20世紀以前のデータでも構いません。ただ、その場合でも単に「中国」とか大雑把な表記のみでなくて、地域名か山の名前など具体的なデータでお願いします。
http://www47.tok2.com/home/yakimono/onna-sarayama/22.htm
呉須はどこから 茶碗薬の名で長崎へ
*すでに、
が紹介されているようで、補足程度の情報ですが・・・
上記サイト
>中国では元時代から*明時代の前期にかけては、アラビア海沿岸の地域(とりわけペルシア)から輸入していたようですが、明時代の後期(17世紀初頭)には中国浙江省産の呉須を使っていました。江戸時代の有田で使われた呉須は、この中国からの呉須でした。
>中国の呉須は、昭和30年代まで有田で使用されていましたが、今日ではほとんど見られなくなりました。現在、世界のコバルトのシェアはアフリカの*コンゴ共和国が広く占めており、有田でも大手商社が輸入したコンゴ産のものが使用されています。
いずれも引用元は同じようです。
参考までに。
「21世紀のコバルト需給動向の予想」
世界の国別生産量の推移、利用状況等の統計があります。
http://www.ne.jp/asahi/lapis/fluorite/column/lapis.html
青金石の話 ラピスラズリの鉱脈を 鉱物たちの庭
蛇足。
失礼いたしました。
「呉須」のページを参照してください。
表でも地図でもないのですが…
「日本のコバルト鉱は、紀州の山中と、山口の長登銅山」
「ドイツ、フライブルグの銀山(マイセンの原料に)」
など、いくつかの情報が拾えます。
中国国内には良質のコバルト鉱がなく、
かの景徳鎮の青も、こちらによると、
・ペルシャのラスター陶に使用した「ケムサル」という採集地から運んだものだという説。
・アフリカ産説
・ボルネオ産説
…などがあげられています。
アフリカを中心とした、世界のコバルト鉱山や供給動向について。
呉須はもちろんコバルト(酸化コバルト)そのものではありませんが、コバルトを主成分とする鉱物ですので、一応あげておきます。
これも表ではありませんが、下の方の国別情報の所に、相当数の鉱山名が書いてあります。
>中国国内には良質のコバルト鉱がなく、
あ、そうだったのか…
本格的な染付けが始まったのが景徳鎮だと思ってたけど、
アフリカ大陸でもさらに古くからあったのですね。
最後のPDFの埋蔵量資料でも、すごく参考になりました。
丁寧な御回答で助かりました!