・情報処理工学 =>ソフトウエアよりのアプローチ
・電子工学 =>ハードウェアよりのアプローチ
情報工学系がない大学の電子工学は、情報処理工学が含まれてることも多い
「工学」とつくと、通常は理系の工学部系の学科のことが多い。しかし、情報系に関しては、文系のこともある。文系の場合は、すこしアプローチがちがうとは思うけど、知識的にはだぶるところが多いと思う。
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パソコンのアプリ、スマホのアプリ =>情報工学系
自動車の制御アプリ、携帯の通信部分のアプリ =>電子工学系
別に厳密にすみわけできるわけじゃないけど、こんな感じ。
OSとかは、情報工学系にはいると思うけど、組み込み系(車・携帯)のOSとかは、電子工学系かな?!
ハードウェアに近いほど、電子工学の知識があると有利ってだけで、別に、情報工学系の知識でできないわけでもない。もちろん逆もしかり。
情報工学系でも、論理回路ぐらいはやると思う。電子工学科の場合は、電気学科の一部の電気的な部分も学習する。
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文系とかにもある、情報学科も、微妙に情報処理工学とはアプローチが違うんだよね。
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電子工学であっても、材料工学の一部は勉強しますし、かつ、半導体材料とかの研究室があったりするので、一般人が思うほど、簡単に切り分けできるわけではありません。
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>また情報処理といった切り口に立った場合の強みはなんですか?
情報処理試験という資格があるのですが、
1 ITパスポート試験
2 情報セキュリティマネジメント試験
3 基本情報技術者試験
4 応用情報技術者試験
5 ITストラテジスト試験
6 システムアーキテクト試験
7 プロジェクトマネージャ試験
8 ネットワークスペシャリスト試験
9 データベーススペシャリスト試験
10 エンベデッドシステムスペシャリスト試験
11 ITサービスマネージャ試験
12 システム監査技術者試験
https://www.jitec.ipa.go.jp/1_11seido/seido_gaiyo.html
情報処理、情報処理工学で、このあたりまで網羅できると思います。
ただし、管理工学とか経営工学とか他の分野とたぶる部分はあると思います。あとマネージメントが入るので、その辺りは文系だよねと個人的には思う。
電子工学科でも、知識的にはかなりの部分、上記とたぶる部分があります。
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>情報処理といった切り口に立った場合の強みはなんですか
7 アプリケーション層 - アプリケーション間のやり取り
6 プレゼンテーション層 -データの表現形式
5 セッション層 - 接続の手順
4 トランスポート層 -データ通信の制御
3 ネットワーク層 -インターネットワークでの通信
2 データリンク層 - 同一ネットワーク上での通信
1 物理層 - ケーブルや電気信号やコネクタなど
https://thinkit.co.jp/story/2015/04/28/5799
ネットワークにも階層があるのですが、
情報処理だと、明らかに、上位層しかかかわらないというか、そういう上位レベルのことを考えることが強みかな。
物理層は、明らかに電子・電気系。
それより上は、電子工学・情報工学両方で扱うけど、下位層ほど、電子工学系の色が強いと思う。