僕は、子供のころに殆ど本を読まずに大人になってしまいました。

皆さんが、「まさか読んだことあるだろう」という本についてもおそらく全く読んだことがないと思います。
たとえば、「ライ麦畑で~」という本も最近まで知りませんでした。そんな白い目で見られる日々です。

こんな僕に、お勧め、というよりは、「定番」という本をできる限り沢山教えてください。

※一度の回答で、最低7冊は答えてください。

回答の条件
  • 1人2回まで
  • 登録:
  • 終了:2006/06/08 16:18:39
※ 有料アンケート・ポイント付き質問機能は2023年2月28日に終了しました。

ベストアンサー

id:gong1971 No.9

回答回数451ベストアンサー獲得回数70

ポイント100pt

本に興味を持ったので、どんどん読み進めていきたい...というなら別ですが、

そうではなく一般教養として...という事であれば、次のような本はいかがですか?


あらすじで読む日本の古典 (楽書ブックス)

あらすじで読む日本の名著―近代日本文学の古典が2時間でわかる! (楽書ブックス)

あらすじで読む日本の名著 No.2―近代日本文学の名作が2時間でわかる! (楽書ブックス)

あらすじで読む日本の名著 No.3 (楽書ブックス)

あらすじで読む世界の名著〈No.1〉―世界文学の名作が2時間でわかる! (楽書ブックス)

あらすじで読む世界の名著No.2 (楽書ブックス)

あらすじで読む世界の名著〈No.3〉 (楽書ブックス)


これらの本で取り上げられている本はタイトル通り「定番」の本ですよ。

id:datemegen

こ、こんな本があったんですね!

参考になります。

2006/06/08 16:01:17

その他の回答15件)

id:belabartok1945 No.1

回答回数44ベストアンサー獲得回数1

ポイント13pt

「ライ麦畑で~」もご存じなかったという前提で、外国文学作品の定番を七点ご紹介させて頂きます。

かなり主観が入っていますが、全て自分が読んでみて気に入っている作品ばかりです。

カミュ「異邦人」「ペスト」

カフカ「変身」「城」「審判」

ドストエフスキー「罪と罰」「カラマーゾフの兄弟」

これらは全て文庫本で簡単に手に入ると思います。

もしお読みになって、その作家の文体なり、思想なりが

気に入ったら、同じ作家でさらに別の作品を

読み進めるといいと思います。

http://book.shinchosha.co.jp/bunko/

id:pianokko No.2

回答回数224ベストアンサー獲得回数4

ポイント13pt

今読む本なのか、子供用なのか分からないので、ごちゃまぜに紹介します。

○アルジャーノンに花束を

  (泣けます!)

○ゲド戦記

  (もうすぐ映画が。。。)

○シャーロックホームズ シリーズ

  (子どもの時に読みましたが、今読み返しても面白いです。)

○ハリーポッター シリーズ

  (これは本当に定番になりましたね。)

○チョコレート工場の秘密

  (映画化されましたね。)

○本当は恐ろしいグリム童話

  (個人的に、とても面白いと思いました)

○もちもちの木

  (小学校のときに読んで、とても印象に残っていたところ、今の小学生も知っているみたいです。良い話だと思います。)

id:nana109 No.3

回答回数695ベストアンサー獲得回数13

ポイント13pt

「ライ麦畑で~」って、「ライ麦畑でつかまえて」ですね。

著:ジェローム・デーヴィド・サリンジャー

この本を読んでいないからといって、どおって事ないでしょ(笑)

それよりね、読んでないと「恥」という本は他にありますよ(笑、笑)

でも、質問者のご年齢とかが分からないと答えようがないです。

とにかく、外人著者の本より大切なものがあるはず・・・

外人著者の本は、「最近の本はあいらなくて・・・えへへ」なんて、とぼけられますから。

明治の文豪のようなものは読んでないと、これはちょっとね。

というわけで

1.太宰治「人間失格」

2.夏目漱石「我輩は猫である」

3.島崎藤村「破壊」

以上、これぞ日本の定番ではないでしょうか。

あとは日本人作家でよくテレビに出るタレント作家の本

現代社会の事情や話題に遅れないように・・・

4.村上春樹「ノルウェーの森」

5.乙武 洋匡 「五体不満足」

今からまだまだ世間を騒がしそうな人の研究本として

6.田中康夫「なんとなくクリスタル」

7.石原慎太郎「「No」と言える日本」

意外と人に勧める本の選択は難しいですね(笑、笑、笑)

精一杯考えて差し上げたつもりですが・・・

id:stamina No.5

回答回数35ベストアンサー獲得回数0

ポイント13pt

坊っちゃん 夏目漱石

伊豆の踊り子 川端康成

赤毛のアン ルーシーモンゴメリ

老人と海 へミングウェイ

変身 カフカ

銀河鉄道の夜 宮沢賢治

カラマーゾフの兄弟 ドストエフスキー

などはいかがでしょうか。

id:suikotei No.6

回答回数283ベストアンサー獲得回数2

ポイント13pt

http://www.amazon.co.jp/gp/browse.html/503-8678231-3395957?node=...

「竜馬がゆく」司馬遼太郎

「坊ちゃん」夏目漱石

「日本沈没」小松左京

「源氏物語」紫式部

「奥の細道」松尾芭蕉

「遠野物語」柳田邦夫

「太公望」宮城谷昌光

時代がごっちゃになりましたが・・・司馬遼太郎に

かんしては、他のタイトルでも問題ないかと思います。

「源氏物語」紫式部にかんしては、複数の作家の現代語訳が

ありますので、お好きなテイストのものを。

id:NA-tsu-72 No.7

回答回数153ベストアンサー獲得回数4

ポイント13pt

二十四の瞳

十五少年漂流記

ビルマの竪琴

枕草子

車輪の下

大草原の小さな家

赤毛のアン

などはいかがでしょう?

私は、ほかに歴史書なんかもお奨めしたいですね。

太閤記、徳川家康、織田信長などちょっとながいですけど・・・

id:akilanoikinuki No.8

回答回数775ベストアンサー獲得回数9

ポイント13pt

私は本好きですが、何故か子供の頃は名作に興味がありませんでした。大人になって、あなたと同じように、「定番」を読んでいない事に気付き、子供時代に読んでおけばよかったと思われる本を読みました。

その中で特に良かった物をお勧めします。

トム・ソーヤの冒険 (子どものための世界文学の森 8)

トム・ソーヤの冒険 (子どものための世界文学の森 8)

  • 作者: マーク・トウェイン
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • メディア: 単行本

ハックルベリー・フィンの冒険〈上〉 (岩波文庫)

ハックルベリー・フィンの冒険〈上〉 (岩波文庫)

  • 作者: マーク トウェイン
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • メディア: 文庫

ハックルベリー・フィンの冒険 下    岩波文庫 赤 311-6

ハックルベリー・フィンの冒険 下  岩波文庫 赤 311-6

  • 作者: マーク トウェイン
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • メディア: 文庫

「トム・ソーヤの冒険」は続編に「ハックルベリー・フィンの冒険」が出ています。共に良き時代の腕白少年が巻き起こす騒動の話です。


http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/search-handle-form/250-99240...

はまぞうで見つけられなかったのですが、「若草物語」とそのシリーズの合計4冊。私が子供の頃にアニメにもなっていたし、演劇でもされるお話だと思います。

先ほどのトム・ソーヤと時代的に近い話です。しかし、こちらは少女4人のお話なので、ずいぶん雰囲気が違います。


アンネの日記

アンネの日記

  • 作者: アンネ フランク
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • メディア: 単行本

今度も少女物。アンネ・フランクというユダヤの少女が、ヒトラーの影におびえながら、隠れ暮らしている間に書き綴った日記です。


クリスマス・カロル (新潮文庫)

クリスマス・カロル (新潮文庫)

  • 作者: ディケンズ
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • メディア: 文庫

「クリスマス・カロル」もしくは「クリスマス・キャロル」は孤独で金にがめついおじいさんが、死を前にして、心を入れ替えるお話しです。


文庫 新版 指輪物語 全9巻セット

文庫 新版 指輪物語 全9巻セット

  • 作者: J.R.R. トールキン
  • 出版社/メーカー: 評論社
  • メディア: 文庫

映画「ロード オブ ザ リング」の原作です。やたらと長いので、大人でも読みにくいかもしれません。内容はご存知と思いますのではぶきます。


新訳 星の王子さま

新訳 星の王子さま

  • 作者: アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ
  • 出版社/メーカー: 宝島社
  • メディア: 単行本

「星の王子様」何で子どもの時に読まなかったのかなと一番後悔した本。王子の言葉がとても印象に残ります。


http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4001140446/hatena-q-22

(はまぞうで出ない)

昔は「ガンバの大冒険」というタイトルだった気もしますが、「冒険者たち―ガンバと15ひきの仲間」。ネズミが海まで越えて、冒険するお話しです。アニメにもなっていたと思います。これが、不思議とワクワクするんですよね。


以上がお勧めです。ぜひ、読んでみるリストに加えてくださいね。

追伸

先ほどから、何度か答えるボタンを押して試しているのですが、画像がうまく表示されません。疲れたので、少し変でもご容赦ください。

id:datemegen

写真までつけてくれて、ありがとうございます。

2006/06/08 16:00:16
id:gong1971 No.9

回答回数451ベストアンサー獲得回数70ここでベストアンサー

ポイント100pt

本に興味を持ったので、どんどん読み進めていきたい...というなら別ですが、

そうではなく一般教養として...という事であれば、次のような本はいかがですか?


あらすじで読む日本の古典 (楽書ブックス)

あらすじで読む日本の名著―近代日本文学の古典が2時間でわかる! (楽書ブックス)

あらすじで読む日本の名著 No.2―近代日本文学の名作が2時間でわかる! (楽書ブックス)

あらすじで読む日本の名著 No.3 (楽書ブックス)

あらすじで読む世界の名著〈No.1〉―世界文学の名作が2時間でわかる! (楽書ブックス)

あらすじで読む世界の名著No.2 (楽書ブックス)

あらすじで読む世界の名著〈No.3〉 (楽書ブックス)


これらの本で取り上げられている本はタイトル通り「定番」の本ですよ。

id:datemegen

こ、こんな本があったんですね!

参考になります。

2006/06/08 16:01:17
id:aska45 No.10

回答回数42ベストアンサー獲得回数3

ポイント13pt

この8作品に限らず、この人たちの全集を最もお勧めしたいですが・・・


こころ  夏目漱石  日本人の美的センス、美徳。もっとも定番。

雪国   川端康成  ノーベル賞受賞。

金閣寺  三島由紀夫  個人的には『豊饒の海』が好きですが、三島を好きになったきっかけ。

痴人の愛 谷崎潤一郎  谷崎にはハマりました。

砂の女  阿部公房  なんとも言えない。これも芸術。

十五少年漂流記 ジュール・ベルヌ  少年時代の冒険心を掻き立てます

ノルウェーの森 村上春樹   ノーベル賞の噂が…

ダ・ビンチ・コード ダン・ブラウン  まるで映画のような展開。米国式エンターテインメント。

本をほとんど読んだことがないなら、こういうふうにまとめられたものを読むのは良いかもしれませんね。

id:aase No.11

回答回数132ベストアンサー獲得回数5

ポイント13pt

「堕落論」坂口安吾

「野菊の墓」伊藤左千夫

「人間失格」太宰治

「蜜柑」芥川龍之介

「阿部一族」森鴎外

「伊豆の踊子」川端康成

「沈黙」遠藤周作

「氷点」三浦綾子

「月に吠える」萩原朔太郎

「春琴抄」谷崎潤一郎

「或る女」有島武郎

「蒲団」田山花袋

「檸檬」梶井基次郎


近代文学の定番でまとめてみました。全体的にどろどろしていますが、それゆえにエキサイティングでノルマ感なく読める物ばかりです(中身が露呈するのがどうかと思ったのであえてアマゾン等URLは貼らないでおきました)。たとえ面白くなくても、古本で買えば腹も立たないかと存じます。合計1500円で送料無料です。おとく。

http://www.ebookoff.co.jp/

id:ayalist No.12

回答回数229ベストアンサー獲得回数5

ポイント13pt

新潮文庫の100冊

http://www.toshiba.co.jp/aag/sdbook/soft/sc001.htm

角川文庫の100冊

http://www.kadokawa.co.jp/dis/100/

 

過去の名作から現在の人気作家の作品まで、国内あり海外もあり、定番と言える作品がまんべんなく網羅されています。

毎年夏(かな?)、新潮社・角川・集英社はそろって「〜の100冊」と銘打って文庫フェアを行います。100冊の作品を紹介した小冊子(無料)も書店の店頭に山積みになりますから、それを参考にされてはいかがでしょうか。

 

ちなみに私、『ライ麦畑でつかまえて』は未読です(^^;;;)。日々是精進、ですね。

 

「なまもの!」という書評サイトに「20世紀の10冊」「20世紀の(作家)10人」という企画ページがあります(私も参加しました)。これも、とても参考になると思いますよ。

http://www.namamono.com/20th.html#10nin

id:shiikahiro No.14

回答回数221ベストアンサー獲得回数1

ポイント13pt

吾輩は猫である

三国志

坊ちゃん

ベニスの商人

いしぶみ

ユダヤの商人

はだしのゲン

id:ain_ed No.15

回答回数11ベストアンサー獲得回数0

ポイント13pt

1、宮沢賢治「銀河鉄道の夜」

2、夏目漱石「坊ちゃん」

3、太宰治「走れメロス」

4、芥川龍之介「羅生門」

5、夏目漱石「草枕」

6、カフカ「変身」

7、カミュ「異邦人」

8、ヘミングウェイ「老人と海」

9、シェイクスピア「ロミオとジュリエット」

10、ジュール・ヴェルヌ「十五少年漂流記」

id:haitei No.16

回答回数1ベストアンサー獲得回数0

ポイント36pt

①ちくま新書 ウェブ進化論 梅田望夫著

 ぜひ読んでください、未来のために

 (内容)今後10年のウェブビジネスに必要な感覚に触れたように興奮できます。web2.0という言葉を最近よく耳にしますが、現在、webに起こっていることを示す、道標といえます。

web1.0とは、「個人のパソコンを使ってタスクワークする」ことに対してOSを開発して販売したり、通販サイトを作って会員を集めたり、という企業と個人で「閉じた」B to Cビジネススタイル。

それに対してweb2.0は、例えばウィキペディアというweb百科事典がありますが、それは、アクセスした個人がどんどん情報を書き換えられるシステムで、もちろん無料です。そのように「個人がwebのなかでタスクワークする」ことができるような環境を提供し、成果物を共有することによって、自由に進化する「開いた」web世界を目指すことです。しかし、そこに広告や物販など、投資に対する利益がとれるような構造には至っていません。

このweb2.0という、web世界は、貧富の差や、体の障害など、人間がリアル世界で起こる格差がなく、知識と精神のみで繋がり、お互いに高めあっていける環境なのです。

世界中の人の知識レベルが近づくことで、各国の外務省を通じなくても、意思の疎通が可能になる。

世界が一つになることも夢ではないかもしれない。そういうところにワクワクします。



②[ドラゴンランス戦記/ドラゴンランス伝説]です。

ドラゴンランス戦記全六巻、ドラゴンランス伝説全六巻を読み終わりました。

ふ~、満腹だけどまだ食べたいくらいに旨かった。読者の心理を計算しつくしたストーリー展開、しっかり設定されたキャラクターの人間関係、すっかりハマりました。

この本は、今から十年前に絶版になったファンタジーの名作で、今回エンターブレインから復刊することになったという事情から読むことになりました。

エルフ、ドワーフなど剣と魔法の世界ではお馴染みのキャラクターたちが、架空のファンタジーワールド「クリン」を舞台に、悪の神タキシスの復活を阻止するというお話です。勧善懲悪という単純なお話のように見えますが、善の神であるはずのパラダインが、驕り高ぶった世界に大変動という天変地異の死のお仕置きを与えたことで、人々の信仰心が失われ、新興宗教にとってかわられていたりと、結構複雑な設定です。

これが絶版になった富士見版

そして、新興宗教は悪の神タキシスの侵攻に対抗できず、善の神パラダインを信奉する僧侶を中心にランスの英雄たちが集まり、闘っていくのです。

英雄たちのリーダー、タニスは人間とエルフのハーフ、どちらの種族にもなりきれないことにコンプレックスを持ち、弱い心ゆえに他人の苦しみを理解できることがメンバーに頼られています。そして悲劇のヒーロー高潔の騎士スターム、単純明朗なマッチョ戦士キャラモンとその双子で脆弱でトラウマたっぷりな魔術士レイストリン、偏屈だが愛すべき老ドワーフのフリント、平原の戦士で頑固なリバーウインドと族長の娘で今は唯一の僧侶ゴールドムーン、そして好奇心旺盛で死すらも最後の楽しみとする陽気なケンダー(指輪物語などでいうホビットと同じ設定)のタッスル。


これらのメンバーが、ある酒場に迷い込んだ僧侶ゴールドムーンをめぐる騒動に巻き込まれたことがこの話しの始まりです。悪の神タキシスとその手先ドラコニアンと闘います。

しかし、目的達成までの道程の厳しいこと! そして英雄たちがまた仲が悪い! タニスとスターム、タッスルとフリント、のように部分的な友情はあるものの、全員の心がまとまるなんてことはないのです。そして相手は悪神の軍勢ですからよくピンチになるんです。毎巻ごとに一回は全滅必至の状態がきます。

そこから巻き返すところも面白さの理由でして、アメリカンファンタジーなテイストを感じとれるところです。ちなみにハリーポッターも指輪物語もブリティッシュファンタジーとされています。

ドラゴンランスとは、「竜」「槍」の意味ですが、一巻に一匹その巻の鍵となるドラゴンが登場します。竜には善竜と悪竜がいて、過去にも悪の神タキシスが世界征服をもくろんだときの戦いに参戦しています。その過去の戦いで、伝説の勇者「ヒューマ」が使用した、唯一ドラゴンに対抗できる武器、それが「ドラゴンランス」なのです。

ランスの英雄たちは、数々の試練を乗り越えて悪の神タキシスに打ち勝つことができるのか!そしては犠牲はさけられない。読者は英雄たちと共にする闘いの旅から、なにかを手に入れることになるでしょう、レオルクスの顎鬚にかけて!


③フィリッパピアス著  真夜中のパーティー

岩波少年文庫のシリーズで、「第九軍団の鷲」と同じく宮崎駿監督の推薦であったことが読んだ理由です。

1950~70年代のイギリス農村が舞台で、牧場や川が流れる田舎に暮らす子供の小さな日常を描いた、8つの短編は、宮崎作品のトトロの姉妹などでおなじみの、元気な子供達を創造する基になったかもしれません。

表題作、「真夜中のパーティー」は長女アリソン、次女マーガレット、その弟チャーリー、末弟ウィルソンの四姉弟が、父母が寝静まった真夜中に、チャーリーの耳にハエが飛び込んで目を覚ました所からはじまります。

ハエが取れないチャーリーは2階で寝ている母に助けを求めますが寝ぼけているものと相手にされず、すっかり目が覚めてしまい、お腹がすいたので1階のキッチンへ降りてきました。

そこで、愛犬をなでて起きている姉マーガレットと会います。二人はつつましやかにチーズサンドや熱いココアを用意しますが、その物音を聞きつけた長姉アリソンが二人に加わって、大胆にも母さんが作っておいたマッシュポテトをボール丸ごとポテトケーキに仕上げます。

小さな宴は盛り上がって終盤に近づき、朝になって両親に叱られるのが皆恐ろしくなってきます。

そこで、見つからないための妙案をアリソンが提案し、実行しました。それは、末弟の幼児ウイルソンを起こして、寝ぼけ眼の彼にポテトケーキを降るまい、これは「パラダイスケーキ」だと何度も含みます。

そして、寝床へかえして、迎えた朝は、マッシュポテトを探す母の大声で始まります。ウイルソンは、夕べ「パラダイスケーキ」を見た夢を母にして、寝ぼけていたことになってしまい、小さな宴が開かれたことは母にはみつからずにすみました。父は、このカラクリを見破りましたが、ウイルソンにこれ以上母にヒントをあたえないように、小銭を渡して駄菓子屋へ送り出しました。

子供たちはというと、まだまだ朝寝坊して、楽しい夢を見ていました。

これが、あら筋でして、宮崎アニメのキャラクターを当てはめるととても楽しいと思います。私にはちょっと浮かびませんが、アリソンがしっかりものの長女、マーガレットは物静かな次女、チャーリーは元気でやんちゃな男の子、ウィルソンはわがままな幼児です。

しっかりものの女の子が大活躍するアニメでは、パンダコパンダなんかよかったですね。


④小石房子著  暁の女帝推古

この本は、タイトルのように大和朝廷の女帝「推古天皇」の伝記小説です。皇室に愛子内親王が産まれ、現代に女帝復活も充分ありえるという現世ですから、今後推古天皇が話題になることは多くなるでしょう。また、推古天皇即位の時代にも似て、現代は不景気による先行き不安の時代でもあって、この物語を知ることはまさに温古知新といえるかもしれません。

 593年、推古は40歳で、時の大政治権力者 蘇我馬子によって天皇に立てられました。天皇家の勢力争いに疲弊した世の中は、古の女王 卑弥呼に習い、かつて巫女をつとめた美貌と威厳のカリスマ「推古」を喜んで天皇として崇めたのでした。

 推古は即位するまで、愛息竹田皇子を王位に付けるために、そして竹田が蘇我馬子に暗殺されてからは倭国(日本)を国家として形づけるために生きた女でした。あえて女と書いたのは、その政治の中での生き方が女性的に感じられたからで、推古政権の脇を固める二人の役者、前述の大政治家蘇我馬子と、聡明な仏教マニアで民草に人気が高い厩戸(聖徳太子)を、それぞれうまく男として立てながら使ったところにあります。

 馬子は、当時の中国王朝「隋」に責められて政情不安な状態である百済の力を頼んで蘇我王朝を立てるという野望を持ち、厩戸は「隋」にならって法や仏教に守られた強固な推古王朝をめざした摂政として、お互い対立しました。推古はそんな二人の対立を、時々でどちらかを立てることでそれぞれの力を引き出し、馬子は大きな寺を建て墾田治水を施し、厩戸はいつくしみの法を制定し随や韓三国との外交に精をだして、倭国は今の日本の礎ともいえるほど発展しました。

 この物語は、推古天皇がまさに日本の産みの母であるという印象を与え、且つまた学生時代の日本史を懐かしく思い出させてくれました。当時は詰めこみ式に暗記した出来事が情景を帯びて再生されます。聖徳太子が太子のままで没した背景。隋から唐へ、そして韓三国と倭の国際情勢など。国内政治と国際政治の情景は、今も昔も変わりなしという感じがします。民主主義は、日本国家がまあなんとなく国際社会で生きていくにはベターな体制なんですね。そういう総意が大事とされる体制ですから、小泉首相が孤軍奮闘するように見える光景は、なんだか滑稽な感じもします。やっぱり頑張る方向が違うんでしょうね。

 しかし推古の当時、日本って百済に乗っ取られそうになったり、韓国に任那 日本府を置いて勢力拡大を図ったり、けっこうやりあってたんですね、今じゃ考えられない。気合だけでも初心にかえって、景気回復のために一万円札を聖徳太子に戻してみては、いや、十万円札に格上したらいいんじゃないでしょうか?なんて思っちゃいます。

 「暁の女帝推古」、この物語は酩酊する現代日本に、先人の喝を入れるためにあるような、そして次は聖徳太子、厩戸の本が読みたくなりました。


⑤幻冬舎刊 向山淳子+向山貴彦著 「ビッグファットキャットの世界一簡単な英語の本」

英語を文法で分解して解析するという日本の英語教育法がいかに役立たずであるかがわかりました。

なんと、英語は赤点だった私が簡単な英文をスラリと読めるようになったのです。

そしてこの本では、英語は会話するためではなく、英語の本を楽しむために英語を勉強しよう、というテーマで構成されています。

本文中に簡単な英語で書かれた以下のようなショートストーリーが二つあります。

ひとつは、表題のビッグ・ファット・キャット(大きく太った猫)と、

ブルーベリーパイが美味しいベーカリーを開いているエドのお話しです。

毎日パイをかっさらう不敵なビッグファットに対してついに怒ったエド。

ある日、また店の中でパイに齧り付いたビッグファットを見つけると、

フライパンを「エイヤッ!」と投げますがはずれます。

そして二度目に投げたフライパンは、猫を外れて入口のガラス扉をガシャーン!

ドジで哀れなエドは気が遠くなりました。

しかし数日後、扉をノブ付きに改造&修理したエドは、店内に侵入できなくなったビッグファットが、

怒って扉と格闘している姿を見て勝ち誇りました。

それから10日の間、猫は店の中に侵入しようと扉と格闘し続けますが、やがて姿を見せなくなります。

エドは、始めは嬉しかったのですがだんだん心配になってきます。

どこかで飢えているのではないかと心配で、仕事が手につかなくなったエドは猫を捜しますが、やっと見つけた猫は哀れにもスモール・チン・キャット(小さくて痩せた猫)になっていました。

エドは猫を飼うことにし、スモールチンキャットは、ブルーベリーパイと新しい住みかのおかげで、

ほどなくビッグファットキャットに戻ることでしょう。というお話しです。

もう一つのお話しはホラーです。

どんな街にでもある古本屋が閉店することになってセールを開いていました。

貧乏で本好きなブライアンは、この店でタイトルの無い赤い本を見つけます。

気になったブライアンは、その本を買おうとしましたが値段も無かったので、

無料で手に入れることができました。

ちなみに赤い本には著者も版元も印刷されていません。

ブライアンは、その夜、ビールとピーナッツを片手に赤い本を読みはじめました。

女の人が幽霊に斧で殺されるホラーでしたが、本の中の女も赤い本を読んでいて、

しかもブライアンと同じに貧乏でした。

だんだん妙な一致が増えるにしたがって怖くなったブライアンでしたが、

先を読みたくて本を閉じることは出来ませんでした。

そしてラストに近づいた頃、ふと顔を本から上げると目の前に女の顔があるではないですか!

ブライアンは叫んで本を置くと誰もいません。

錯覚だろうと、また本に戻ってしばらくして顔を上げると、斧を持った女が正面に!

しかしブライアンは錯覚と決めつけて読み続けます。

ついに最後のページをめくる直前、顔を上げると女はいませんでした。

ホッとしたブライアンは、ページをめくって最後の一文を読んで息をのみました。

そこには次のような一文が!

[その女はおまえの後ろにいるぞ、、、ブライアン]

というお話しです。なぜその本にブライアンの名前が書かれているかがホラーなのですね(笑)

この二つのお話し、日本語で読むより英語のほうが面白いんですよ。

特にホラー、ラストの一文は英語だと

「The_woman_is_behind_you,Brians.」

臨場感アップなんです。

と、いうわけでこのベストセラーを楽しんだ英語初心者は、

もっと英語の本が読みたくなるのではないかと。

そして、この本ではハリーポッターの原書を勧めていますが、

ビッグファットキャット読者をターゲットにした、

「簡単な英語で書かれた物語」

を出版すれば100万人近い読者の何割かは狙えるのでは?

⑥東京創元社 デイビッド・アーモンド著 肩胛骨は翼のなごり(宮崎駿 推薦)

三回は必ず泣けます、子供のころに経験した不気味で優しい体験を思い出したような読後感。

悩み苦しみ、そして優しいヒトたちにがこの本にいます。ぜひ出会ってみてください。

あまり裕福ではないマイケルの家族が引っ越してきた家は、先住の老人にとって終の住みかでした。

荒れ放題の家屋には老人の臭いが、そして庭には崩れ落ちそうな物置がありました。

独り暮らしだった老人は、2階のトイレに上がれないので、リビングの隅に囲いをして

便器を置いていました。なんか悲しくなってきますね。

学校ではサッカーが得意なマイケルですが、子供ですから暗闇にひかれて物置の探索を試みます。

暗がりで彼は、ハエやネズミの死骸を食べながらリウマチに苦しむ汚い男に出会います。

名前はスケリグ、何ものなのか最後まで明かにはなりません。

天使かな?って思いますよね、見かけは汚いが実は美しい天使。

しかし、まさに浮浪者なんですよ。しかも、ハエやネズミを食べながら、壁に持たれて座っている。

リウマチで、節くれだった間接のために動くこともできない。

マイケルには重い心臓病で赤ちゃんの妹がいます。

両親は悩み、マイケルも小さな妹が良くなることをいつも願っています。

マイケルは新しい友達、自由の女の子ミナと知り合います。

ミナは学校には行かないでお母さんから教わります。

学校は自由に生きる権利を奪うところという考えで、マイケルにも大きな影響を与えます。

ミナは、野生のフクロウが住む秘密の場所を知っていてマイケルを招待します。

マイケルはミナにスケリグのことを教え、一緒に会いに行きます。

「ほっといてくれ。」スケリグはいつまでたっても天使らしくありません。

肩胛骨に翼を持つ、汚いリウマチの浮浪者、中華料理とビールが好きなスケリグは天使なのでしょうか。

食べ物や優しさをくれる二人に心を開き始めるスケリグですが、やっぱり心を開いた浮浪者みたいです。

背中に翼があること以外は。

マイケルは赤ちゃんのこと、学校のこと、ミナのこと、そしてスケリグのことを悩むことで、

少しずつ成長します。なんというか色々なことを理解できうようになります。

自然、学校、両親、友達、、、。

ストーリーはラストに近づき、赤ちゃんが危なくなって手術をすることになります。

マイケルは、離れた場所で赤ちゃんの心臓が止まったと思ったり、読んでいるほうも

助かるのかどうかわからないので、ハラハラします。

そして病院で看病しているお母さんが、スケリグを見るのです。

あとは、読んでのお楽しみといったところですね。

しかし、スケリグがネズミなどを食べて吐き出したペリット

(ふくろうなど猛禽類が食べた小動物のカスを吐いたもの)のことや、

ダーウインの進化論がでてきたり、スケリグは鳥から進化したヒトなのか?

読み終わってみると、この本にのヒトたちは悩み苦しむ、そして優しい天使たちだったといえます。

スケリグが天使か鳥人かなんて、実は問題ではないんですね。

⑦遠藤周作著 海と毒薬

この小説は、戦中に大学病院で行なわれた米軍捕虜を生体解剖するという事件に関わった当時の日本人青年を主人公とした心理描写タイプの作品である。戦争や空襲で人の死が日常となってしまったためか、青年医学生勝呂は、米軍捕虜を生きながらに解剖するという地獄に荷担してしまう。しかも、特に考えもなく、無気力に断れなかったという最悪な参加をしたため、そのトラウマは一生涯彼の人生を打ち壊すことになった。日本人の戦争犯罪を忘れないために書いた作品であるという感じを強く受けた。

以上、書き溜めた感想文ですが、どれもおすすめです。

参考になればいいのですが。

id:datemegen

長文ありがとうございます。

ウェブ進化論はちょうど今読んでいました。

みなさん親身になっていろいろな作品を紹介して

くださりありがとうございました。

このリストをcheckpadか何かにアップして

全部読破しようと思います。

ひとまずここで質問を終了させていただきます。

2006/06/08 16:16:12
  • id:datemegen
    リストにしてみましたー。

    星の王子さま by アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ
    アンネの日記 by アンネ フランク
    城 by カフカ
    審判 by カフカ
    変身 by カフカ
    ペスト by カミュ
    異邦人 by カミュ
    死にいたる病 by キルケゴール
    ライ麦畑でつかまえて by サリンジャー
    ロミオとジュリエット by シェイクスピア
    十五少年漂流記 by ジュール・ヴェルヌ
    ダ・ヴィンチ・コード by ダン・ブラウン
    クリスマス・キャロル by ディケンズ
    カラマーゾフの兄弟 by ドストエフスキー
    罪と罰 by ドストエフスキー
    ツァラトゥストラはこう言った by ニーチェ
    真夜中のパーティ by フィリッパピアス
    車輪の下 by ヘッセ
    老人と海 by ヘミングウェイ
    トム・ソーヤーの冒険 by マーク・トウェイン
    ハックルベリー・フィンの冒険 by マーク・トウェイン
    赤毛のアン by ルーシーモンゴメリ
    砂の女 by 阿倍公房
    殺人鬼 by 綾辻行人
    十角館の殺人 by 綾辻行人
    野菊の墓 by 伊藤左千夫
    海と毒薬 by 遠藤周作
    沈黙 by 遠藤周作
    五体不満足 by 乙武 洋匡
    こころ by 夏目漱石
    我輩は猫である by 夏目漱石
    草枕 by 夏目漱石
    坊っちゃん by 夏目漱石
    蜜柑 by 芥川竜之介
    羅生門 by 芥川竜之介
    三国志 by 吉川英治
    太閤記 by 吉川英治
    太公望 by 宮城谷昌光
    銀河鉄道の夜 by 宮沢賢治
    レベル7 by 宮部みゆき
    火車 by 宮部みゆき
    二銭銅貨 by 江戸川乱歩
    千恵子抄 by 高村光太郎
    堕落論 by 坂口安吾
    氷点 by 三浦綾子
    金閣寺 by 三島由紀夫
    燃えよ剣 by 司馬遼太郎
    竜馬が行く by 司馬遼太郎
    源氏物語 by 紫式部
    果てしなき流れの果に by 小松左京
    日本沈没 by 小松左京
    暁の女帝推古 by 小石房子
    ゼロの焦点 by 松本清張
    点と線 by 松本清張
    奥の細道 by 松雄芭蕉
    阿部一族 by 森鴎外
    すべてがFになる by 森博嗣
    封印再度 by 森博嗣
    ボッコちゃん by 星新一
    未来いそっぷ by 星新一
    「No」と言える日本 by 石原慎太郎
    伊豆の踊り子 by 川端康成
    雪国 by 川端康成
    ノルウェーの森 by 村上春樹
    人間失格 by 太宰治
    走れメロス by 太宰治
    痴人の愛 by 谷崎潤一郎
    なんとなくクリスタル by 田中康夫
    破壊 by 島崎藤村
    占星術殺人事件 by 島田荘司
    秘密 by 東野圭吾
    時をかける少女 by 筒井康隆
    ウェブ進化論 by 梅田望夫
    月に吠える by 萩原朔太郎
    遠野物語 by 柳田邦夫
    11ぴきのねことあほうどり
    アルジャーノンに花束を
    いしぶみ
    エルマーの冒険
    くまの子ウーフ
    ゲド戦記
    ごんぎつね
    シャーロックホームズ
    チョコレート工場の秘密
    ドラゴンランス戦記
    はだしのゲン
    ハリーポッター
    ビッグファットキャットの世界一簡単な英語の本
    ビルマの竪琴
    ふらいぱんじいさん
    ベニスの商人
    もちもちの木
    ユダヤの商人
    肩胛骨は翼のなごり デイビッド・アーモンド
    指輪物語
    若草物語
    小さなスプーンおばさん
    大きな森の小さな家
    大どろぼうホッツェンプロッツ
    大草原の小さな家
    二十四の瞳
    冒険者たち―ガンバと15ひきの仲間
    本当は恐ろしいグリム童話
    枕草子
  • id:love-and-peace
    こんにちは。
    経過を見守っていましたが自分では回答を書こうとは考えずにおりました。
    読書を進めていこうという意欲は賞賛に値します。ですが、「ほとんど本を読まなかった」と自省されているものの、それなりの読書歴があるはずですので、それがわからないと、お勧めの本が選べないと思ったからです。
    私が思うことは、読書限りないは積み重ねであり、読解力、速度、基礎教養など、人それぞれの紆余曲折も経て養われるものだと思うからです。
    特に読解力や速度については単に早いということをよしとするつもりはありません。技術を身に着けて、自分の最高速度を上げておく努力の賜物として、ゆったりとしたスピードで十分な目配りをしながら読むという愉しみを身に着けることができれば、一定のステータスに達したといえると思います。
    それぞれの本は、あるいは著者の意図としては、読書に特定のリズムを想定しています、そういう意図に対して、それぞれの本に適応できる読解力とスピードを余裕で対応できる体制を整えていかなければならないと思います。
    また、基礎教養については、これは日常生活においても同様なのですが、作品中に何気なく記載された(想定された)共通知識を前提とする省略したした文章の背景を理解するのと、ただ表記された文字のみを受け止めるとのでは、作品の理解において隔絶したともいえる違いを現します。
    基礎教養については、かなり計画的に効率よく習得していく必要があり、プランが必須です。
    あなたがデリンジャーの作品を知らず、負い目を感じたとのことですが、基礎教養という観点から言えば別にデリンジャーの作品を読んでいなくてもそんなに負い目を感じる必要はないと私は思います。現在でいえば「ダビンチ・コード」を読んでる読んでないみたいな話であり、現在的な話題として「ダビンチ・コード」(あるいは「ライ麦畑・・・」)を知りもしないということは社交的に意識を共有できなかったという意味において気まずいことかもしれませんが
    本質的に、聖書やギリシャ神話や中国古典に造詣がないということとは次元が違います。
    ただ、社交的にはデリンジャーの作品をまったく知らずに虚を衝かれる構図は好ましくなく、最低限の知識があればさらりとかわせたかもしれないと、想定されます。必ずしも熟読する必要はないので
    す。私自身は「ライ麦畑・・・」を速読したにとどまります。あまり興味を覚えませんでした。
    私がお勧めできるのは、質問者ご自身の読書歴を発展し拡充していくことです。このような方法は安定した質的向上をもたらすのには有益だと思います。
    回答者の各氏はおおむね、自分が有益と思う図書を推薦しており悪意はないものの、質問者に対しソリューションを提示する回答は皆無であったと思います。先にも触れたように、質問者のキャリアがわからないので、私は回答を控えました。
    各回答者の善意を否定する気持ちはありませんが、回答の総体として何のまとまりもありません。ランダムな読書はきわめて効率が悪く、下手をすると読書に対する意欲を減衰させかねません。
  • id:datemegen
    それと checkpad に、このページで挙げていただいた本の
    公開リストを作ってみました。自分用ですけど使いたい方はどぞ。

    ●一般教養として読むべき本のリスト
    http://www.checkpad.jp/list/show/169649

  • id:belabartok1945
    「ライ麦畑でつかまえて」はサリンジャーですよね。
  • id:aase
    文章の優劣、販売部数、増版の回数、社会的な認知度。
    如何なる基準をもって「定番」「読んでいるのが前提」とするかという点においては色々な要素があり、定番と非定番の境界も甚だ曖昧ではありますが、慣用句のような共通認識として使える範疇の、知識の最大公約数のようなものは存在する気がします。たとえば「『こころ』のK」といったら大体どんな状況かわかるよね、というような。
    膨大なタイトルの羅列に質問者さんがそれだけで辟易してしまうのではないかという危惧は抱きましたが、多くの人間がタイトルを明確に呈示する事で、より「定番」なものが浮かび上がった事は、地味に収穫ではないかと思います。同一の推薦者によらず著者のかぶっているものの、少なくともどちらかはかなり「定番」でしょう。質問者さん、ここらあたりからご覧になるといいかもしれませんね。


    とりあえず「人様のやる気を潰す事態にならなくてよかった」と心底思います。
  • id:marirupapa
    感動した本を紹介します。
    1 グッド ラック(もっともお薦めの一冊です。1時間もあれば読めます。人生観が変わりますよ)
    2 天使のナイフ(推理小説です。どんでん返しの連続です。)
    3 功名が辻(NHKの大河ドラマの原稿です。よき妻の理想像です。こんな奥さんがほしいですね。)
    4 この胸いっぱいの愛を(映画にもなりましたが、映画は完全に恋愛物ですが、原作のほうはSF小説です。本のほうが面白いと思います)
    5 白夜行(推理小説です。長編ですが、読み出すとやめられません。女性は恐ろしい生き物だと思い知らされます。)
    6 遠き落日(野口英世の伝記です。彼のいいところばかりでなく悪いところも正直に書いてあります。)
    7 氷点(三浦綾子の傑作です。なんどもテレビドラマになっています。涙なしには読めません。)
    8 大地の子(NHKでドラマになっています。これも涙なしには読めません。)  
  • id:luxon
    自分は小学生の頃「本をよく読む子」でしたが、中学以降は小説よりも教養系の新書に走ってしまい、その結果ちょっと情緒の足りない心の狭い大人になりました。はっはっは。
    人生やり直すつもりで、ここにある本を読んでみるかなぁ。

    あ、で、記憶に残ったタイポは、どなたかが書いていらした
    ×デリンジャー ○サリンジャー
    のほかに
    ×破壊 ○破戒
    がありますね。「悪の組織デリンジャーが街を破壊!」とか考えてひとりでウケているキモチワルイ大人にならないためにも、読書は大事ですね、うん。
  • id:ahiru_z
    この作品が出ていなかったのはちょっと寂しかったのでコメントさせてください!
    『はてしない物語』ミヒャエル・エンデ - ネバーエンディングストーリーの原作です
    『モモ―時間どろぼうとぬすまれた時間を人間にかえしてくれた女の子のふしぎな物語 』ミヒャエル・エンデ - はてしない物語と同作者が書いています。
  • id:xxwotoyaxx
    xxwotoyaxx 2006/06/13 10:30:16
    本っていうのは恐らく読むこと自体に意味があるものだと思います。
    なので、これは読んどけとか、定番であるとか、あまり重要じゃないと思う。
    要するに、なにを読んでなにを得たのか。そちらのほうが重要かと思います。
    僕自身、ここで上げられた作品は8割ぐらいは読んでないし、読む気もしないです。
    とはいっても、本を読むことは悪いことじゃあない。
    手当たり次第に読み漁るということでもいいのでないでしょうか。

    あまり読書をしないということであれば、まずは活字を読むことになれるほうが先で、いきなりドストイエフスキーなんて読めないですよ、普通。
    実際読んだことのある人のほうが少ないと思います。

    と、否定的なことを言ってもしょうがないので、読みやすそうな詩集を紹介します。

    「在りし日の歌」中原中也
    「倚りかからず」茨木のり子
    「月に吠える」 萩原 朔太郎
    「若菜集」島崎藤村

    上述の小説含め、没後50年以上の著作権の切れている作者に関しては
    青空文庫 http://www.aozora.gr.jp/
    でも無料ダウンロードして読むことができます。

    利用されてみてはいかがでしょうか。
  • id:ni-papaltuti
    週刊少年ジャンプです!子供が読むものだとバカにされそうですが、書いているのは大人です!
    活字を読むのではなく、発想を読みます!
    私は図書館を卒業しました!慣れてくると早く読めるようになります!
    作者の意図を読みます
    楽しむだけでもいいです!好きなことは勝手に覚えていきます。
  • id:ATU
    おすすめは、1ソフィーの世界(わかりやすい物語にした哲学の本です)2私たちの好きだったこと(宮本輝の昔、映画にもなった事もあります)3キッチン(吉本ばななの初期の頃の本で描写や気持ちなどをとてもうまく描いている作品です)3黒い家(貴志祐介のサスペンスホラーです、本気でどきどきします)4青の炎(同じく貴志祐介の作品です)5未成年(テレビドラマにもなったとても大好きな作品です)6アンネの日記(実話なので感情がとても入って読むことができます)7赤川次郎の作品で16歳から始まり1年に一冊ずつ、1歳ずつ年を重ねていく作品で(例、若草色のポシェット等~色の~、とゆう題名になっています)

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