先の大戦前、大日本帝国の帝都で暗躍した 江戸川乱歩の「 怪人二十面相 」が
古今東西の古典ミステリー100選 の中に入っていないのは解せません。
蝙蝠の怪人、巨大カブトムシ、妖星人R、黄金の虎、鉄の人魚など、
部下ともども着ぐるみを被って化け物に扮し、世間を惑乱させる。
怪人二十面相(後に自称「 怪人四十面相 」)は、
この被り物のリアリティーに拘り、
『 鉄塔の怪人 』では巨大カブトムシに入って、
何度も部屋の壁を這い上って、動き方の手本をみせたり、
『 海底の魔術師 』ではわざわざ大蟹に入って、断崖を這い降りたりするなど、
他国ミステリーの主人公には真似のできない、
サーカス団で 培われた高度な身体的能力と、
着ぐるみ作製技術を駆使することができるのです。
怪人二十面相 大蜘蛛 イメージ
( 仮想現実内で 着用使用できる現物を 購入することが可能です。)
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