またそうした大人の(学校にも行かず社会とも接点がなく本を読む習慣がない大人=そうした大人)人生はどのようなものになっていくと思いますか?。
医師免許および脳や神経に関連の深い修士号・博士号などの国家資格の持ち主でもない者が、このような文脈で軽々に「脳みそ」という語句を用いるべきではない。
質問者はその語句を正確に理解していないし、その用途は質問を正確に定義することに失敗している。
(1)精神的不調が原因で寝たきりになる児童が少ない理由
「子供は清潔に安全に育ち、遊んで学ぶのが仕事」という暗黙の合意が社会全体で共有されており、
子供の保護者、監護者、保育者は、子供が安全で清潔に過ごし、事故や暴力の被害者にも加害者にもならないよう、毎日毎日家事労働、ケア労働、感情労働を捧げて見守って、できる限りの良好な言葉がけをして、四方八方から守りを固めているものだ。
よって、子供本人が心身に重大な障害を背負っていたり、家庭環境や監護者に重大な欠陥がない限り、子供が精神的不調を理由に2日も3日も寝込むという事態は、必然的に起こりにくくなる。
(2)学校にも行かず社会とも接点がなく、本を読む習慣がない成年はどうなるか
学校にも行かず社会とも接点がなく、本を読む習慣がない成年が衰えるのは、社会的判断力。脳ではない。
脳は、生命維持にかかわるような壮絶なセルフ・ネグレクトや虐待によって衰える。
不登校引き籠りでゲームをやりまくってゲームのセオリーを習得し続けてゲームクリエイターになった人もいるし、音楽や絵画、ダンス、著述など、表現の世界で活路を拓ければいいと思うけど、
世の中の大半のことについて初歩的・基礎的教養がほとんど無いとなると、逆境からふと解放されたり、我に返って何か始めたいと思った時に、スタートラインがかなり後方にあるということにはなる。
大学時代の失恋と友人関係のもつれが原因で失意に陥り、35歳までほぼ無職でゲームばかりやって実家引き籠りだった男性が、土地建物取引の不動産国家資格を取得して40歳で腕ききの不動産屋になった例があったけど、その人は大学まで出ていた。
学校にも行かず社会とも接点を持たず、本を読む習慣すら無かったとしても、100メートル20秒以下で走れる身体を維持して、顔と身体の無駄毛を剃って、栄養バランスよく食べて健康を維持してさえいれば、50手前ならなんとか再起できるんじゃないか。
本は真剣に読めばありとあらゆる知識と見聞をもたらしてくれるけど、本を読まなくてもゲームでも音楽でもダンスでも、何か打ち込むものがあれば脳は大いに刺激される。まあ自分は、全く本を読まない人は話が貧しくて苦手だけど。
内臓と身体を壊すような壮絶なセルフネグレクトや虐待がなく、栄養バランスと栄養状態がよければ、脳に劇的な退化はない。
ただし、しばしば24時間以上部屋から出ないとか、いつ何を飲食してるのか、断食してるのか定かでないレベルの家庭内引きこもりだと、本来ピカピカの健常者であっても物凄い勢いで内臓と脳と健康と生命が壊れていくので、早いところカウンセリングに繋がるか、程度によっては措置入院するべき。