メジャースケールもマイナースケールも、実はダイオトニックスケールというものに含まれるのであると学習しました。
そのダイアトニックスケールの中のイオニア(スケール)とエオリア(スケール)に相当するということでした。
それゆえ、次のことを確認したいです。
ドリアやフリジアやリディアなどにスケールを拡張した考えれば、
①ハ長調の同主調は、ハ短調以外にも、5つ存在するという考え方でよろしいでしょうか。
②ハ長調の平行調は、イ短調以外にも、5つ存在するという考え方でよろしいでしょうか。
一旦廃れて復活したものですからね。ナウシカの冒頭のように。
理屈からはそういうことになります。
始めに、1オクターブというのがあり、
それについて、12音で分けられると認識して、
これを7つと5つに分けるというのは、
自分は単純にそのまま受け入れておりました。
「倍音倍音で整理したのが1オクターブ」
でそれは動かせないとして、
そのうえで、12個に分ける、
しかし、白鍵と黒鍵にという考えでした。
「12音⇒7音(5つを抜く)」
ですが、更に、「 ⇒ 日本音階(ヨナ抜き)」
など考えると、いろいろな音階がありえます。
しかし、すべて、倍音倍音で出てきたオクターブに立ち戻るように思います(12音)。
これを「調性」というふう整理でしか見ていませんでしたが、
「旋法」という風に見るという視点もあるということがわかりました。
すべて、12音の世界の枠内(白鍵と黒鍵の枠内)でおさまっているのが驚きです。
https://www.musicca.com/jp/scale-finder
五度圏とは、平均律に馴染むけども、純正律には今一つということだ
と理解しておいた方が良いと感じました。
純正律では、イ長調とイ短調をごっちゃにはできるというのは、
両者の間では、主音がイで共通にて、属音までのずれもないが、
ハ長調とイ短調では、主音の段階からずれているということかな、と思いました。
コードやコード進行に疎く、十分に理解できていないかもしれず申し訳ありません。
なお、ピカルディーの三度についての言及を頂き有難うございました。
五度圏の図では、時計板に例えると、12つの場所があり、
それぞれが、メジャースケールとマイナースケールを現していて、
調号記号(左端の調号記号)を載せます。
平均律はそのようにしますが、純正律でも同じと考えてよいのでしょうか。
さて、平均律の曲ならば、
途中の小節などに臨時記号(小節内でのみ有効な)を付けることがあります。
ところが、純正律の場合は、臨時記号を付すことにネガティブなのですね。
和声の観点で、和音(分散和音も)を付けることがあると思いますが、
このような時でも、ネガティブなのですね。
いろいろなケースを想定した御説明を頂き、有難うございます。
階名ドが定まっているとして、ドミソが協和音になるように定める(これは純正律)ときのミと、ド→ソ→レ→ラ→ミで定めたときのミ(これはピタゴラス律)は異なります。
記譜上、平均律と純正律の区別があるわけではありませんが、調号からは平行調は区別が付かないので、調号だけでは定まりません。
それから純正律は主要三和音が協和音になるようにしてあるというまでです。正に和声的な要請であって、旋律的に純正律が自然だというわけではありませんが、和声的にも主要三和音だけというのは単純すぎます。とりわけジャズでは単純すぎるのは嫌われます。
臨時記号は独唱やバイオリン独奏の類いであれば、「そんなの演奏者の主観で上げたり下げたりすればいいだけであって、正しい音の高さなんてのは存在しない」で別に困りませんが、合奏するときには困りますし、独奏でも鍵盤楽器ではそれじゃ調律できませんし、ギター等でもフレットが作れないことになります。なおフレットがまっすぐなのはあくまで平均律だからの話。