最近こういう事例がおおく、はてなでも注意喚起しているほどです。
通常、広告は「バナー広告」(おもに記事の上下に表示される四角い広告) が一般的ですが、最近は悪意のある広告業者がページ全体を変更する不正な広告をつくったのが原因で急速にひろまりました。
なお、不正な広告が表示されても、ボタンをなにもクリックしなければウイルスがインストールされたりなどはしませんので、電源ボタンの長押しはかえって故障の原因になります。ご注意ください。ボタンをクリックしていなければ、通常の手順で電源を切ってください。必要であれば、閲覧履歴を削除することもできます。
なお、この不正な広告には利用者側で対抗できますので、ブラウザーごとの設定方法を紹介します。(表示頻度はかなり減りますが、二度と表示されないことを保証するものではありませんので、ご注意ください。) なお、すべてPC版での設定方法です。スマートフォンでは、設定方法などがことなりますのでご了承ください。
Google Chromeの場合
Google Chromeは不正な広告が世界で急増したのをきっかけに、本気で対策にのりでています。そのため、不正な広告の非表示の設定はいちばんかんたんで、初期設定でも非表示の設定になっていますが、設定方法をお伝えしておきます。
- 右上の「...」から「設定」を選択します。
- 「詳細設定」の「プライバシーとセキュリティ」から「サイトの設定」を選択します。
- 「ポップアップとリダイレクト」を「ブロック」に設定します。(初期設定はブロックになっています)
- 「広告」を「煩わしい広告や誤解を招く広告が表示されるサイトでブロック」に設定します。(初期設定では煩わしい広告や誤解を招く広告が表示されるサイトでブロックになっています)
Firefoxの場合
Firefoxの場合、詐欺広告かどうかにかかわらず、自動的にページがきりかわる機能自体をブロックにするため、はてなのログインページなど、正当な理由があって自動的にきりかわるページでは少々不便になることがあります。(「このページから他のページへの自動転送をブロックしました。」という表示と「許可」ボタンが表示されます。)
- アドレス バーに about:config と入力して、開いてください。
- 警告画面は「危険性を承知の上で使用する」を選択してください。
- 「accessibility.blockautorefresh」(2018年1月現在 上から3番目) を選択して、ダブルクリックすると、右の「false」(無効) が「true」(有効) にかわります。「true」にしてください。
- あやまってとなりの設定を変更しないようにご注意ください。ただし、まちがえた場合は、まちがえて変更したところを選択、右クリックして「リセット」でもどせます。
以下の4つのブラウザーは不正広告だけをブロックすることはできないため、広告自体をブロックすることで不正広告もひきづるようにブロックする方法を紹介します。正当な広告をしている会社さんには申し訳ないけど、不正な広告をしている会社のせいなのでしかたありません。
Microsoft Edgeの場合
- 右上の「...」から「拡張機能」を選択します。
- 「その他の拡張機能を探す」を選択します。
- ストアの画面が表示されたら、検索欄に「uBlock Origin」と入力して、uBlock Originをインストールします。
- インストールが完了したら、ストアの画面はとじて、さきほどの拡張機能の画面でuBlock Originを有効にしてください。
Internet Explorerの場合
- 右上の「ツール」(歯車アイコン) から「アドオンの管理」を選択します。
- 左の「追跡防止」から「追跡防止リストをオンラインで取得...」を選択します。
- ひらいた画面で「EasyList」をさがして、みつかったら下の「追加」でEasyListを追加してください。
- 追加できたら、追加の画面はとじて、さきほどの追跡防止の画面で「EasyList」と「個人用リスト」をそれぞれ有効にしてください。
Safariの場合
- メニュー バー「Safari」から「Safari機能拡張...」を選択します。
- 一覧から「Ka-Block!」を選択して、インストールします。
- インストールが完了したら、いちど「開く」でKa-Block!をひらいてください。
- そのあと、ひらいた画面はとじて、Safariにもどり、メニュー バー「Safari」から「環境設定...」を選択します。
- 「機能拡張」から「Ka-Block!」のチェックをいれます。
Operaの場合
- Windows版の場合は左上の「O」アイコンから「設定」を、Mac版の場合はメニュー バー「Opera」から「環境設定...」を選択します。
- 「広告のブロック」から「広告をブロックしてウェブサイトの表示速度を 3 倍高速化する」を有効にします。
- 「リストの管理」で「EasyList」と「マルウェアブロック」の2つにチェックをいれます。ほかの項目はおこのみでチェックをいれてください。
- 上の「アップデート」を選択します。
どうしても不正な広告にであいたくないかたは (「不正な」広告にであいたくない気持ちはみんなおなじですが) ぜひおためしください。
映画館のサイトを見てるときに出てきたのはさすがに怖い