか、が気になります。