通常年会費を支払い、それが学会誌の印刷等に使われているのはわかりますが、普通の雑誌があれだけ安いのと考えると、査読にコストがかかるとしても高すぎる気がします。
もっとその分野の学問を多くの人に知ってもらい、盛り上げていきたいなら、会費を下げて、会員を増やしてもいいのでは…と思っています。
学会の運営などに携わっている方など、詳しい方がいらっしゃれば教えていただきたいです。
例えば、日本心理学会の2017年度決算書を見ると
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3P目の経常費の項目の右端の合計を見ていくと
学会の大会開催費
機関誌の発行
学会事務員さんの給与
などが高いようですよ。全国学会だと各地方から着ていただく関係者(理事、評議員)などの交通費、手当などもバカにならないと聞いたことがあります。だからといってビデオ会議では話が進まないそうです。学会の事務員さんではなく、会員に手弁当やってもらうだと、規模の大きい学会はだれもやりたがらいでしょうね。私も小規模学会の事務を手弁当で3年ほどやったことがありますが、会員の中には、有料サービスだと思って、無茶なことを言う人もいて、頭がいたいことが多かったです。人のやることですからミスもあるのですが、絶対に許さないとか言い始めるとか。
年会費1万で、会員数1000人いても1000万にしかならず、全国大会なら、会場費、運営バイト、予稿集の発行に300万では済まないと思います。学会機関誌が発行自体に1000部で1号あたり30万くらい+郵送費、理事や編集委員会の会議費とか考えると、事務員さんを一人雇えるかどうか微妙ですよ。となるとだれかが事務局をやるわけですが、やりたくないでしょね。パートさんやバイトさんを雇い、その人の机、作業場所、細々したお金の管理とか。
皆さんコメントいただきありがとうございます。
決算報告はオープンにされているものなのですね。調査不足で失礼致しました。自分の調べたい学会の費用内訳も確認することができました。
自分を特定されるかが怖いので、具体的な学会名はここでは伏せさせていただきます…
とても興味深いので、他の分野の学会の内訳とも見比べてみようと思います。
また、学会誌、とても高く感じますよね。自分もなぜジャンプ等の雑誌があれだけ安いのに、学会誌はこんなにも高いんだと感じてしまいます。安くするだけでもっと学生含む多くの人が読むようになるのではと感じます。査読の費用が含まれているにしても、高すぎる気がします。
講演会に参加すれば元は取れる、というのも一理あると思いますが、距離や時間の制約から、行ける人は限られてくると思うので、学会参加、講演会参加、学会誌による情報収集、それぞれの目的ごとに相応しい額を請求できるといいと感じます。
例えば心理学を専門としていない人で、学会、講演会に参加する程でもないが、心理学に興味を持っている人は世の中にたくさんいると思います。そういった人たちのために年会費ぐらいは安くして学会誌を読んでもらった方が、その学術分野もより広がりが出てくるのではと思います。
思ったことをつらつらと述べるだけとなってしまいましたが、ご意見いただきましてありがとうございます。
どのイベントでどの会社にいくら支払ったかなど、詳細な内訳までは分からないと思いますが、年間を通してどのような事にいくら使ったのかは分かると思います。
後は活動報告やニュースのページを見れば、どのような事をしているのか分かります。
学会が企業からの寄付金を受けていればまた違った風になると思いますが、学問の中立性や独立性を確保するために企業とは距離を置きたいと考える学術団体が多いのだと思います。
大会になると協賛で企業から支援を受けてたりするところも多いのではないでしょうか。分野によってもいろいろですが。
おっしゃる通り、あえて企業からの支援を受けない学術団体もありそうです。
基礎科学は純粋に支援してくれる企業がいないのかもしれませんが。