自分は、面白ければ、洋画だとか邦画だとかは気にしません。
でも、圧倒的に洋画のほうが数が多い(アクションやCGなどの技術も高い)ので
自然に洋画に傾いてきてる気がします。
http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=978416
この国の映画はあまり観たくない - 教えて!goo
映画館の歴史が中心の論文ですが、
「邦画と洋画の逆転」→1987年、以後、洋画>邦画
「最近の邦画の興行収入の増加」→ほとんどアニメ
など、私も初めて知りました。
私も映画の論文などを探していたのですが、中々見つかりませんでした。
後でじっくり読ませて貰います。
観客の立場と言うよりも、映画市場という面から見た邦画と洋画の違いについて書かれています。市場規模という面から考えて邦画は採算が合わず、結局邦画が衰退の傾向にあるということでしょうか。
私個人としては、面白ければどちらでも、というところですね。たった今も「青の炎」を見ているところ。こうした非常に原作の素晴らしい映画でも、周囲がそれほど盛り上がらないのには宣伝側もどちらかというと洋画を大きく取り上げる傾向にあり、なかなか観客も邦画に気を留めることがないのが一番の原因なのではと私は思います。
一つ目のURLは邦画と洋画の歴代シェアを示しています。
シェアだけから言うと伯仲してきたのが1971年(邦画対洋画=51.3%対48.7%)。始めて逆転したのが1975年(44.4:55.6%)、回答2にあるように1987年以降は洋画のシェアが一貫して上回っています。
これの原因ですが、2番目のURLの方の11月21日の日記に「まことに勝手な空想でしかないのかもしれませんが、おそらく1970年前後を境にして、娯楽の王者の座を、映画からテレビに移ったのではないかと」と書いてありますが、これが原因なのではないかと思っています。それでも70年代後半から80年代の邦画を支えたのは、角川映画があってこそです(これがなければおそらく70年代後半には洋画が形勢逆転していたでしょう)。アイドルを起用、メディアミックスという角川映画には批判も多いものの(個人的には嫌いですが)、邦画の寿命を10年伸ばしたという功績はあります。もっとも角川としては、タダ券を多量に発行して映画の話題をつくってシェアを上げていたという側面がありますが(メディアミックスで売り上げを伸ばすという考え方だったからこそ可能な戦略ですね)。
3つ目のURLを見ると分かりますが、1970年前後はモノクロテレビからカラーテレビへ急激に変化していった頃です(NHK総合が完全カラーになったのが1971年)。それまではカラーの娯楽を見るためには映画館に行くしかなかったのですが、70年代以降は自宅でも日本人の出てくるドラマを見ることができるようになりました。一方で1966年以降日曜洋画劇場はあったものの、まだまだ「洋画」を見るには映画館しかなかったのがこの時代です。なので当時は「映画」を見るというより「洋画」を見るという感覚で映画館へ行っていました。また、邦画を支えるべき俳優やシナリオライターなどがテレビへ流れたのも邦画を零落させた原因の一つだと思います。
ということを書こうとしていたのですが、今ここで二番目の回答者の方のPDFを見たら同じことを考えているみたいですね。
http://blog1.fc2.com/yabuniramijapan/?date=200411
ヤブニラミジャパン避難所 200411
とても参考になります。
紹介されてあるHPに掲載されていた「洋画は当たった映画のみ日本へ輸入する」という所が参考になりました。