質問者は、ホテルの対応にムッとして「そうだ、ケシカラン」という
回答を期待しているようですが、わたしの永々しい人生経験を省みるに、
あなたが生れる前の世情と、さまざまの記憶がよみがえってきました。
むかし「女の一人旅」といえば、とても危険で、時代劇などでは必ず
事件が起きます。「あれぇキャー」とか、絹を裂くような声が聞えます。
もとはイロハかるたや諺で「可愛い子には旅をさせよ」といったのに。
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さらに、大阪万博のための列車を再活用するため、世相が変化します
…… ⦅美しい日本と私 DISCOVER JAPAN 19701001 国鉄キャンペーン⦆
── 谷村 新司・詞&曲/山口 百恵・唱⦅いい日旅立ち 19781121 CBS⦆
谷村 新司 詞曲 19481211 大阪 /https://www.tanimura.com/
♀山口 百恵 歌手 19590117 東京 /19801005 引退/籍=三浦 友和の妻
…… 1985年以後、高等学校の音楽教科書にも何度か掲載され、2002年
には中学校の音楽教科書にも掲載された(Wikipedia)。
酒井 政利 企画 19351117 和歌山 東京 20210716 85 /百恵&ひろみ
郷 ひろみ 歌手 19551018 福岡 /籍=原武 裕美
…… ⦅2億4千万の瞳 19840225 国鉄キャンペーン⦆ディスカバー・ジャパン
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わたしは、東京や大阪の“ドヤ街”から一流の名門ホテルまで、宿泊
しましたが、さまざまに微妙なフロントの対応を経験しています。
ホテルの格式や流儀はもとより、フロント担当者のキャリヤ次第です。
たとえば、いきなりフロントに現われて、いますぐ泊りたいという客
に対して警戒する傾向があります。紳士淑女なら事前に予約すべきか、
あるいは、予約なしに現われた熱意を尊重すべきか、という判断です。
昔なら、たとえホテルの公衆電話からでも、予約すべきだったのです。
もちろん、身なり口調ともチェックされます(かつて銀座のビジネス
ホテルで、チェックアウトの際、連泊予約を断られたこともあります)。
わたしの想像では、迷惑な客を迎えると、他のスタッフが苦情を言う
ので、フロントの責任が重いのです。質問者のケースでは、家庭内での
トラブルによる、わけありの“プチ家出”が案じられたのでしょう。