昔から気になって仕方がないのですが、「〜ですのであしらからず」という表現をしている人をよく見かけます。
その度に馬鹿にされているようで不快になるのですが、「〜ですのであしからずご了承ください」という使いまわしが正しいのではないのでしょうか?
「あしからず」で止めても失礼にあたらないのか、それともやはり相手に対して失礼な言い回しになるのか、正確なところを教えてください。
納得できなかった場合にはノーポイントかキャンセルの可能性もありますので、回答に自信のある場合のみよろしくお願いします。
ここの「あしからず」の説明と、広辞苑の説明『相手の意向に添えないで申し訳ないという気持ちを表す語。悪く思わないでほしい。「●●●ご了承願います」「出席できませんが、どうぞ●●●』を参考にすると、「あしからず」だけで「申し訳ない」と言う意味があるので、失礼にはあたらないと思います。
http://tamagoya.ne.jp/manner/ran/44.htm
こういう仕草が女らしい|こういう仕草は女らしい|週刊マナー美人|たまごや
1の回答者もURLをよく読めば、いいのにと1のコメントに同意します。
私の上げたURLでも悪しからず。で終わっています。
悪しからず。で終わる場合は「照れ」とか「後ろめたい」といった感情が同居している場合が経験的にですが圧倒的に多い。
例えば、先程の例であれば、残業した方がいいのは解っているが大事な彼女とデートだから勘弁してとか、私の例であれば、僕の意見じゃないよといったことです。
だから、身内に対し、非公式な文書でかつ表現を和らげる場合には悪しからずで止めるのは構わないと考えます。
ただしこの前提の一つでも違った場合、仰るとおりで、あしからず。で終わることは不自然ですし、失礼にあたります。
経験や感性からのご意見も歓迎ですが、根拠となるサイトの紹介が欲しかったです。
うるさく言って申し訳ありませんが、ノーポイントということで。
根拠となるソースを必ずお願いします。
1番の方もですが、納得できるソースがあれば再回答も歓迎です。
Yahoo! JAPAN
こればかりは前後の文脈で判断するしかないと思います。
悪しからずに謝罪する意味合いが含まれている以上、重ねてご了承下さいと書けば、逆に慇懃無礼とも取れかねません。
単純にその言葉のみを取り上げて、ニュアンスを判断するのは無理です。
お先に失礼、悪しからず。でも、どういう状況で、あなたと相手がどういう関係かでも、ニュアンスはかなり変わると思います。
正しいかどうかという意味では、1さんの回答が正解だと思いますので、自分が気に入らないからといって、間違っていると解釈するのはずいぶんだと思いますよ。
私の回答が気に入らなくても悪しからず。。。
(これは嫌み半分です)
気に入らないからではありません。
論理的にこうであると納得できるソースがないからです。
自分でも色々と調べてみてどの情報をみても納得できるソースがなかったので質問しています。
申し訳ありませんがsebleさんは回答拒否リストに淹れさせていただきます。
確証が得られるサイトがまだ発見できていないのですが。
上記検索は「あしからず」と「あしからずご了承ください」の検索結果です。
「あしからず」の方は、個人サイトが主にヒットし、企業系は必ず「ご了承ください」と後ろについています。
そして「あしからずご了承ください」の検索結果には、企業系のページがたくさん出てきています。
これはどういうことか?
「あしからず」のみだと、お客様に対し失礼にあたるので「あしからずご了承ください」という表現を使用している。
ということになります。
つまり、今回の質問の回答としては「失礼にあたる」ということになります。
もし、確証が得られるページを発見した場合、再書き込みさせていただきますのでご了承ください。
ありがとうございます。
初めて納得できそうなソースを提示していただけました。
ソースとしては確かに少々不十分ですが一応は納得できます。
再回答もお待ちしています。
書き込みのあと、しばらく探したのですが、明確に書いてあるページはどうやらないようです。
ただ、このようなページを見つけましたのでご報告いたします。
1.「社外文書・手紙のフレーズ例」の『お詫び』という項目
2.中ほど、『そのまま使える! 末文の挨拶例』の『お断り』という項目
3.(5)末文の挨拶の『お断り』という項目
以上3ページを比較してみると、どれも「あしからずご了承くださいますよう・・・」という文面になっています。
(1.は「あしからずご容赦のほど」になってますが)
つまり、失礼ではない文面の例が「あしからずご了承ください」といった形であるのなら、「あしからず」は失礼にあたる。ということになります。
このような回答でよろしいでしょうか?
「〜あしからず」で終わっている例文がもしあったとしたら失礼ではないことになってしまいますが、無いものを探してくるのは不可能なのでとりあえずは改まった使い方をする時には「〜あしからず」で止めないということで一応は納得です。
ただ、一応保留状態ということで。
まだ回答がありますので見てみます。
http://www.elneos.co.jp/0508sf1.html
Special Feature!
まずこちらのページは生命保険会社の
「顧客対応マニュアル」について述べられたものですが、
「悪しからずご了承ください」
「ご要望には応じかねます」
「根拠を示す必要はないと存じます」
といった言い回し全体を慇懃無礼かつ高圧的、
としています。
このページに書かれている内容が全て正しいかどうかは別として、
「悪しからず」という語は、たとえ「ご了承ください」
が付加されていたとしても、用いる目的や前後の文章によっては、
反論の余地を与えず突っぱねる高圧的な姿勢を表すものとなり得る、
ということが分かります。
http://bizdo.jp/factory/text/out/02-07.htm
�r�W�l�X�����w�Վ��x�Ƃ̈ē����x
そこで、こちらのビジネス文書における
「悪しからず」を用いた文例を見てみます。
「いつもお引き立てくださいましてありがとうございます。」
「臨時休業させていただきます。」
「悪しからずご了承くださいますようお願い申し上げます。」
と、「ご了承ください」以外にも様々にへりくだった語を配置して、
高圧的な印象を与えないように配慮していることが分かります。
http://bizdo.jp/factory/text/out/05-06.htm
�r�W�l�X�����w�i���̒ʒm���x
こちらも同じサイトからの文例ですが、
さらに事情の説明などに力点を置き、
希望に添える可能性は全くないということを伝えつつも、
ただ「悪しからず」と突っぱねる態度を
避けていることが分かります。
http://dictionary.goo.ne.jp/search.php?MT=%B0%AD%A4%B7%A4%AB%A4%...
国語辞典 英和辞典 和英辞典 - goo 辞書
こちらにみられるように、「悪しからず」の語は、
本来は、相手の意にそえず申し訳ない、
という気持ちを表すものです。
しかし、ひとつ間違えると反論の余地を与えない
高圧的な拒絶の意にもなりかねないということで、
辞書としても「―ご了承下さい」という用法を掲げ、
そうした意図を避ける言い回しが確立している、
ということを示していると思われます。
http://dic.yahoo.co.jp/bin/dsearch?p=%B0%AD%A4%B7%A4%AB%A4%E9%A4...
Yahoo!辞書 - すべての辞書 - 悪しからず
こちらは大辞泉によるものですが、
やはり「どうか―御了承ください」という用法を例示しています。
このような事例から、「悪しからず」の語は
相手の立場によく配慮して用いるべきで、
「ご了承ください」
「ご了承くださいますようお願い申し上げます」
などとするのが適切である、ということが分かると思われます。
>と、「ご了承ください」以外にも様々にへりくだった語を配置して、
>高圧的な印象を与えないように配慮していることが分かります。
>ただ「悪しからず」と突っぱねる態度を
>避けていることが分かります。
>辞書としても「―ご了承下さい」という用法を掲げ、
>そうした意図を避ける言い回しが確立している、
>ということを示していると思われます。
>このような事例から、「悪しからず」の語は
>相手の立場によく配慮して用いるべきで、
すみませんが辞書の例をみても文例を見てもおっしゃるような事はどこにも書いてないのですが。
高圧的な態度をさけるようにこう表現するべきである、と明言されているわけではないですよね。
辞書に用法の例を載せるのは当然のことで、使用上の配慮が必要だから載せることはありません。
申し訳ありませんがご自分の都合のいいように例文や辞書の表現を歪曲して解釈されているように感じます。
ソースとしては不可です。ノーポイントで。
日本語の言葉の使い方として、相手との関係性(目上・目下など)が重要です。現代社会では顧客と企業、或いは個人間等その関係性により失礼にあたるかあたらないかが変わってくると思います。
個人的には、企業が「あしからず」で止めていたら変なところだと思うし、個人のHPなどで見れば私は違和感は感じません。
さてURLは、平安時代に作られた『大和物語』の一節。
貧乏な夫婦が、これ以上悪くはならないだろうと別れた末、貴族の妻となって戻ってきて芦刈の下働きをしている元夫を見つけて歌を交わします。
「あしからず」でなく「あしからじ」と推量の活用が成されていますが、夫婦間で「あしからず」と交わされたとしても違和感はないと思われます。
因みに歌のなかでは「悪しからじ」は「葦刈らじ」とかけてあり、元夫の葦刈りへと落ちぶれた姿が落ちの哀愁を引き立てます。
古典へのアプローチはやってみようと思っていた所です。この方向への調査お待ちしております。
親しい者同士の間で「〜あしからず」が失礼にあたらないのは大体わかりました。
しかし個人サイトにおいて訪問客向けなどに「〜あしからず」と書いてあるのは、それは失礼にあたるような気がするのですが、どうでしょうか?
http://www.shinchosha.co.jp/shoushin/kanji_ichiran/kanji0310.htm...
「小説新潮」オンライン連載[漢字こぼれ話]
悪しからず(不悪)は辞書の用法にも
ありますが、
「ご了承下さい」をつなげる
方が丁寧で誤解を招きません。
前後の会話のニュアンス、文脈により
「ご了承下さい」が無いと誤解を招く
あるいは否定的な意味に取られる可能性が
あると考えます
http://www.shinchosha.co.jp/shoushin/kanji_ichiran/kanji0310.htm...
「小説新潮」オンライン連載[漢字こぼれ話]
夏目漱石も悪しからず(不悪)の後に
「ご了承下さい」という和製漢文を
つなげた用法を使っています。
http://aozora.skr.jp/aozora/na/natsume/neko.html
吾輩は猫である 夏目漱石
夏目漱石:全文
用例を探してきていただいてありがたいのですが
「あしからず〜」と続いている場合の用例ですと改まった場合にはそのように使うことが通例であることが今までの回答者の方の調査で分かっているので決定打となりえません。
非常に改まった場合に「〜あしからず」で終わっている用例があれば「〜あしからず」でも失礼にあたらないことになるのでその例文だけでも根拠になりえますが。
もっと古典の用法や文法に沿った分析をしていただけるとありがたいです。
http://dictionary.goo.ne.jp/search.php?MT=%B0%AD%A4%B7&kind=...
国語辞典 英和辞典 和英辞典 - goo 辞書
ソースになるかどうかよくわからないので回答するのを躊躇していたのですが、文法に添った分析ということで、何故「あしからず」だけで止めてしまうと失礼と感じるのかは説明できると思います。
gooの辞書で「あしからず」を引くと
(連語)
悪く思わないで。気を悪くしないで。相手の意にそえず申し訳ないという気持ちを表す語。
と書いてあります。しかし――
「あしからず」とは「悪しからず」と書き、「悪し」という形容詞の未然形(シク活用)に否定を示す「ず」が付属したものです。
http://dictionary.goo.ne.jp/search.php?MT=%B0%AD%A4%B7&kind=...
国語辞典 英和辞典 和英辞典 - goo 辞書
「悪し」の意味はgooの辞書の中では7番の
(7)(気分・心理状態について)不快だ。不機嫌だ。苦しい。
「おほやけの御気色―・しかりけり/伊勢 114」
こちらが該当すると思います。
そして否定形になることで
「不快でない」「不機嫌でない」「苦しくない」という意味になりますが、現代の用語としての「あしからず」に含まれている「思わないでください」という依頼のニュアンスがこれには含まれていませんね。
それは、この単語が元々は独立した単語ではなく「悪しからずご了承ください」などの形を取って「悪くなく」「思ってください」=「悪く思わないでください」という使われ方をしていた為ではないかと思われます。
昨日(さくじつ)のことは夫の罪にては無之(これなく)、皆浅はかなるわたくしの心より起りしこと故、何とぞ不悪(あしからず)御ゆるし下され度(たく)候(そうろう)
芥川龍之介もこのように使っています。
8番のkurasinokoizumiさんが見つけられた夏目漱石の「我輩は猫である」でも
あしからずご宥恕(ゆうじょ)くだされたくそろ
と使われていますね。
要するに「悪しからず」という単語は当然後に続くべき「ご了承ください」「ご宥恕くだされたくそろ」「御ゆるし下され度候」などの言葉が省略されているということです。
本来あるべき言葉が省略されているわけですから、受け取る方は失礼と感じます。
「悪く思わないでください」ではなく「悪く思わないで」で切っているのと同じですから。
4・5番の回答でkumaimizukiさんが指摘されているように、企業系サイトや文例集・マナーなどの例文として「悪しからず」で止めずその後に[ご了承ください」などの言葉が続いているのも、そのためだと思われます。
当分の小生には全く無之右不悪御諒置奉願候
1928年、宮沢賢治による書簡
この段老兄より悪しからずお断り遣わさるべく候。
慶応2年、木戸孝允から坂本竜馬への書簡
http://www.h2.dion.ne.jp/~oshita/tama/etc/okita_s.html
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不悪御思召無之様奉願候。
慶応元年、沖田総司の書簡
http://www.e-tmm.info/gakugei-2.htm
不悪(あしからず)御諒察なし被下度候先(まず)ハ貴翰迄。
明治30年に書かれた手紙です。
http://homepage1.nifty.com/mole-uni/mail_text/mail_s03.html
不悪(あしからず)御思召下され度く切に御願します。
昭和3年の書簡です。
http://oohara.mt.tama.hosei.ac.jp/nk/tfshokan18911008.html
前二日便之間ハ学務ニ取紛レ出状不致甚タ不相済次第不悪御用捨
1891年の書簡
少し調べましたが「悪しからず」だけで使われている例はごく最近書かれたものに限定されるようでした。。
また気づいたのですがこの単語が使ってあるのは圧倒的に書簡が多いです。
もしかしたら元々は手紙で使う言葉として発達したのかもしれません。
http://oohara.mt.tama.hosei.ac.jp/nk/ashio-1-2.html
二村一夫『足尾暴動の史的分析』第1章足尾暴動の主体的条件_大日本労働至誠会 『二村一夫著作集』
これに対し簀子橋は「至誠会ノコトニ付テ箱元ガ尽力スルトキハ頭役等ニ於テ〔苦〕情可有之故不悪」と断わった。
1902年頃の書簡
唯一見つけた例外がこの書簡なのですが、これは申し込まれた会見を断るための手紙なので1番のEddyYamanakaさんがあげられたサイトの嫌味にも使われることがあるというケースの一つかもしれません。
どちらにせよ古い文献では「不悪」のみで終了しているお断りの文章というものがほとんど無いようでした。
そこで「あしからず」には後に続く文章が省略されているものとして、最近の個人サイトでの使用が不適当かどうかですが、これはやはりそのサイトの性質によるのではないかと。
身内で固まっているような内輪なサイトでしたら、友達感覚で「悪く思わないでね」と書いてもなんら問題はないでしょう。
微妙なのはPVが多く公的な要素の多い個人サイトでしょうか。
訪問客は友達ではなくお客さんというスタンスのサイトで「あしからず」と使ってあったら少々砕けすぎかなぁとは思います。このあたりは管理人と訪問客両者の距離感の問題でしょうね。
個人的な感想も踏まえて色々考察してみましたが、少しでも参考になれば幸いです。ぜんぜん的外れだったらすいません。
「あしからず」は元々単独で使う言葉では無かったということですね。
悪しからずという言葉の成り立ちからも確かにそのようですね。
古典的な語句としての「悪しからず」は現代語に直訳すると「悪くない」という意味になってしまいますから。
おっしゃる通り省略するという事は表現に手を抜くということですからそれを不快に感じるのかもしれません。
用例も色々と探してくださってありがとうございます。
手紙のしかも江戸末期以降のものが多いようですね。「悪しからず〜」という表現をお詫びの文章として使い始めたのがいつ頃からなのかとか、「〜あしからず」だけで終わる文章が多くなって来たのがいつ頃からなのか調べればもっと分かってくるかもしれませんが、かなり理解できてきました。
大体皆さんの調査してくださったことをまとめると
正式な文章では「あしからずご了承ください」などとするのが本来正しいが、親しい間柄では「あしからず」で終わらせても失礼にはあたらないという感じでしょうか?
個人的にはこの「あしからず」という表現の意味や用法をよく知らず「なにやら格好いいから」と適当に使っているサイトの管理人さんが多いような気がしているのですが。
これ以上回答も集まりそうにないのでこのあたりで終了します。
皆様回答ありがとうございました。
ポイントはソースが参考になったかどうかを基準につけています。
古典などの用例を挙げていただいただけのものは少し少なめです。
時に、嫌味でも言う。 例:「お先に失礼。悪しからず」
と書いてありますが、こちらはどう解釈するのでしょうか?
やはり嫌味でも使われることがあり、あしからず、だけで止めた場合にはより嫌味っぽく響くと思いませんか?
あしからずご了承ください、であればどのように解釈しても嫌味とは受け取れないと思いますが。
すいませんがノーポイントです。