KTV「あるある大辞典」「SMAP・SMAP」、MBS「ウルルン」、
ABC「ビフォーアフター」、YTV「どっちの料理ショー」・・・
どうせ東京で収録するのであれば、何故キー局自体がその時間帯の
番組を制作しないのですか?
在阪準キー局の「既得権益」となっているのですか?
あと土曜日朝になぜ在阪準キー局番組が全国ネットされているのか、それも
教えてください。
http://www.soumu.go.jp/joho_tsusin/policyreports/chousa/housou/0...
放送政策研究会(第13回会合)議事録
質問の前半についての回答です。
そのものズバリの資料はちょっと見つからなかったのですがおっしゃっていること(既得権益)とはまったく逆です。
日本の放送局の体制は完全に首都集中であり、地方局にはお金がありません。そのため東京のネットワークキー局の要請によって(例えば全国番組に地方色がつくのを嫌うスポンサーの要請など)東京で制作することが多いようです。
また、タレントや制作素材もまた東京に集中しているため、結果として制作コストが下げられるという理由がありますね。
地上波デジタルに移行すると、システム運用面でさらにこの傾向が進み、今のローカル番組は放送からインターネットに追いやられる可能性すらあります。
何だか江戸時代の参勤交代のような話ですね。
http://www.hatena.ne.jp/(^^♪:detail]
最初に番組の権利を有した局が放送権をもつということなのでは…!?
ちなみに、制作と製作では、言葉のもつ意味が異なってきます。一般的に、制作は「つくる」こと。製作は「著作権を有している」ことを示します。
製作は、お金を出して番組をつくるので投資であり、その替わり著作権を有す権利を持ちます。そして、制作会社へ発注して番組をつくります。(この場合、制作会社は文字からして権利は有さない)
アニメ・ドラマ・ドキュメンタリーなどの映像は2次利用としての価値が大きいので、複数のスポンサー(投資会社)が関与することになります。これは(C)表示されている会社のことです。多くの投資会社がある場合は、よく「○○製作委員会」と表記されます。全部表記すると長~くなっちゃうので、委員会と言っているだけです。
複数会社を束ねる会社を幹事会社と言います。権利収入の窓口会社です。収入はこの幹事会社が他社へ分配します。権利をまとめている会社と解釈して良いと思います。
つまり、多くの投資会社は東京に集中していることから、その交渉や窓口として東京支社がまとめているから…と単純に考えるのはいかがでしょうか。
例えば、
「ウルトラマンマックス」CBC(愛知)製作です。
「名探偵コナン」YTV(大阪)製作です。
ウルトラマンもコナンも2次利用収入が莫大です。2次利用とは、DVD、CD、おもちゃ、海外への番組販売…これらの権利をまず抑えた局が(C)会社となり、番組をキー局に係わらず販売しているということ。
なので、その番組を買いたくない地方局だってあります。買わなくなって良いのです。各局の判断だから。全部自局の製作で放送しても構いません、お金さえあれば。でも映画などの買い付け金額は非常に高いので、お金のあるキー局が買って地方へ番組販売しているわけです。
全国放送と言いつつも、20数局の放送だってあります。全国放送というのはけっこう曖昧だったりします。
テレビ東京系は、全国放送と言いつつ5局くらいしか放送していなかったり。。。
大体、大都市圏を放送していたら全国放送という場合が多いようです。
既得権益という言い方よりも、最初からその番組企画にお金も含めて参画していたか否か…という感じでしょうか。
(答えになってますかね!?)
1番目のご回答も2番目のご回答も「なぜ在阪準キー局が東京で番組を制作(製作)しているか」をご回答していますが、私が聞きたいのは「なぜ東京キー局が制作(製作)せずに在阪準キー局が制作(製作)しているか」です。
URLはダミーです。
答えになっているか、わかりませんが…
KTVとフジテレビは別会社。YTVと日本テレビは別会社。ABCとテレビ朝日は別会社です。
「系列」という契約を結んではいますが。
KTVもYTVもABCも、独自の番組を作りたいのです。
在阪局で受け入れられる番組とは、
1.大阪弁をしゃべる芸能人の番組
2.誰もが知っている有名芸能人の番組
です。が、有名な芸能人を使おうとすると、東京でなければ不便なワケで。
そういう番組は、全国的にも受け入れられるので、フジも日テレもテレ朝も放送する。
それだけの話ですよ。。
在阪準キー局東京支社が製作している番組ですが、関西臭は希薄です。私が例題に掲げている番組いずれも東京タレントです。(強いていえば「さんまのまんま」が関西臭のある東京収録番組かな?)
恐らく、東西で視聴率にさほどの差は生じていないと思います。
あと、どなたか「土曜朝の在阪局横並びのナゾ」についても回答お願いします。
たびたびスミマセン。
言葉足らずでした。
補足ですので、ポイントはいりません。
1.大阪弁をしゃべる芸能人
というのは、これは無名でもかまわないのです。
ただし、あまりネットされません。
ネットされるのが
2.誰もが知っている有名芸能人
を使った番組なんです。
1.はよくわかります。
大阪ローカルの円ヒロシとか上沼恵美子とかキダタローとかですよね。
これは関西オンリーか、せいぜい中四国の数局にネットされて終わり。
問題は2.です。
たしかに2.の番組は大阪でもそこそこ視聴率は取れるでしょう。
そして東京でもそこそこ視聴率が取れることが期待できるため、そういう番組を在阪局が在京局に売る、というのもよく判ります。
判らないのは、なぜ最初からそういう番組を在京局が作らないのか、です。
わざわざ在阪局に作らせている理由がわからない。
具体例で突っ込むと、例えば日曜夜8時にテレ朝は自局製作番組をなぜ作らずに、ABC東京支社製作のビフォーアフターを購入するのでしょう?
自社製作費を掛けるより、他社(ABC)の番組を買ってくる方が安上がりだからでしょうか?
その理屈が通用するなら、他のテレ朝の全番組をABCに制作させた方が安上がりになります。
4大ネット(日テレ、TBS、フジ、テレ朝)のいずれもが、全放送時間帯の5%程度を在阪局東京支社に委託しています。
なぜこの割合が50%でも0%でもなく5%程度なのか、それが知りたい。
勝手な推測ですが、在阪準キー局は在京キー局の株式の数%を所有しているため、持株比率分までは在阪局に製作権を引き渡すようにネゴしたのでは、と想像しています。
それが私の質問タイトルの「既得権益」の意味です。
あくまでも一般論ですが、
1.確かに、キー局自体が一日分すべての番組を制作しても構わないと思います。
しかし、あくまでも系列各局はそれぞれ別の会社であり、
立場としてはお互い平等の立場にあります。
ですから、在阪局も「この曜日のこの時間の枠をくれ」というような交渉をキー局と行った結果、
番組をOAしているということになります。
通常、どの系列のタイムテーブルにもネット枠とローカル枠というのがあります。
(これをクロ=ネット枠/シロ=ローカル枠なんて言います)
全国ネットの枠であるということは、
CM枠の販売、系列局への売上配分(いわゆるネット保障費というやつですね)、広報活動、回線の手配(もしくは番組素材搬入)、
もろもろのことを、系列各局の代表としてやらなければなりません。
(ちなみに、ローカル枠であればCM枠の販売を各社それぞれで行います。
この場合に初めて番組購入だとかいう話が出てくるわけです)
ですから、あくまでも大阪の局の枠であるというのが先にあり、
どの場所で制作しようが関係なく、どの会社の枠なのか? というのがポイントとなります。
ご質問のケースは、制作をたまたま東京で行っているというだけの話です。
在阪局各社が東京支社制作部を置いているのは、
大阪で制作するより番組を作りやすいからでしょう。
タレント・スポンサー・代理店、いずれも東京が中心です。
わざわざ大阪で収録するメリットはあまり感じられません。
まあ、実際には、すべての番組をキー局が制作するとなると大変な労力が必要ですから、
準キー局のメンバーに手伝ってもらっているという面も否定できないと思います。
(ちなみに、ローカル局が単発の上りネット番組を制作しようと思うと、
キー局のネットワーク部にお願いして枠をもらい、
制作費や出演者や企画の中身についていろいろ指摘を受けて、ようやく企画を承認してもらい、実現できるような感じです)
2.たしかに、土曜朝は準キー各局が作っているのは不思議ですねえ。
昔から、その枠は大阪局が押さえていたという事なんじゃないかと思いますが…。
上記の事情であろうということは推察しています。
なので、私の質問は、なぜ在阪キー局が数%枠を保有しているのか、ということです。
>すべての番組をキー局が制作するとなると大変な労力が必要
既に全国ネット番組の90〜95%をキー局が製作しているのですから、100%にしても大差ないでしょう?
変に「在阪準キー局に花を持たせてやっている」理由がわかりません。
まあNNNネット局の場合、日テレ側が「地方局も制作能力を身につけるべきだ」という「親心」で、「三宅裕司のドシロウト(山口放送)」や「新型テレビ(福岡放送)」等を制作させてあげているようですが。
在阪準キー局相手に、そのようなお節介を焼いている訳ではないでしょう。
もっとも、これは質問後知ったのですが、YTVの朝の情報番組「ナルとも」が10月から日テレに逆ネットされるようです。
この場合、大阪収録(ナマ?)の画像が東京に流れるということで画期的なことになります。
それはともかく、テレビ局の編成部に在籍している人でないと、この質問は答えられないと思います。
「はてな」にそういう人が1人位いるんじゃないか、と期待して質問したのですが、期待はずれでした。
とりあえず数日は質問開けておきますが・・・
質問に答えた者ですが、後から読み直してみると、どうもうまく質問に答えられてなかったようです。
というわけで、すいませんが2度目の回答です。
私は某ローカル局勤務なので、あくまでも傍から見た感じ方ですが、
「なぜ準キー局がネット枠を持っているのか?」というのは、
各局間の政治的な理由が主な理由のように思えます。
確かに、一日100%分の番組をキー局が制作しても構いません。
ただし、それでは準キーの各局が納得しません。
どこの局も古い歴史を持ち、制作力にも自負を持っています。
(経済力で言えば東京が圧倒的に強いので、実際には多くの割合をキー局で制作することになりますが。)
それぞれの局は別会社ですし、東京の各局は準キー局の言うことを無視できるほどには力が強いわけではありません。
あくまでも、協力関係を結んでいるわけですから。
各局とも、喧嘩してまでキー局100%制作にこだわる理由はないと思いますよ。
その他には、一応「制作力の向上」という理由もあるかもしれませんね。
ちなみに、有名なところでは、某「A系」のキー局は、東京局と大阪のラテ兼営局の2頭体制ということになっているらしいです。
逆に、スマスマは確かフジテレビのプロデューサーを立てていたと思いますし、「あるある」なんかもフジテレビのアナが出てますから、
このあたりの事情は各系列で様々っぽいですね。
まあ、多少の強弱はありますが、どこの系列も概ね大阪や名古屋の局は一定の発言力を持っているはずです。
どういう配分で分けたのかについては、
もともとは別々の局であったわけですから、
ネット協定を結ぶ時に、それぞれの会社の枠を決めたものが今に至るのではないでしょうか。
このあたりの事情は私にはわかりません。すいません…。
ありがとうございます。
やはり予想通り「政治的」な配分だったんでしょうね。
テレビ界がやはり旧態依然とした規制業界だったことを確認して質問を終わりたいと思います。
ありがとうございました。
1番目のURLは正に私が運営管理している掲示板です。
ここの過去ログNo.4255の質問者が正に私であり、正に今回の質問の内容です。
制作素材が東京に集中している等々の問題点は存じています。
だったら、KTVやYTVが制作せず、最初からフジや日テレが制作すればいいのに、あえて在阪局が制作してネット局(含む在京局)に番組販売する理由が見当つかないのです。