遅延や運休が発生した、乗りものを間違えた、乗り遅れた…など、乗るはずだったのに乗れなかったという出来事がからむ魅力的な話を紹介してください。
古今東西、ジャンルは問いません。映画・小説・漫画・エッセイなど既存のフィクションのほか、ご自身の体験談でも構いません。
何かから引用される場合は、引用元を明記してください。
タモリ倶楽部の最高傑作が、「北斗星に乗る」。結構前の放送だが、リアタイで見てた。(なにをかくそう、一本でもニンジン以来のなぎらけんいちファンである)
当時北海道へ一直線でいける夜行列車の雄「北斗星」にタモリとなぎらが乗って行く、ただそれだけの企画。
東京をスタートすると、さっそくビールを開け、二人ともいい感じで車窓を眺める。東北本線を延々北上し、ビールが底をつきます。
仙台駅に着き、停車時間が少し長かったので、なぎらはホームに降り売店でビールを買い込みます。結構な本数を買い、抱えて車両に戻ろうとして、お約束通りコケます。浴衣の前がはだけてしまい、足がもつれるという、ほろ酔いのオッサンの良くやること。しかし、ここで出発のベルが。
なぎらはそのまま車両に飛び込めば、余裕で間に合ったのだが、そこはなぎらたるもの。ホームに散らかったビールを拾って、車内に投げ込み始めます。あちこちに散らかったので、結構手間取り、最後のビールを「閉まりかけた扉」に投げ込みます。
ホームには、はだけた浴衣一枚のなぎらが残り、カメラは車内からその呆然とした彼を写しながら、仙台駅を後に北斗星は北へ。ホームにはスタッフもいません。なぎら一人だけ。浴衣以外は財布も車内に投げ込んでいて、何も持っていない。
後々、盛岡駅でなぎらは乗り込んでくるという奇跡。仙台駅で駅員に相談し、新幹線で盛岡で間に合わせるという離れ業をやってのける。財布がないので、あとで絶対払うという誓約書を書いたそうだ。
タモリ倶楽部の番組内では、その盛岡までの経緯は映像には残っていない(スタッフもカメラもないのだから、あたりまえではある)のだ。が、盛岡から乗り込んだなぎらが、タモリにドッキリをするため青函トンネルまで息をひそめるというおまけもついていて、内容盛りだくさんでドキュメントという神回の話です。
ほんと、面白かった。ビール投げ込んでないで乗れよって。
駅員さんのコメントが秀逸
「千葉県は史上最大の密室」になったのだと思う。
「♪乗り遅れたバスを 見送る人を見よう」
全体の内容に全く即していないように感じる、
この非道なサビのフレーズが素敵。
自分たちが乗ってるバスに乗り遅れて(おそらく茫然と)見送っている人を見てようね、って歌詞ですよね。うわ、ひど。
ちょっと罪悪感があることをしてもお互い許せるふたりでいいよ、って意味でしょうか。
確かに「非道なサビのフレーズが素敵」です(^^
https://eiga.com/movie/82409/
ベストアンサーはNo.6たけじんさんに。乗り遅れたのは気の毒だけれどつい笑ってしまいます。
ポイントは、私の胸のトキメキメーターの針の触れ具合で、いくばくか差をつけました。
回答をお寄せくださったみなさま、ありがとうございます。篤くお礼申し上げます。
動画がどこかに無いかと探しましたが見つからず。
ビールを投げ込んでるときのなぎらけんいちは、最高に面白かったのは保証します。