コンクリート瓦をセメント瓦と間違えることと、セメント瓦をコンクリート瓦ですよ、と間違えること、どちらが多いでしょうか。
コンクリート瓦は、セメント瓦に似せて作ったのかな。それならば、コンクリート瓦をセメント瓦と間違えるのは、仕方なさそうです。逆は、そうでもないと感じます。
セメント瓦はセメントで作られ、コンクリート瓦はセメントとその他の骨材で作られていますから(たぶん)、セメントが主成分である点で同じように感じます。メンテナンス方法は同じじゃないか、と思うのですが、どうも違うらしいです。どうしてなのでしょうか。
セメントに繊維を混ぜるとスレート(人工スレート)になるという説明もありますが、すると、スレート瓦もメンテナンスは、セメント瓦やコンクリート瓦と同じじゃないか、と思ってしまいますが、どうなんでしょうか。
https://www.nakayama-saiko.com/dryprocess
どちらもセメントが主原料ですが骨材を入れて成形し塗装して仕上げたのがコンクリート瓦・・つまり塗装のおかげで新しい時には粘土を焼き上げた亙のように見えるけど、和瓦に比べて重くて、強度も耐久性も落ちるのがコンクリート瓦です。
http://www.yaneyasan13.net/%E7%B2%98%E5%9C%9F%E7%93%A6%E3%83%BB%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%88%E7%93%A6%E3%83%BB%E3%82%BB%E3%83%A1%E3%83%B3%E3%83%88%E7%93%A6%E3%80%81%E7%93%A6%E3%81%AE%E7%A8%AE%E9%A1%9E%E3%81%A8%E8%A6%8B%E5%88%86%E3%81%91%E6%96%B9
セメント瓦は型にセメントを流し込んで乾かしただけの、コンクリート瓦よりも安価で割れやすく塗装して仕上げる方がコスパが良かった亙ですね。
コンクリート瓦よりも和瓦よりも軽いので、柱や基礎が比較的弱くても大丈夫というコスパに優れた面があった。
コンクリート瓦は和瓦の代用品として使われましたが、セメント瓦はとにかく安く建設できる屋根材として敗戦直後には多用されました。
セメント瓦の施工例の方が多いと思う。
塗装されていなかったり、塗装が薄い方がたいていはセメント瓦です。
うちの近所にも生き残っているけど、人件費が高い昨今では、どちらもほとんど消滅寸前の素材です。
どちらも雨漏りを防ぐには定期的な塗装工事が必要な素材です。
現時点ではどちらも販売されていませんが、どちらも昔は安かった。
耐久性を犠牲にして費用を節約した建築にはそれなりに使われていました。